永野芽郁「いつ恋」撮影エピソード&一番辛かった時期を語る(C)モデルプレス

永野芽郁「いつ恋」撮影エピソード&一番辛かった時期を語る モデルプレスインタビュー

2016.03.21 16:50

フジテレビ系ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(毎週月曜 後9:00)に出演中の女優、永野芽郁(ながのめい・16)がモデルプレスのインタビューに応じ、作品や役柄、共演者、これまでの女優活動について語った。『いつ恋』は『東京ラブストーリー』(1991年)や『最高の離婚』(2013年)、『問題のあるレストラン』(2015年)で知られる坂元裕二氏が脚本を務め、出逢いから2016年春までの、6人の長い恋模様を描いている。21日に最終回を迎える。

永野芽郁の役どころは?

永野芽郁「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第10話より/画像提供:フジテレビ
永野芽郁「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第10話より/画像提供:フジテレビ
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第10話より/画像提供:フジテレビ
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」第10話より/画像提供:フジテレビ
同作は東京を舞台に、辛い過去を背負いながらも、明るく前向きに生きようとする杉原音(有村架純)と曽田練(高良健吾)の2人を中心としながら、彼らを取り巻く日向木穂子(高畑充希)、井吹朝陽(西島隆弘/AAA)、市村小夏(森川葵)、中條晴太(坂口健太郎)の4人の男女の想いが複雑に絡み合いながら物語が進んでいくラブストーリー。永野が演じているのは船川玲美。手取りが低いなど待遇に不満を持ちながらも、音と共にケアワーカーとして働くという役どころだ。

有村架純と初共演「またご一緒したい」

― 「いつ恋」に参加してみていかがですか?

永野:本当に素敵な方ばかりで、毎回勉強になることがたくさんありました。納得できるお芝居が出来なくて落ち込んでいる時、有村さんと西島さんが声をかけてくださったこともあって。皆さん撮影が続いて疲れているはずなのに、私にも目を向けてくださって、本当に嬉しかったです。

― 現場ではどのようなお話をしましたか?

永野:有村さんとのシーンが多かったので、有村さんとはいろいろなお話をさせていただきました。私は面白い動画を見ることが好きなので、有村さんにも見てもらったり、カメラアプリで一緒に写真を撮っていただいたときもありました(笑)。また役について有村さんに相談したこともあって、その時「芽郁ちゃんはすごくナチュラルなお芝居をするから私は好きだよ」と言ってくださったんです。本当に嬉しくて、もっともっとお芝居の経験を積んで、また有村さんとご一緒できるようになりたいと思いました。

「いつ恋」で掴んだ成長

永野芽郁(C)モデルプレス
永野芽郁(C)モデルプレス
― 永野さんから見て、玲美はどんな子ですか?

永野:思ったことをはっきり言葉にできる素直な子なんだなと思いました。ストレート過ぎて“トゲがある”と誤解されやすいのかも。不器用な子だと思っていましたが、物語が進むにつれてちょっとずつ変わっていく玲美も見せられたかなと思っています。

― 年齢設定が20歳~25歳ということで、永野さんがとても大人っぽく見えました。

永野:今回、初めてお仕事をしている役を演じました。普段ははしゃいでしまうタイプなので(笑)できる限り落ち着いた雰囲気が出せるように意識しました。

― 坂元裕二さんの脚本には素敵なセリフがとても多いですが、永野さんが印象に残っているシーンはありますか?

永野:私が演じた中では6話で玲美が「私たちって消耗品なんですか?」というセリフ。頑張って働いてなんでお給料がもらえないの?世の中にはそういうこともあるの?と、あの言葉には胸を締め付けられました。玲美が発するセリフの中で一番深く考えさせられた言葉でした。

人生のターニングポイント「私は本当にお芝居が好き」

インタビューに応じた永野芽郁(C)モデルプレス
インタビューに応じた永野芽郁(C)モデルプレス
― 昨年、映画『俺物語!!』でヒロインを演じて知名度が一気に上がったと思いますが、ご自身で反響を実感しますか?

永野:街中で名前を呼んでいただける機会は少しだけ増えたかもしれません!今までは同世代の子が多かったのですが、最近は年上の方や異性の方にも声をかけてもらえるようになって嬉しいです。

― 映画『俺物語!!』以外に人生のターニングポイントに挙げられる出来事はありますか?

永野:中学2年生の時に撮影した『繕い裁つ人』という映画でお芝居に対する意識が変わったと思います。実は撮影当時、体調があまり良くなかったんです。今までなら、直ぐ母に電話をして弱音を吐いていたと思うんです。でも、この作品では、最後までやり遂げたい!という気持ちが強くて、甘えを出さないために母には連絡をしなかったんです。そんな中、無事に最後までやり遂げることができた時は本当に嬉しくて。「私は本当にお芝居が好きなんだな」というこの時の気持ちは今の支えになっています。

― 一番辛かったのもその時期ですか?

永野:辛いだけで言ったら、小学生の時の方が一番辛かったです(笑)。お芝居も全くできなくて、よくわからないまま大人の人に囲まれて(笑)。でも私は辛いと思うことより、悔しいと思うことの方が多いかもしれません。原作がある作品に出演したとき、映画が公開されるまでは「イメージが違うのでは?」という意見を目にすることが多かったんです。自分なりに役と向き合い撮影をしている時だったので、本当に本当に悔しくて。落ち込むこともありましたが、でもその分さらに頑張ろうと思えました。映画公開後は観てくださった方から「本当に良かったよ」などと言っていただくことも多くて、あの悔しさがあったからこそ最後まで頑張ることができたんだなと思っています。

夢を叶える秘訣

永野芽郁(C)モデルプレス
― 夢を叶えたいと頑張っている女の子にメッセージをお願いします。

永野:この夢、本当に叶えたいことかな?って悩む時もあると思います。その時は一回考えることをやめて、夢の事も忘れてもいいじゃないかなって思うんです。それでもまた自分でやりたいって思えたら、本当の夢と気づける、そしたらきっとどれだけ辛くても全力で頑張れるのかなって。もし悩んだら一度リセットして、自分の本気度を試してみるのも良いと思います。

― 永野さんの夢は何ですか?

永野:実は夢という夢がないんです(笑)。夢にすると、少し遠ざかってしまう気がして…。今は目標の達成を積み重ねることを大切にしています。

(modelpress編集部)

永野芽郁(ながの・めい)プロフィール

1999年9月24日生まれ、16歳。東京都出身。AB型。13年から雑誌『nicola』専属モデルとして活動。2015年公開の映画『俺物語!!』のヒロインに抜てきされ話題を集め、その勢いのまま「全国高校サッカー選手権大会」の11代目応援マネージャーに就任。過去に堀北真希・新垣結衣・広瀬すずも起用された主演女優への登竜門で、ブレイクを約束されているといっても過言ではない。
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