佐藤健“初めての地”で得た役者のヒント「今はたくさんの作品に出たい時期」 モデルプレスインタビュー
2016.12.01 05:00
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俳優の佐藤健が、古代文明の謎に迫るNHK BSプレミアム「ザ・プレミアム シリーズ 知られざる古代文明」に出演。謎に包まれた古代文明が大きく解明へと進んでいるいま、佐藤は現地を訪れ、その研究の成果を辿っていく。今回モデルプレスは佐藤へインタビューを実施。壮大な旅で得たもの、俳優としての変化について語ってもらった。
12月3日放送の第1弾では、南米・ペルーを中心に栄え、ナスカの地上絵で有名なアンデス文明、12月10日放送の第2弾では、中米のグアテマラを中心に栄えたマヤ文明の謎に迫る。古代文明の解明にいま大きく貢献しているのは、日本の研究者たち。佐藤は彼らの調査現場を訪れ、研究成果をその目で確かめながら、感じるままに遺跡をめぐっていく。
ペルーには今年1月、マヤ地域には7月にそれぞれ1週間ほど滞在。初めての土地での旅は、「高地ということで、高山病を初体験しました。そこだけちょっと危なかったですね。だからはしゃぎすぎないように気をつけていました(笑)」と思いがけない体験もあったというが、「全てが勉強の連続。良い旅でした」と充実の表情で振り返った。
古代文明の見果てぬロマンはもちろん、新たな科学技術でそれらを蘇らせていく学者たちにも感銘を受けたようで、「日本の研究者達って、世界的にみて、かなり最前線を走っているんですよね。それが嬉しいし誇らしい。大発見になるようなプロジェクトを現在進行形でやっているので、常に目が離せないです」と興奮気味に語った。
だが一番の好奇心の対象は「人」。「基本秘密にしてるんですけど(笑)、メンタリズムを勉強してるんです。それはお芝居に繋がることでもあるし、単純に興味があることでもあって。表情や動き、声の出し方やトーンなんかにも本心が表れてくるっていうのを勉強するのはすごく楽しいです」。
歴史、文化を築いてきた人たちへの考え方が変わった旅。「最近は現代の設定の作品が多いですが、もし今後昔の時代を生きていた人達を演じることになったら、『別世界の人』という意識ではなく、『この人達がいるから今がある』という意識に変わると思う」と俳優としてのヒントも掴んだようだ。
しかもその熱量は年々増加。「やるからには絶対に成功させなきゃいけないっていう気持ちはより強くなってきた」と語る。
一方で、出演作を厳選し、一作品に打ち込むという仕事選びのスタイルについては変化も。「今までは一球入魂というか、作品数を増やすというより、減らす方向でやってきたんです。でも20代後半はもう思い切って、たくさんやっていこうかなと思ったりも。いろんな作品をやりたいなっていう時期ですね、今」と新しい佐藤健を予感させるように微笑んだ。
第1回「発見!ナスカ・大地に隠された未知なる地上絵」は12月3日午後9時より、第2回「発見!マヤ・密林に隠されたピラミッドを謎の石舞台」は12月10日午後9時より放送。(modelpress編集部)
謎を解き明かす旅「ちょっと危なかった」体験も
子供の頃から漠然と古代文明への憧れがあったという佐藤。今回のオファーを受け、「何も無いところから発展した一次文明を知ることで、人間の本質的なものを深く理解できるんじゃないか、今の僕達の生き方にも影響する考えに繋がるんじゃないかと思って、すごく興味を持ちました」と心躍らせて現地入りした。ペルーには今年1月、マヤ地域には7月にそれぞれ1週間ほど滞在。初めての土地での旅は、「高地ということで、高山病を初体験しました。そこだけちょっと危なかったですね。だからはしゃぎすぎないように気をつけていました(笑)」と思いがけない体験もあったというが、「全てが勉強の連続。良い旅でした」と充実の表情で振り返った。
古代文明の見果てぬロマンはもちろん、新たな科学技術でそれらを蘇らせていく学者たちにも感銘を受けたようで、「日本の研究者達って、世界的にみて、かなり最前線を走っているんですよね。それが嬉しいし誇らしい。大発見になるようなプロジェクトを現在進行形でやっているので、常に目が離せないです」と興奮気味に語った。
初挑戦は「かなり素が出てる」
番組ではそんな佐藤の瑞々しい感性が光っており、現地の専門家が驚くような鋭い指摘や感想が飛び出す。しかし本人は初挑戦となるリポーター役に不安があったよう。「自分の役割は何なんだ、何者なんだっていうのは心配でした(笑)。だけど僕の単純な疑問がきっと視聴者の方と同じ視点なんだろうなと思ったので、『やってやんなきゃ!』みたいなことはほぼなく、かなり素が出てますね。なので、あれで大丈夫だったかなっていまだに思ってますよ(笑)」。“とことんハマる”佐藤健がいま熱中していること
今回「人間の本質を知りたい」という興味に大きく突き動かされた佐藤だが、もともと何事もとことん追求するタイプ。「やりだしたらいろんなところに影響が出るくらい熱中しちゃうので、普段からあまり手を出さないようにさえしてる」というほど。最近では「食事制限に人生で初めて挑戦してます。タンパク質とか炭水化物がどれくらい含まれているかを、食材を手にとったらまず見るのが習慣化されてきている。意外に楽しいです」と食生活が関心事だ。だが一番の好奇心の対象は「人」。「基本秘密にしてるんですけど(笑)、メンタリズムを勉強してるんです。それはお芝居に繋がることでもあるし、単純に興味があることでもあって。表情や動き、声の出し方やトーンなんかにも本心が表れてくるっていうのを勉強するのはすごく楽しいです」。
俳優としてのヒントを発見
今回の旅で改めて「人」の面白さを知った。「昔の人のことを、勝手にどこか上から見てしまっている部分ってあると思うんです。『昔の人もこんなことができたんだ、すごい』みたいな。でもそれは逆で、昔の人たちが文明を生み出したから僕達が当然のように踊ったり歌ったりしているんだってことに気づけた気がするんです。昔と今は別世界じゃなくて、過去の人たちから徐々にバトンが渡されてきて、いまの僕達がいるんだなってすごく感じました」。歴史、文化を築いてきた人たちへの考え方が変わった旅。「最近は現代の設定の作品が多いですが、もし今後昔の時代を生きていた人達を演じることになったら、『別世界の人』という意識ではなく、『この人達がいるから今がある』という意識に変わると思う」と俳優としてのヒントも掴んだようだ。
デビュー10周年 変化したものは―
今年デビュー10周年の節目を迎えた佐藤。次のステージをどう考えているのか聞くと、「俳優についていえば、良い作品と出会って、その中で自分をいかに発揮できるかが勝負。その基本は変わらない」と返ってきたのはなんとも彼らしい答え。高い理想を追い続ける姿勢はいつだってブレない。しかもその熱量は年々増加。「やるからには絶対に成功させなきゃいけないっていう気持ちはより強くなってきた」と語る。
一方で、出演作を厳選し、一作品に打ち込むという仕事選びのスタイルについては変化も。「今までは一球入魂というか、作品数を増やすというより、減らす方向でやってきたんです。でも20代後半はもう思い切って、たくさんやっていこうかなと思ったりも。いろんな作品をやりたいなっていう時期ですね、今」と新しい佐藤健を予感させるように微笑んだ。
第1回「発見!ナスカ・大地に隠された未知なる地上絵」は12月3日午後9時より、第2回「発見!マヤ・密林に隠されたピラミッドを謎の石舞台」は12月10日午後9時より放送。(modelpress編集部)
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