志田未来、イメージとは違う素顔…“積極的すぎる”アプローチは「本当に怖かった」<モデルプレスインタビュー/Vol.3>
2017.08.29 19:10
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現在放送中のドラマ「伊藤くん A to E」(TBS毎週火曜深夜1:28~、MBS毎週日曜深夜0:50~/全8話)。俳優の岡田将生と女優の木村文乃がW主演をつとめる映画版(2018年初春)の公開に先駆け放送されている同作は、容姿端麗だが、自意識過剰で無神経すぎる【痛男】伊藤誠二郎(岡田)と、彼に人生を振り回される高級カバン販売員、フリーター、タルト店の店員、大学院生、脚本家の【A~E】の5人の女性たちの物語。ドラマ版では、木村が単独主演をつとめ、映画だけでは描き切れない、【A~D】の女性たちと“伊藤くん”の切なく痛い恋模様を赤裸々に映し出す。今回モデルプレスでは、【A~E】の女性を演じる木村、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆にインタビューを実施。Vol.3は、【B】自分の殻に閉じこもる女・野瀬修子を演じる志田のインタビューをお届けする。
目次
「伊藤くん A to E」ドラマ化
同作は2014年本屋大賞にランクインした「ランチのアッコちゃん」をはじめ、あらゆる世代の女性から熱い支持を受ける作家・柚木麻子が、2013年に発表し、自身初の直木三十五賞候補作となったロングセラー恋愛小説を廣木隆一監督が実写化。伊藤くんにストーカーまがいの好意を持たれることに対処できず、恋も夢も言い訳ばかりで一歩を踏み出せない【B】「自分の殻に閉じこもる女」志田のほか、落ち目の脚本家で【A~D】の恋愛相談を利用し、再起をかけて新たなドラマの脚本を書き始める【E】「崖っぷちアラサ―毒女」矢崎莉桜役を木村、【A】「ぞんざいに扱われる女」高級カバン販売員・島原智美役を佐々木、【C】「愛されたい女」タルト店の店員・相田聡子役を池田、【D】「高学歴の鉄壁女」相田聡子の親友で大学院生・神保実希役を夏帆がそれぞれ演じる。
このほか男性キャストには、【E】(木村)のかつてのパートナーで、【A~D】4人の恋愛相談をネタにしたドラマ企画をけしかけるプロデューサー・田村伸也役に田中圭、莉桜の大学の後輩で、今や彼女の存在を脅かす売れっ子若手脚本家・クズケンこと久住健太郎役に中村倫也、ドラマ版のみの出演となる莉桜がかつて脚本を手がけた伝説の大人気ドラマ「東京ドールハウス」に出演する主演俳優・沖田役に山田裕貴。
ドラマでは、【A~D】4人の女性たちが語るそれぞれの“伊藤くん像”を、莉桜が妄想する姿として、田中(【A】の伊藤)、中村(【B】の伊藤)、山田(【C】の伊藤)が、自身の本来の役どころとは別に演じ分け、徐々に本物の“伊藤くん”へと迫っていく莉桜の目線を追体験できる演出が施されている。
新境地開拓「すごく楽しかった」
― 今回、志田さんは“自分の殻に閉じこもる女”を演じていますが、ご自身の演じる役の印象を教えてください。志田:“伊藤くん”も結構痛男(いたお)だと思うんですが、私が演じた修子もかなりのダメ女だなという印象を受けました。自分の周りで起きる嫌なことを、全部周りのせいにするし、他力本願だし、「本当の自分の居場所はここじゃない」とか言うし…とんだ女だなと思いました(笑)。
― 演じる上で意識したことは?
志田:常にダラダラした喋り方をイメージしてみました。お洋服やお化粧にも興味のない子なので、常に面倒くさそうに。
― 新鮮なイメージですね。
志田:自分でもなかなか演じたことのない役だったので、すごく楽しかったです。
イメージとは違う素顔 “殻に閉じこもる女”に共感
― 親友に甘えている修子ですが、共感できる部分はありましたか?志田:私も友達や親しい人に甘えてしまうので、似ている部分はあるのかなと思いました。ただ、きっと女の子なら誰もがこういう一面を持っているんだろうなと。もちろん、修子は行き過ぎなんですけど(笑)、共感できる部分のある役柄だと思います。
― ほかに、【A】【C】【D】【E】の女性が登場しますが、その中で比べて1番共感できたのは修子でしたか?
志田:はい。自分もよく「面倒くさい」って言いますし、悪いことが起きても「これは自分のせいじゃない!」って思いたいタイプなので、1番似ていると思います。
― しっかりされているイメージがあったので意外です!
志田:いやいや(笑)。面倒くさがりで甘えて…私グダグダですよ!
“積極的すぎる”アプローチは「本当に怖かった」
― 修子は5人の女性の中で、唯一“伊藤くん”にアプローチされる役柄。“積極的すぎる”アプローチ法でしたが…。志田:本当に怖かったです。私の“伊藤くん”は中村(倫也)さんが演じていたんですが、中村さん本人も怖くなるくらい(笑)。全力で走って追いかけてくるシーンがあって、そこは本気で逃げてました。あと、“伊藤くん”が歌いながら待っているシーンも怖くて怖くて…痛男でした。
― 中村さんとは初共演で。
志田:はい。中村さんは本読みの段階から、もう役を作っていらっしゃって、すごく引っ張っていただきました。この“伊藤くん”だからこそ、修子はこんなに嫌がるんだろうなと思いました。修子が「うざい」という思う気持ちに、自然と共感できました。
― 女性陣だと、木村さんとご一緒するシーンがあったかと思いますが、いかがでしたか?
志田:相談に乗ってもらうという立場だったので、木村さん演じる莉桜に依存していく様を上手く表現できればいいなと思っていました。
― 志田さん自身は、相談するタイプですか?されるタイプですか?
志田:どちらもあまりないです。私は自分自身で解決しますし、周りにもそういう友達が多いと思います。基本的にあまり悩まず、直感で生きているというのもあるかもしれません。
恋愛に悩んでいる読者へ…
― 恋愛に悩んでいる読者に向けに、このドラマの見どころポイントを教えてください。志田:皆それぞれ魅力的だけど、皆それぞれ何か欠けてるからこそ、本当に共感できるキャラクターになっていると思います。色々なタイプの女性が出てきて、誰か1人は共感できる人がいると思うので、温かい目で見ていただきたいと思います。
― 自分と重ね合わせ、学ぶことも多いですよね。
志田:そうですね。“伊藤くん”と関わったことによって、それぞれ成長していくんですが、そこも見どころになると思います。「人からはこう見えてるんだ」とか、逆に「なんで、そうなるの!?」とか、楽しんでほしいです。
“夢を叶える秘訣”
― では、最後に志田さんがこれまでのキャリアを振り返って実感する「夢を叶える秘訣」を教えてください。志田:目標や夢を口に出すことだと思います。「クレヨンしんちゃん」(※「映画クレヨンしんちゃん 襲来!! 宇宙人シリリ」にゲスト声優として出演)のお仕事がずっとやりたかったんですが、自分の中で思っているだけではなく、周りにどれだけの思いでこの夢を叶えたいんだってことをアピールしました。10代の頃からずっと言い続けてきた夢だったので、本当に嬉しかったです。これからも、夢は口に出していこうと思っています。
― ありがとうございました。
<3話>【B】自分の殻に閉じこもる女
第3話(MBS8月27日・TBS8月29日放送)は、【B】野瀬修子の物語。“伊藤くん”からストーカーまがいの好意を持たれる、バイトに身の入らないフリーター・修子。積極的すぎるアプローチに嫌気がさす彼女。他力本願な修子はどう成長していくのか?(modelpress編集部)
志田未来(しだ・みらい)プロフィール
1993年5月10日生まれ、神奈川県出身。2005年連続ドラマ「女王の教室」(日本テレビ系)で一躍脚光を浴びる。2006年には「14才の母」(日本テレビ系)で連続ドラマ初主演、その後も数々の作品に出演しており、今年は連続ドラマ「ウツボカズラの夢」(8月5日~、東海テレビ・フジテレビ系) や、スペシャルドラマ「最上の命医 2017」(8月23日放送、テレビ東京系)に出演。ドラマあらすじ
矢崎莉桜(木村文乃)、32歳。職業・脚本家。5年前に担当したドラマ「東京ドールハウス」は大ヒットを記録し、伝説の恋愛ドラマを書いた脚本家になりつつあったが、以降ヒット作を出せず、過去の栄光になんとかすがってプライドを保っている。そんなある日、「東京ドールハウス」をネタに書いたエッセイ本「ヒロインみたいな恋をしよう!」が発売され、トークショーを開催することに。「ほんの少しの知識と勇気があれば、恋はきっと叶うんです」。恋愛について講演する莉桜の話を真剣に聞く女性たち。けれど莉桜の心の声は──「私が笑えば無条件に頷く、つまらない女たち……」毒舌だ。
かつて、公私ともにパートナーだったドラマプロデューサーの田村伸也(田中圭)が、トークショーに参加した女性たちの恋愛相談企画を勝手にすすめていたことも気に入らない。「くだらない…」と思いながらもアンケート用紙に目を通すと、4人の女性たちに“ある共通点”があることに気づく。それは、彼女たちが相談している男の名前がみんな“伊藤”だったことだ。偶然?
莉桜は恋愛相談の当選者として、島原智美(佐々木希)、野瀬修子(志田未来)、相田聡子(池田エライザ)、神保実希(夏帆)に会って話を聞くことにする。彼女たちを振り回す男たちは、みな容姿端麗らしいが、自意識過剰で幼稚で無神経。聞くにつけ首をかしげたくなるほどの「痛男」。こんな男のどこがいいのか―。
恋愛相談を利用し、再起をかけて新たなドラマの脚本を書き始める莉桜は、徐々に4人が語る伊藤が同一人物ではないかと考え始める。いったい伊藤は何者なのか―。彼の狙いとは―。
待ち受ける予測不能な衝撃のラストに誰もが震撼する―。
【Not Sponsored 記事】
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