藤井萩花/ShuuKaRen(画像提供:所属事務所)

<藤井萩花インタビュー>「迷いは正直ありました」Flower・ShuuKaRenに専念する理由とは?「E.G.family」を初めて語る

2017.06.07 18:06

5日、ガールズ・エンタテインメント・プロジェクト“E-girls”が、アーティスト集団「E.G.family」として組織を拡大させ、新体制となり活動することを発表した。これに伴い、E-girlsはこれまでの19人から11人体制となる。今回モデルプレスでは、FlowerShuuKaRenの活動に専念することになった藤井萩花にインタビューを実施。藤井萩花が、本件について取材に応じるのは、初となる。

E-girlsは「E.G.family」へと進化

「E.G.family」(画像提供:所属事務所)
「E.G.family」(画像提供:所属事務所)
2011年4月、Dream、Happiness、Flowerの3つのグループが集まりガールズ・エンタテインメント・プロジェクトとして始動したE-girls。それから6年が経ち、「これからも輝き続けるため」にメンバー19人で話し合った結果、プロジェクトを「E.G.family」として進化させ、19人全員がそれぞれの夢を叶えるべく、新しい道に進むことを決断した。

新生E-girls(画像提供:所属事務所)
新生E-girls(画像提供:所属事務所)
E-girlsはプロジェクトからチームとなり、ヴォーカル鷲尾伶菜(Flower)・藤井夏恋(Happiness/ShuuKaRen)・武部柚那(スダンナユズユリー)、パフォーマー楓(Happiness)・佐藤晴美(Flower)・須田アンナ(Happiness/スダンナユズユリー)・坂東希(Flower)・SAYAKA(Happiness)・YURINO(Happiness/スダンナユズユリー)・石井杏奈・山口乃々華の11人体制で“新生E-girls”として始動。

藤井萩花FlowerShuuKaRen、重留真波・中島美央はFlower、MIYUU・川本璃はHappinessの活動にそれぞれ専念する。

Dreamに関しては、各メンバーが名字のように名前を名乗ることでグループを残していく形に。Dream Ayaはチーフ・クリエイティブ・マネージャーとなりヴォーカル・パフォーマーを引退、Dream Amiはソロ活動に専念、Dream ShizukaはDANCE EARTH PARTYのヴォーカルとして活動する。

藤井萩花が初告白<モデルプレスインタビュー>

FlowerShuuKaRenという2つのグループに専念する藤井萩花

その理由は?そこで表現したいものとは?何が彼女を突き動かしたのか?――そのすべてを、初めて語る。

Flower・ShuuKaRen専念の理由は?

藤井萩花/Flower(画像提供:所属事務所)
藤井萩花/Flower(画像提供:所属事務所)
― 今回の決断に至った経緯を教えてください。

藤井:E-girlsの活動をさせていただいたり、ShuuKaRenで歌を歌わせていただいたり、モデルの活動をさせていただいたり、演技に挑戦させていただいたり、色々な経験をさせていただくことで、増えた夢もあって、その中でより、表現したいものが明確に見えてきたんです。元々Flowerとしてデビューして、そのあとにE-girlsというプロジェクトが始まって、ここ何年かで想像以上の経験ができたことで、改めて自分の表現したいことが徐々に明確になりました。それを自分の中で組み合わせていったときに、このタイミングでFlowerShuuKaRenに集中して活動することを決めました。

― 迷いはありましたか?

藤井:迷いは正直ありました。E-girlsはポップでカラフルで笑顔を届けるというテーマがあって、Flowerは小竹正人さんの歌詞の世界観を表現していて…違うものだからこそ、パフォーマーとしてどうしていくのがベストなのかという葛藤があったんです。そんな中で、ShuuKaRenでも違うジャンルの楽曲にチャレンジして、歌もやらせていただいたときに、すごく刺激を感じました。そこで感じたことが将来に繋がったというか。今までは、チャンスを与えていただいて、その中で頑張っていくという伝え方だったんですけど、これからはよりリアルに自分のことを自己プロデュースしたいと思うようになりました。個人としてもパフォーマーとしても、自分から発信していくことって大事だな、自分が感じたことを皆さんに伝えられる表現者になりたいなと、目標が明確になったんです。これから、E-girlsとして伝えてきたイメージとは違った部分も出てくるかもしれませんが、それを皆さんに楽しんでいただけるようになりたいと思います。

― Flowerは、鷲尾伶菜さん、佐藤晴美さん、坂東希さんがE-girlsとしても活動を続け、萩花さん、重留真波さん、中島美央さんはそれぞれのグループに専念するという形に。

藤井:メンバー会議では、それぞれの意見を主張し合うことはなく、それぞれ自分の中で考えて出した最終的な結論を、全体の会議で全員から聞きました。Dreamさんの決断は、以前から将来のお話をする中で、メンバー同士が分かり合えていたことだったんですが、FlowerやHappinessから専念するメンバーが出てくることは、誰も想像できなかったことだと思います。ただ、元々E-girlsはプロジェクトとしてスタートして、今回それが「E.G.family」という形になったということで、感覚的にはあまり変わらない気もしています。「E.G.family」として表現できることは、無限にあるし、ファン皆さんへのご報告は驚かせたり戸惑わせたりしたかもしれませんが、より楽しんでいただけるように頑張っていけたらと思います。

― (藤井)夏恋さんとは、今回の件についてお話ししましたか?

藤井:そういう場を設けて、改めてじっくりっていうのはなかったですけど、2人でいるときに話すことはありました。夏恋も最初は驚いていました。でも、私が好きなことや目指したいもの、発信していきたいことは、やっぱり家族だからこそ元々理解してくれている面もあって。家族としての信頼関係があるので、そこは素直に話しやすかったです。

― 決断の前に、誰かに相談やアドバイスをもらうことは?

藤井:それはなかったです。今回だけではなく、新体制になって、これからは自分次第だなと感じているので、まず自分で考えるようにしています。

”リアル“を発信できる表現者に…

― 萩花さんから見た、新生E-girlsはいかがですか?

藤井:Dreamさんがいたときは、やっぱりすごく引っ張ってくださっていたんですよ。でも、新体制になって、誰が引っ張るとかではなく、全員が先頭に立って走っていこうというパワーを感じます。そのパワーに影響されて、相乗効果でそれぞれのグループが盛り上がっていければと思いますね。

― これからの活動の中で、チャレンジしてみたいことは何ですか?

藤井:私は「JJ」でモデルをやらせていただいたことで、色をつけてもらったなと感じているんです。デビュー当時とか、E-girlsに入りたての頃から比べて、皆さんに育ててもらったなと。そこで経験できたことに影響されて、好奇心も生まれて、「自分だったら、これはこうしたいな」「次はああしてみたいな」って考えることがすごく増えました。だから、今度はつけてもらった色を、自分自身で発信できるように、私が感じたことを作品に込めて届けていきたいなと思います。それは、「答えがこうです」って発信の仕方ではなく、受け取ってくださる方々それぞれの感じ方で色々な捉え方ができるようなものにしていきたいです。

― クリエイティブな部分ということですか?

藤井:そうですね。今までは、組み立てられているものを、皆で頑張って完成させようって形が多かったんですが、もっと1からというイメージです。

― 今回の発表を受け、ファンの方に“これだけは自分の言葉で伝えたいこと”は?

藤井:ファンの皆さんのおかげで、今の自分がいると思っています。今まで、E-girlsとして“笑顔”を皆さんにお届けできたことは、自分にとっての財産になっていますし、だからこそ自分のリアルを皆さんに届けられるようになりたいと決断できました。この先もずっと表現者でいたいので、「E.G.family」という進化のタイミングを自分にとってのチャンスにもしていきたいです。これからは、本当に自分次第だと思っています。私も最初は不安や怖い部分があったんですけど、ファンの皆さんの応援があったからこそ、色々なことを考えられるようになりました。今は前向きなパワーの方が大きいですし、早く皆さんに色々なことを届けていきたいという気持ちです。「E.G.family」というプロジェクトを盛り上げられるように頑張りますので、これからも応援してください。

“夢を叶える秘訣”

― では、最後に新たな一歩を踏み出す今だからこそ実感する“夢を叶える秘訣”を教えてください。

藤井:強い意志だと思います。それこそ夏恋とか家族とか友達とか、それぞれ意見が違うので、その中でどれだけ自分がこれだって思ったことを貫いていけるかどうか。強い意志があれば貫き通せると思うので、自分の意志や大切なことを見失わないようにしていくことが大事だなと。やっぱり軸がブレちゃうと全部がブレちゃいますし、自分の軸はブラさないように、でもアドバイスしていただけることは柔軟に取り入れながら、より強い意志を発信していけるかが秘訣だと思います。

― ありがとうございました。

メモリアル・ライブ開催

今回、E-girlsは、7月15・16日にさいたまスーパーアリーナ2DAYS「E-girls LIVE 2017 ~E.G.EVOLUTION~」を開催することをあわせて発表。

19人のE-girls6年間の集大成となるライブであり、新生E-girls、「E.G.famil」の新たな時代への第⼀歩となるメモリアル・ライブ。出演は19人体制のE-girls、11人体制の新生E-girls、Dream Ami、DANCE EARTH PARTY、Happiness、FlowerShuuKaRen、スダンナユズユリーで、進化したカタチをこの場で体感できる2日間となる。

E-girlsのファッションアイコンとして絶大な支持を集めてきた藤井萩花は今、新たな道に進む決意をした。これからはより、1人の表現者として彼女自身の個性を確立させていく。その覚悟と存在がきっと、「E.G.famil」のスパイスとなり、新たな道となる。(modelpress編集部)

藤井萩花(フジイ・シュウカ)プロフィール

誕生日:1994年10月14日
出身地:大阪府
血液型:A
身長:166.5cm

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