【注目の人物】“ギャル家元”五月千和加を直撃 ド派手ビジュアルの日本舞踊界異端児…なぜ個性を貫き続ける?
2017.08.01 18:30
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“いま”見逃せない人物をモデルプレス編集部がピックアップして紹介していく<注目の人物>シリーズ。今回は、日本舞踊五月流の三代目家元で、その個性的なビジュアルから”ギャル家元”として注目を浴びている五月千和加(さつき・せんわか)をフィーチャーする。
異色の”ギャル家元”として話題に
五月は、1992年1月生まれ、東京都出身の25歳。9歳で東京・歌舞伎座にて五月流三代目を襲名。2010年18歳のときに五月千和加を継承する。そして、2013年、国立劇場大劇場二日間公演において五月流三代目家元を襲名。現在は、五月流の運営、300人以上いる門弟への指導に加え、文化人としてメディアを通じての活動も行っている。
アリエルを意識したド派手な髪色などいわゆるギャルなルックスと家元という異色のプロフィールが”ギャル家元”と注目を集め、今年1月に放送された日本テレビ系バラエティ番組『沸騰ワード10』(毎週金曜よる7時)には「前代未聞の美人跡取り」として出演。業界にはかなり異端の存在として激震を走らせたが、小道具にギャル要素を取り入れたりミュージカルとコラボレーションしたりと、個性を活かし、日本舞踊の新たな可能性を開拓している様子が紹介された。
7月放送のテレビ東京『おしゃべりオジサンと怒れる女』(毎週土曜よる11時55分)では、坂上忍が魅了された様子が話題に。また、7月放送のNHK WORLD「Kawaii International」では日本のカルチャーを世界に発信するギャル家元として出演。世界160カ国に放送された。SNSでの発信も盛んで今後、ファッション、美容の分野でも活躍が期待される。
五月千和加が個性を貫くワケ
モデルプレスの取材に対し、「高校2年生の頃から、世間でいう“ギャル”を貫き通しておりますが、ただ派手ではなく個性を大事に、その時の『自分がなりたいスタイル』をいつもしております」と答えた千和加。こだわりは「何と言っても原色に近い赤、お尻まであるスーパーロングヘアです」といい、「いつもツヤツヤ、サラサラでいたいので月2回はメンテナンスに行っております」と日々のケアを明かした。もともとギャルという自覚はなく、“ギャル家元”というフレーズも自分発信ではなかったそう。しかし、「このフレーズが嫌だな、なんてもちろん思ってはなく、皆様に覚えて頂けるので嬉しいと思っております」と心境を語っている。
もちろん、伝統芸能だけに現在のスタイルを業界で認めてもらうには苦労があったようで、「未だに、遠回しに様々な小言を言われます。日本舞踊家らしく、と」とも。「ただ、何事も変えようと思う時は人と同じことをやっていてはいけないし、自分に信念がないと先駆者にはなれないと思いました」と強い意志を表明し、困難を乗り越えたきっかけとして、「普段は寡黙な私の父が、『中途半端だから突かれるんだ。出る杭ではなく、打てなくなるくらい出てしまえ。ただ、芸道だけはそれるな』と、叱咤してくれたことです」と父親の言葉をあげている。
テレビ出演の反響は実感しているといい、「思いの外、反響は良く、『日本舞踊に興味が湧いた、応援したい』とのお声があります。いい意見も悪い意見も、どちらも大切な世間の声ですので真摯に受け止めこれからも活動して参りたいものです」と謙虚に意気込んでいる。
Q1.メイクのこだわり、好きなコスメアイテムは?
メイクのこだわりは、舞台に立つことが好きなせいか、普段でも太陽の光や照明を意識し、キラキラと反応するものをつけております。ラメなど。好きなコスメアイテムは、スワロフスキーのストーンです。いつもどこかしらにつけてインパクトを与えるように心がけております。Q2.ヘアのこだわり
髪を染め長くする上で、乾燥や痛みを感じさせるのだけは避けたいので、トリートメントは欠かせません。長さも人とあまり被らないようお尻までと異様なヘアスタイルにしています。Q3.好きな男性のタイプ
お互いの時間を大切にでき、相手を信じ尊敬できる寛大な人。見た目は男らしい人で、野生的な感じの男性が好みです。ワンちゃんと過ごす時間が何より幸せなので、同じワンちゃん好きであると尚良いです。Q4.好きな言葉(座右の銘)
四字熟語では諸行無常と温故知新。The flower that blooms in adversity is the rarest and most beautiful of all.(逆境の中に咲く花は全ての中で一番稀で、一番美しい)
どんな辛い日があろうとも、高貴ある日本民族の一人として生まれたことを忘れてはならん。人の世話には努めてならず。人に対する世話は進んでせよ。精神と肉体を鍛え自覚ある立派な人間になれ。(ミュージカル 異国の丘)
Q5.これだけは他の人に負けない!
もちろん日本舞踊です。他、負けないと思うことは書道です。Q6. スタイルキープ(体作り/健康維持)のためにやっていること
パーソナルジムに週二回、食事管理もしていただいております。他の曜日は一般的なジムで有酸素運動をしています。自宅では、必ず8時にしっかり朝食をとること。夕飯は18時までにとること。お米は全て玄米。朝のフルーツとブロッコリー、納豆、魚は欠かせません。なるべく動物性たんぱく質を摂るようにしています。Q7.最近ハマっていることは?
海外ドラマです。ただ、1日何時間と制限しないと先が気になって危険です!笑Q8.最近した初体験
ひょうです。25年間であんなに大きく尖ったひょうは初めてです。愛車のボンネットは 柄なのかな?と思うくらいボコボコになってしまいました。Q9.今、一番会いたい人(憧れ・尊敬している人)
尊敬している人は故・中村勘三郎さんです。今会いたい!と思う人は、ANZEN漫才のみやぞんさんです。人を明るく、幸せな気持ちに出来る方は若くても尊敬します。Q10.今、最も情熱を注いでいること
いつ何時も日本舞踊です。いかに広めるか、どうやって海外まで伝えるかを考えております。プライベートでは愛犬と過ごす時間に情熱を注いでおります。犬の寿命は悲しきかな人間よりはるかに短いです。口も聞けず、飼い主だけを信じ生きていますので、その子と一緒に居られる時間を1分でも多く有意義に過ごせるようにしています。Q11.今、悩んでいること
髪が赤く、汗などで落ちるため、寝具や洋服が白を選べないこと。Q12.最近泣いたこと
愛犬の中の一匹が死んだこと。その子はもともと捨て犬で、全身重度のアトピーでした。色々な意味で手がかかる子だったからこそ失った時 心に穴が空いた気持ちになりました。もう少しできることがあったのではないかと自分を責め泣きました。Q13.今後は“ギャル家元”を武器にどんな活動をしていきたいか?
夢はこの目立つ容姿、キャッチフレーズと共に日本だけでなく海外へ向け日本舞踊をどんどん広めていきたいです。それが夢でもあり、使命でもあると自負しております。Q14.夢を叶える訣
夢はみるものではなく叶えるものだと言われますが、とにかく行動にうつさないと何も始まりません。ひょんな事がキッカケになるかもしれない、一寸先のことは誰にもわかりません。夢は大きく持ち、それに向け日々、どんなことでも挑戦し何事にも一所懸命にすること。自分の経験からすると、何かを恐れていると結果が生まれにくいということ。やったもん勝ちです、失敗したらそれを経験に次に活かせばいい。自分を信じて前へ突き進むこと。人に何を言われようと、今、伝説と呼ばれる人もかつては同じ赤ちゃんです、人に迷惑だけはかけず、どんな小さなことも見逃さず人との縁を大切に生きることです。(modelpress編集部)
五月千和加プロフィール
身長:159cm生年月日:1992年1月30日
血液型:A型
出身地:東京都
Twitter:@SenwakaSatsuki
Instagram:@satsuki_senwaka
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