SCANDALのファッション流儀(左から)TOMOMI、HARUNA、RINA、MAMI(C)モデルプレス

SCANDALのファッション流儀「イメチェンと紫とUKとInstagram」モデルプレスインタビュー

2017.02.15 17:00

2016年8月に結成10周年を迎えたガールズバンド・SCANDALにモデルプレスはインタビューを敢行。前編では、ビジュアルと音楽の関係性を語ってもらったが、後編となる今回は、個人のファッションなどをフィーチャーする。(後編)

HARUNAの大胆イメチェン

― 先ほどのインタビューでは、音楽とビジュアルの関係性を語ってもらいましたが、みなさん個人で今大切にしているファッションやメイクを教えてください。

HARUNA:先月末に髪型をチェンジしました。これまで前髪も長くて落ち着いた色がいいのかなって思い込んでいたんです。ベストアルバムのアー写を撮る時も、みんなが抱いてくれているイメージに近いものを撮ったんですけど、やっぱり10年前の自分とは変化しているし、しっくりこなかったんです。それで中途半端だと思い、前髪を切って色も変えてみました。

― イメチェンしてどうでした?

HARUNA:心が晴れたというか、枠をはみ出ることの楽しさを知ったような感じがします。

― いいですね。気持ちを変えたい時に、髪を切るっていうのは女性らしくて良いですよね。

HARUNA:そうですね。髪を切ることで服装も変わったり、買ったけどしっくりこなかったジャケットが髪を切ったら意外といけるなと思ったり。

― ありますねー!

HARUNA:そんなこともあるんだなと思いました。だからこれから、ファッションもちょっとずつ変化させて楽しみたいなと思います。

SCANDAL(左から)TOMOMI、HARUNA、RINA、MAMI(C)モデルプレス
SCANDAL(左から)TOMOMI、HARUNA、RINA、MAMI(C)モデルプレス

MAMIのヘアスタイルのこだわり

― 続いてMAMIさんはどうですか?

MAMI:私は制服を脱いだタイミングで一気に金髪に染めて、それから様々な色に挑戦してきました。そのたびに注目してくれる女の子が、ありがたいことに増えてきている感覚もあって。そう思うとステージから見える景色もガラッと変わったんですね。なので、これからも髪型や髪色で遊んでいけたらいいなって思います。

RINA:洋服も結構奇抜よね。形が個性的な洋服を着てる。

MAMI:うん。色や形だったりは、変形したものが好きだっていうことも大きいです。髪の毛に合わせて洋服も選ぶことが多いので、明るいとカラフルなファッション、モノトーンだったら結構どれでも合わせられたりって。

― ちなみにこのカラーが良かったなって髪色はありますか?

MAMI:紫です。

TOMOMI:紫良かったよね、好き。

MAMI:ありがとうございます(笑)。

― ちなみになぜ紫が一番?

MAMI:寒色が好きなんですよ。青率も高かったりするので、1周して戻ってくるのって冷たい色が多いです。なんでですかね(笑)。

TOMOMI:似合う。

RINA:似合うよね。

SCANDAL(左から)TOMOMI、HARUNA、RINA、MAMI(C)モデルプレス
SCANDAL(左から)TOMOMI、HARUNA、RINA、MAMI(C)モデルプレス

TOMOMIの音楽とファッション

― ではTOMOMIさん。

TOMOMI:最近プライベートではロンドンのストリートっぽさをテーマにやってます。

RINA:よくチェックを着てるよね。

TOMOMI:はい。チェックを着たりします。去年の末、Oasisの「スーパーソニック」っていうドキュメンタリーを見てからずっとUKモードなんです(笑)。だから聴いてる音楽で、ライフスタイルやファッションも決まってくると思ってます。

― 音楽から入ってファッションが決まるんですか?

TOMOMI:自然とそうなっていきますね。音楽を聴いてそのテンションになり、そういう服が着たくなって…。

― ちなみにUKの前はなんでしたか?

TOMOMI:真逆のUSでした。レッチリ(Red Hot Chili Peppers)を聴いたり、アメリカのわかりやすいロックを結構聴いてて。その時はラフなアメカジっぽい感じが好きでした。

SCANDAL(左から)HARUNA、RINA、TOMOMI、MAMI(C)モデルプレス
SCANDAL(左から)HARUNA、RINA、TOMOMI、MAMI(C)モデルプレス

RINAの古着とInstagram

― RINAさんは?

RINA:ヴィンテージのアイテムが好きなので、基本古着ですね。なかでもヨーロッパのアイテムが好きで、古着屋さんへ行くためにヨーロッパ旅行をしたりしています。お正月もパリとロンドンの古着屋さんへ行ってました。

― おぉーすごい。古着の魅力は?

RINA:古くならないんです。大まかに流行りはあるとは思うんですけど、ヴィンテージのアイテムってすごく自由度が高いと思います。時代に流されにくいし、誰とも被らない。自分の本当に好きなスタイリングで遊べることが楽しくて。

― ちなみによく行く古着屋さんはどこですか?

RINA:渋谷の「Grimoire」と「birthdeath」にはよく行きますね。店員さんと仲良しなんです。あとは行ったことがないところでも、気になったらふらっと入ったりします。

― RINAさんと言えば、Instagramもとってもオシャレですよね。

RINA:嬉しいです。こだわりが強すぎて、アップする度にいつもすごくドキドキするんです(笑)。全体をバーって見た時、世界観が崩れないようバランス命でやってます。

― 本当に写真集のようで。

RINA:自分の雑誌を作ってる感覚。めちゃくちゃ楽しいです。

― 見ていて自撮りがないなと思いました。

RINA:最近、自撮りってどうやって撮るんだっけって思うようになりました(笑)。ミラー越しのセルフィーは撮りやすいんですけど、レンズをこっちに向けて撮る自撮りはしなくなりました。ファッションだけでなく、物とか街並みもわかるように写真をアップしているので、それもみんなに見て欲しいです。

投稿が見つかりません

― InstagramはRINAさんの世界観を表現する場だと。今の時代、周りからどう見られたいかという基準で、どんな写真をアップするかを決めることも多くなりましたよね。

RINA:10代の子を見ていると、SNSありきで行動するようになっているのをすごく感じます。インスタにアップしたいから今日お出かけしよう、ここに行くからこの洋服で行こうとか。全員が意識高い時代だなって思うんです。見ていて楽しいです。

― 確かに。お店側もインスタ映えを中心に考えるところが増えてきましたよね。

RINA:そうですね。写真映えする料理、内装にしようとか。楽しい時代ですね!

SCANDAL(左から)TOMOMI、HARUNA、RINA、MAMI(C)モデルプレス
SCANDAL(左から)TOMOMI、HARUNA、RINA、MAMI(C)モデルプレス

夢を叶える秘訣

― 最後にモデルプレス読者へ向けて、夢を叶える秘訣を教えてください。

MAMI:私はもともとこの世界を夢見てたわけじゃなく、スクールのスタッフの方に楽器を勧められてバンドを組んだいきさつがあるんです。それでストリートライブから始めて、デビューさせてもらって、今こうやって活動できている。あの時「楽器やってみたら?」って声をかけてもらったことって、今思うとすごいチャンスだったと感じていて、どこにチャンスが転がっているのか本当に分からないなって思います。だから何かチャンスがあったら、自分に影響を与えないものだと捉えずに、最初は軽い気持ちでもいいからトライしてみてほしいと思います。

TOMOMI:声に出すことが大切だと思います。私たちもお客さん0人だった時から、大阪城ホールでワンマンライブをしたいという夢があって、ストリートライブをしながら、絶対に大阪城ホールでやりますって叫んでたんです。口に出すと、同じ思考を持った方が集まってくれてチャンスも広がるし、声に出したからには何としてもやるっていう言葉の責任も出てくる。実際に大阪城ホールでワンマンもできたので、言霊というものは絶対にあると思います。

RINA:私は好きなことに詳しくなることだと思います。たとえば映画が好きだとして、この監督はこの映画も撮ってる、デザイナーさんはこの人で、だからこの3本の作品が好きなんだとか、ちょっと踏み込んで話せるようになることで自分がなぜ好きなのかを自分自身でわかるようになると思うんです。ひとつ詳しいものがあることで、自分に自信が持てるようになれるし、そこから何かに繋がっていくと私は思ってる。だから、まずは好きなことに詳しくなることから始めるのもとっても良いと思います。

HARUNA:夢を叶えた自分を想像すること。そういった自分が想像できれば、そのために何が必要なんだろう、どういう行動を取ればいいんだろう、どんな発言をすればいいんだろうといったことが自然と湧いてくるような気がします。私は小さいころから歌手になりたいという夢があって、そのことだけを考えて生きてきたので、自然と近づいていけるようになったし、いろんなチャンスも回ってきました。

― ありがとうございました。

SCANDAL(左から)TOMOMI、HARUNA、RINA、MAMI(C)モデルプレス
SCANDAL(左から)TOMOMI、HARUNA、RINA、MAMI(C)モデルプレス
(modelpress編集部)

番組出演情報

「SCANDAL BEST ALBUMリリース記念SPECIAL LIVE(2月15日21:00~/AbemaTV)
「SCANDAL MUSIC VIDEO SPECIAL」(2月15日21:30~23:30/AbemaTV)

リリース情報

ベストアルバム「SCANDAL」(2017年2月15日)アー写
ベストアルバム「SCANDAL」(2017年2月15日)アー写
SCANDALベストアルバム「SCANDAL」(2017年2月15日)通常盤
SCANDALベストアルバム「SCANDAL」(2017年2月15日)通常盤
SCANDALベストアルバム「SCANDAL」(2017年2月15日)初回生産限定盤
SCANDALベストアルバム「SCANDAL」(2017年2月15日)初回生産限定盤
SCANDALベストアルバム「SCANDAL」(2017年2月15日)完全生産限定盤
SCANDALベストアルバム「SCANDAL」(2017年2月15日)完全生産限定盤
ベストアルバム「SCANDAL」
発売日:2015年2月15日
形態:完全生産限定盤、初回生産限定盤、通常盤

【収録曲】
<Disc 1>
1. SCANDAL BABY
2. Stamp!
3. 少女S
4. ピンヒールサーファー
5. S.L. Magic
6. スイッチ
7. Departure
8. Hello! Hello!
9. テイクミーアウト
10. 下弦の月
11. OVER DRIVE
12. LOVE SURVIVE
13. 太陽と君が描くSTORY
14. 会いたい
15. ちいさなほのお
16. EVERYBODY SAY YEAH!
17. Image
18. FREEDOM FIGHTERS(新曲)

<Disc 2>
1. 瞬間センチメンタル
2. 太陽スキャンダラス
3. サティスファクション
4. LOVE ME DO
5. 夜明けの流星群
6. ビターチョコレート
7. 会わないつもりの、元気でね
8. Welcome home
9. Sisters
10. DOLL
11. Flashback No.5
12. カゲロウ –album mix-
13. HARUKAZE
14. one piece
15. 声
16. Your song
17. HELLO(新曲)
18. SCANDAL IN THE HOUSE

SCANDAL(スキャンダル)プロフィール

2006年大阪・京橋で結成。2008年「DOLL」でデビュー。翌年には「少女S」でレコード大賞新人賞受賞。2012年3月には日本武道館公演を異例の速さで達成し、翌2013年3月には夢であった大阪城ホール公演を5分で即完させるなどライブでの実績を重ねていく。

2014年6月にはプリンセスプリンセス以来、23年ぶり2組目となる横浜アリーナ2DAYS公演を成功させる。近年ではSCANDALの影響で楽器を始める女子も増え、2015年11月第6回SCANDALコピーバンドコンテストには国内外から637組のエントリーが集まり10代女子を中心に絶大な人気を誇っていることを証明。

2015年SCANDAL史上最大世界9カ国41公演の初の単独ワールドツアーを大盛況に収め、4万人動員の初の東名阪アリーナツアーを開催。そして2016年8月に結成10周年を迎え、結成地大阪にて1万人を動員し野外コンサートを開催。そして2017年3月11日より、ベストアルバムを引っ提げての全国47都道府県ツアーの開催を予定している。名実ともに、日本そして世界を代表するガールズバンド。
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