綾瀬はるか、話題のアクションシーン舞台裏明かす “兄”西島秀俊と夫婦役で呼び方に変化?「あなたって呼んでみたけど…」<「奥様は、取り扱い注意」インタビュー>
2017.10.11 07:00
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日本テレビ系ドラマ「奥様は、取り扱い注意」(毎週水曜よる10時~)で主演を務める女優の綾瀬はるか(あやせはるか/32)が、モデルプレスのインタビューに応じた。第1話では、綾瀬の鬼気迫るアクションシーンが話題に。今回は3ヶ月前から臨んだというアクション稽古や、現場の雰囲気などを語ってもらった。
目次
「奥様は、取り扱い注意」
同作は、『SP』『BORDER』『CRISIS』など、エッジの効いたサスペンスとアクションが出色の脚本家・金城一紀氏が原案・脚本を手がける史上最高にキュートで危険なヒロインが主婦たちのピンチを救うストーリー。
料理も掃除も家事一般はド下手だけど、正義感が超強く、怒らせたら超危険なセレブ専業主婦・伊佐山菜美を綾瀬、友人と共同でIT企業を経営しているセレブで、少し天然な菜美の行動も笑顔で許す優しい旦那・伊佐山勇輝を西島秀俊、菜美が人生で初めて友情を育む主婦友・大原優里を広末涼子、佐藤京子を本田翼が演じる。
第1話では、菜美が実は生まれて間もないころに親に捨てられ、特殊工作員として生きてきたことが明らかに。夫からのDVに苦しんでいた主婦仲間をかつてのスキルを活かして救い出す様が描かれた。
特殊工作員からセレブ主婦に
― 撮影お疲れさまです。現場の雰囲気はいかがですか?
綾瀬:少しずつペースが掴めてきた感じです。アクションの撮り方もちょっと慣れてきて、スムーズになりましたが緊張感もあり、楽しくやっています。
― 演じる菜美は特殊工作員だった過去を持つ女性ですが、設定を知った時どう思いましたか?
綾瀬:そうですね。なぜそういう職業に就いたのかということも含め、謎の深い女性だなと思いました。その女性がいきなり家庭を持ちたいと思い立って、任務中に偽造死して新たな道を歩む設定もすごく面白いなと。
― 1話のお料理が苦手な菜美さんの切ったお野菜が全部繋がっちゃってるシーン、面白かったです(笑)。
綾瀬:あんなにナイフさばきは上手なのにって感じですよね(笑)。
― 投げる方は上手なのに、刻む方には活かされないんだなと思いました(笑)。
綾瀬:ですよね(笑)。
“お兄ちゃん”西島秀俊と夫婦役「あなたって呼んでみたけど…」
― 夫の勇輝役は、大河ドラマ「八重の桜」(2013)で兄弟役を演じた西島秀俊さんですね。かつてのお兄ちゃんと夫婦役という心境は?
綾瀬:最初はやっぱり気恥ずかしさがありました。あったんですが、夫婦に見えるようにと思ってやっているうちに、だんだん夫婦っぽくなってきた気がします。元々“お兄ちゃん”と慕っていた分、逆にやりやすかったりすることも多いんですよね。1話の最後に、洋服を引っ張って回転させて脱がせるシーンがありましたけど、2人のシーンはそういうアクションっぽい要素が入っていることが多いので、「お兄ちゃん、ちょっとこう回って」って伝えたり。そうやって言い合える関係で良かったと思っています。
― 夫婦役を演じられている今も「お兄ちゃん」「はる坊」と呼びあっているんですか?
綾瀬:そうですね。たまに私は「あなた」って言ってみるんですけど。
― 夫婦っぽいですね(笑)。西島さんの反応はどうでしたか?
綾瀬:(怪訝な表情を再現しながら)二度見して、無視して行きました。「なんだお前?」みたいな顔でしたね(笑)。
― (笑)。菜美の主婦友を演じている広末涼子さんと本田翼さんの印象はいかがですか?
綾瀬:2人ともキャラクターのままというか。広末さんは一番年上なので、話をいろいろ広げてくださるし、一番年下の本田さんはキャピキャピしていて人懐っこくて可愛いです。役に並行して同じような3人の空気感ができてきているように思います。
― そうなんですね。3人の中では綾瀬さんはどんな役回りなんでしょう?
綾瀬:私はどうだろうな?微妙な役回りですよね。でも、多分ばっさー(本田の愛称)は私のことを年下か同い年くらいに思ってるかも(笑)。
― なぜそう感じるんですか?
綾瀬:なんとなく(笑)。
― (笑)。でもそれほど仲良くなれているということですよね?
綾瀬:そういうことですね(笑)。
迫力アクションシーンの裏側 金城氏からも太鼓判
― アクションシーンも見どころの1つですが、事前にどんな準備をされたんですか?
綾瀬:3ヶ月ほど前から今回のアクションの基礎になる「カリ・シラット」(※)という武術を習いました。型をひとつひとつ丁寧に教えていただいて、きちっと体に染み込ませてからそれを応用してアクションシーンにしたものを覚えていきました。
※フィリピン発祥の武術「カリ」と東南アジアで盛んな武術「シラット」を組み合わせたもの。
― 3ヶ月も前から練習されていたんですね。
綾瀬:遅いんですかね?3ヶ月前って。どうなんだろう?西島の兄さんには「俺らは半年だぞ」って言われたので(笑)。
― 厳しい…!
綾瀬:3ヶ月は短いのかもしれないです(笑)。
― 「カリ・シラット」は難しかったですか?
綾瀬:そうですね。こういう武術は初めてだったので。今まで習った技を応用する練習をしていた時、先生に「なんでもいいから自分が今まで習ったもので技をかけてきて」って言われたんですけど、すぐには出てこなくて。でも、それがだんだん出るようになってからは楽しくなりましたね。
― 綾瀬さんはすごく運動神経が良いイメージがあります。稽古でも褒められたりしたのでは?
綾瀬:しました!
― とっても嬉しそうな笑顔です(笑)。
スタッフ:「天才」って言われてました。「今まで教えた誰よりも覚えが早い」って。
綾瀬:そう!「一番早い」って褒められました。金城一紀さんに。
― すごいですね。金城さんからそんな太鼓判を。
綾瀬:金城さんはひとつひとつすごく細かいんですよ。手の向きとか掴む位置がちょっと違っても「急所はそこじゃない、ここ」って。厳しいですけど、すごくやりがいがありますね。
隠し事は得意?二面性はある?
― 菜美は旦那さんに過去を隠していますが、綾瀬さんご自身は秘密を隠し通せるタイプですか?
綾瀬:隠せなさそうですね。なんかバレそう…(笑)。
― (笑)。では、今まで隠していたけど今だから話せる秘密はありますか?
綾瀬:学生の頃、部活に行くのがちょっと嫌だなっていう日に仮病を使いました…。
― 可愛い嘘ですね(笑)。
綾瀬:でもバレてすごく怒られたんですよね、先生に。
― やっぱり隠し事は向いていないということでしょうか(笑)。綾瀬さんは、ご自身に菜美のような二面性を感じることはありますか?
綾瀬:ありますね。
― どんなところですか?
綾瀬:普段はすごくゆっくりした性格なんですけど、たまにものすごくせっかちな部分があります。
― なるほど。どういう時にせっかちになるんですか?
綾瀬:よくわからなくて。自分でも(笑)。
― 突然せっかちモードのスイッチがオンになるんですか?
綾瀬:そうかも。スイッチが入った時には「早くしなきゃ!」ってすごくテキパキできるんですけど、モードがオフになると(顔をゆるませて)もうこんな感じ(笑)。
― オフ感がすごく伝わりました(笑)。では最後に、2話の見どころをお願いします。
綾瀬:2話では菜美がなぜ工作員になったのか、そこに至る幼少期も少しずつ明らかになります。1話ごとにトラブルを抱えた主婦役の方がゲストで出演されるんですけど、2話でも犯罪に巻き込まれて胸を痛めている女性を菜美だからできるやり方で助け出そうとします。菜美ならではのやり方で解決していく姿は見ていてスカッとすると思うし、実は前向きなメッセージも込められているので、楽しみにしていてほしいです。
― ありがとうございました。楽しみにしています!
(modelpress編集部)
「奥様は、取り扱い注意」第2話あらすじ
ワケありの過去を捨て、普通の主婦として暮らし始めた菜美(綾瀬)。夫との関係がイマイチうまくいかない…という同じ悩みを持つ主婦仲間の優里(広末)と京子(本田)と一緒に、町のカルチャースクールに通いながら女子力を磨く日々だ。
艶っぽく着物を着こなして夫を迎えたら夫もその気になるのでは…という下心から、最近3人が通い始めたのが「着付け教室」。そこでも抜群の女子力のなさを発揮してしまった菜美は、色香漂う受講生・夏希(高岡早紀)から着付けの仕方から女性らしい所作まで「いろいろと」教えてもらうことになる。
その夜。早速夏希の教えを実践しようとするが、旦那の勇輝(西島)には響かず、菜美はアッサリ撃沈。優里と京子も、夏希から教わったテクニックを披露するには至らなかったらしい。一方、夏希の前には、彼女のある過去を知る的場が現れ…。
数日後、夏希が元有名AV女優だった過去が何者かによって町中に暴露された。事実を知った菜美たちは、改めて夏希の自宅を訪れ事情を聴くことに。
夫の貞之に自らの過去を打ち明けることができなかったという夏希の思いを知り、ひとまずは嵐が過ぎるのを待つことに決めた菜美。しかし、自宅にされた落書きで夏希の過去を知った貞之は家を出ていき、町内会でも大問題に。一方的に夏希を町から追い出そうとする人たちに反発した菜美たちは、自分たちの手で問題を解決しようとするのだが…。
「人に打ち明けられない過去を持つ」夏希の痛みを誰よりも理解し、彼女の力になりたいと奔走する菜美。果たして彼女は、夏希を救うことができるのか!?
綾瀬はるか(あやせはるか)プロフィール
1985年3月24日生まれ、広島県出身、血液型はB型。2000年のデビュー後、多くの作品で主演やヒロインを務め、2013年にNHK大河ドラマ「八重の桜」で主演、「NHK紅白歌合戦」の紅組司会を2度つとめた。近年作は映画「海街diary」(2015年)、「高台家の人々」(2016年)、「海賊とよばれた男」(2016年)、戦後70年特別番組「いしぶみ~忘れない。あなたたちのことを~」(2015年)など。2017年は大河ファンタジー「精霊の守り人 悲しき破壊神」に主演、映画「本能寺ホテル」が公開。2018年2月に「今夜、ロマンス劇場で」が公開予定。
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