“おひとりさま”を楽しむコツとは? 過去の大事故を初告白した女優・池上季実子が語る モデルプレスインタビュー
2014.08.09 08:00
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40年のキャリアを誇る女優の池上季実子が、壮絶な事故とその後遺症、さらに“おひとりさま”の楽しみ方を語った。
池上は、親との葛藤、仕事、結婚と離婚、子育て、大事故とその後遺症、終活と老後といった自身の半生について語った著書「向き合う力」(講談社)を7月18日に発売。こういった辛い現実も「いいことも、悪いことも、すべての経験には『意味』がある」と語る彼女に、モデルプレスはインタビューを行った。
― 著書「向き合う力」の発売、おめでとうございます。帯には「結婚と離婚」「大事故とその後遺症」「おひとりさまとして生きる」といった目を引くワードがズラリと並んでいますね。改めて本が出来上がり、これまでを振り返ってみていかがですか?
池上:ありがとうございます。本のお話をいただいたときは、私の何を本にしたらいいのかわかりませんでしたが、淡々と自分の昔から今までをお話して、その中でテーマを見つけようと思いました。壁にぶつかったときはとても大変で余裕がありませんでしたが、意外と淡々と受け止めてきたんだなと、執筆作業を通して今まで自分が生きてきた人生を振り返れました。面白いもので自分の人生なのに「私、こんなふうに生きてきたんだな」と改めさせられましたね。
― タイトルのように「向き合えた」のですね!
池上:そうですね。両親の確執と離婚も起きたこととして受け止めていくしかありませんでした。そんな中で、小学校6年生の頃「自分で食べていく」ということを考えましたね。それがたまたまスカウトという形で、この業界に入り、お芝居をすることに恋をしました。上手い下手は別として、違う人の人生を演じるということに興味が持て、一気に飲み込まれていきました。それはとてもラッキーなことで、そうしてあっと言う間に40年が過ぎていきました。
池上:体的にはそうでしょうね。お仕事で行ったカナダで、馬車に乗ったのですが、馬が暴走して横転し、全身を強打しました。搬送された病院では「異常なし」と診断され、擦り傷一つすらなく幸いだと思いました。しかし、その1年後に後遺症が現れました。今も引きずっています。
― 後遺症というのはどういったものなのでしょうか?
池上:骨がうずくような、なんとも言えない痛みが走ったり、むくみに悩まされたりしています。事故から1年ほどが経ったある日、突然、起き上がれなくなったのです。それまでは、仕事も子育てもこなしていました。その日は激痛に耐えながらどうにか撮影を終えたのですが、病院に行って「何かの事故でないとこんなことにならない」と言われたときに「あ、去年のカナダでの事故だ」って思いましたね。
― お仕事にも支障をきたしましたよね。
池上:痛みもですが、ものすごくむくむ日には事情を知らない方に「太ったね」と言われることも。また、午前中に着られた衣装が午後になると入らないといったこともしょっちゅうあります。それでも、専属のスタイリストさんが、同じワンピースやブーツをサイズ違いで用意しておいてくださり助けられてきました。2サイズ大きいサイズのブーツでさえも履けないほど、むくんでしまったこともありましたが、そういったときはカメラマンさんに「足を切って撮影して」とお願いしてお芝居をしました。
― 多くの方のサポートを得ながら、これまでお仕事をこなしてこられたのですね。
池上:舞台では、自分ではまっすぐ立っているつもりでも、客席から見ると首が曲がっていると指摘されることもありました。事故により、筋肉が移動してしまったそうなのです。「もっと姿勢良くしなさいよ」と注意されても、自分ではそうしているつもりなので葛藤しましたね。自分の体ですが、対処法がわかりません。日によっては、足の甲が盛り上がっている日も。周りに「不摂生しているんじゃないの?」と囁かれることもあり、そういった部分でもしんどいですね。
― 当時は事故のことは公表されず、今回この本で初めて告白されたとのことですが、事故のことを公にしなかった思いというのはどういったものなのでしょうか?
池上:何も考えていなかったというのが正直なところです。後遺症で苦しむようになったのは、事故から1年後でしたし、「じゃあどうやって対応していこうか」ということしか考えていませんでした。仕事と子育てで忙しく考える暇もありませんでしたからね。治療を受けに行くにしても子どもを預けなければならないので大変でしたが「誰が悪いんだ」というのは考えたことはありません。今思うと、まさかこんなに長引くとは考えてもみなかったですし、莫大な治療費がかかっているわけなので「ちっ」と思いますが(笑)。
池上:とくに誰がどうだったということは話していませんが、私はそうであろうと想像しているんです。私の場合は、小学校が合わなく、中学で自分がいきいきできる学校に来たにもかかわらず、転校せざるをえない状況に立たされて…。もちろん大好きな仕事ではありましたが、覚悟を決めて転校を決断したんですね。ですのね、みんなもきっと同じだと思うんです。同級生には、岩崎宏美ちゃんや森昌子ちゃん、岡田奈々ちゃんもいました。彼女たちも転校してきているんです。同じ仕事をしている人間が一つのところに集まっている堀越学園の芸能部という特殊な環境の中で、それぞれがいろんな思いを抱えていたのではないかと思い書きました。
― 3章では、池上さんの先輩にあたる田中絹代さんや松田優作さん、高倉健さんなど名優とのエピソードを披露していますが、池上さんが先輩という立場になられて、期待する若手女優はいますか?
池上:上戸彩ちゃんとは、彼女が花魁役を演じたドラマで共演しましたが、彼女は勘が良いです。魅力的で今後、どう変化していくのかなと期待しています。
― 本の中で「人の成功を妬んでは成長できない」というフレーズも印象的でした。最近では女性同士の格付けバトルを描いたドラマもヒットしましたが、思うところをお聞かせ下さい。
池上:しのぎを削り合う芸能界で女優として40年間やってきましたが、人の成功を妬んだり僻んだりすることはなかったですね。その人が素敵だから評価されているわけなので、自分もそうなればいいというのが私の考えです。羨んでいる時間があれば自分を磨く方が得策かと思います。自分が成長したほうがプラスになりますよね。
― 本の冒頭では「仕事と子育て」のお話を取り上げていますが、池上さんの女優というお仕事はより特殊なものかと思いますが、大変苦労されたのだなとうかがえました。
池上:私が子育てをしたのはもう30年近く前となります。その頃は今よりも保育所が少なく、子どもを預けることへの社会の認識も現在と異なります。私は運良く、ベッビーシッターと家の面倒を見てくださる方にめぐりあえて、その方のご厚意でここまでやってこれました。それでも、そこにはお金が絡むわけです。「これ、普通の人だったらどうするんだろう」と考えさせられますよね。世の中の生きづらさを感じます。
池上:園芸をしたり、ゴルフや釣りに行ったりと趣味を楽しんでいます。街を歩いてウインドウショッピングをして「こういうものが流行っているんだ」と外出することも多いですね。それから車で海に出かけることも。最近はレンタルビデオショップに行って海外ドラマを借りて観るのも好きです。
― 趣味を楽しむなど、自分の時間を充実させることが大切なのですね!
池上:数字で言えば40年、一つのことをやってきて、自分の中で一つ区切りがついたように思います。離婚して、子どもを育てるためにがんばってきました。それが今では一人になって、自分のために生きるようにしようと思い始めたところ。それが何なのか、まだわからないのですが、とりあえず40年やってきた自分を褒めることにしようと思っています。以前は3時間睡眠が当たり前で、寝ることに罪悪感を覚えたことも。雨が降っていたら「雨だから洗濯はやめよう」と理由付けができますが、そうでないとどんなに辛くても、「洗濯しなくちゃ。お布団干さなきゃ」と家事に追われていました。でも今は「ちょっとだるいな」と感じたら「お昼寝しよう」など自分の体に優しくすることから始めています。
― のびのびと充実した毎日を送っていらっしゃるのですね。では、おひとりさまに不安を感じることはあるのでしょうか?
池上:ありますよ。事故の後遺症もありますので。先日も朝方に右足がこむら返りを起こしてしまいました。起き上がることも動くこともできないまま、30分が経ってようやく落ち着いたのですが、こういったときは不安に感じますよね。
池上:しっかり洗顔することを心がけています。お湯で十分にすすぎ、最後に水で引き締めています。どんなにいい化粧水を使っても、毛穴に汚れが付着していたら毛穴に悪いものが浸透してしまうんです。
― 食生活でのこだわりはありますか?
池上:「今日お野菜食べてないな」と思ったら夜に野菜を摂るようにしています。それから、朝はスムージーを作って飲んでいます。フルーツや野菜を手軽に摂れるのでオススメです。旬の果物やアボカド、有機栽培のほうれん草やヨーグルトにはちみつなどを入れています。
― つやつやの髪の毛ですが、ヘアケアはどのようにしていますか?
池上:ドライヤーは使わず、自然乾燥させています。ただ、地肌だけはしっかりタオルドライしてあげることが大切です。
― 最後にモデルプレス読者に向けて、夢を叶えるメッセージをお願いします。
池上:一つ一つに向き合うこと。一生懸命生きていれば、誰かしら見ていてくれるものだと思います。きちんと自分の人生に向き合い、一生懸命生きていれば、そんな姿を誰かが見ていてくれて、認めてくれるものです。
― ありがとうございました。
著書「向き合う力」(講談社)にて、不慮の事故とその後遺症を初告白した池上。華やかな女優という職業の反面、これまでの壮絶な人生を本書で赤裸々に語った。インタビューでは、これまでの経験から独自の視点で持論を展開させてくれた池上。彼女の温厚な人柄が滲みでたインタビューとなった。(モデルプレス)
― 著書「向き合う力」の発売、おめでとうございます。帯には「結婚と離婚」「大事故とその後遺症」「おひとりさまとして生きる」といった目を引くワードがズラリと並んでいますね。改めて本が出来上がり、これまでを振り返ってみていかがですか?
池上:ありがとうございます。本のお話をいただいたときは、私の何を本にしたらいいのかわかりませんでしたが、淡々と自分の昔から今までをお話して、その中でテーマを見つけようと思いました。壁にぶつかったときはとても大変で余裕がありませんでしたが、意外と淡々と受け止めてきたんだなと、執筆作業を通して今まで自分が生きてきた人生を振り返れました。面白いもので自分の人生なのに「私、こんなふうに生きてきたんだな」と改めさせられましたね。
― タイトルのように「向き合えた」のですね!
池上:そうですね。両親の確執と離婚も起きたこととして受け止めていくしかありませんでした。そんな中で、小学校6年生の頃「自分で食べていく」ということを考えましたね。それがたまたまスカウトという形で、この業界に入り、お芝居をすることに恋をしました。上手い下手は別として、違う人の人生を演じるということに興味が持て、一気に飲み込まれていきました。それはとてもラッキーなことで、そうしてあっと言う間に40年が過ぎていきました。
大事故と後遺症を初告白
― 本の中で、様々な困難を「宿題」と捉えているのがとても心に響きました。小学校時代のいじめ、ご両親の確執と離婚、ご自身の離婚、子育てと仕事の両立など、いくつもの困難があったかと思いますが、これまでの人生の中で、一番の困難はやはりカナダでの不慮の事故でしょうか?池上:体的にはそうでしょうね。お仕事で行ったカナダで、馬車に乗ったのですが、馬が暴走して横転し、全身を強打しました。搬送された病院では「異常なし」と診断され、擦り傷一つすらなく幸いだと思いました。しかし、その1年後に後遺症が現れました。今も引きずっています。
― 後遺症というのはどういったものなのでしょうか?
池上:骨がうずくような、なんとも言えない痛みが走ったり、むくみに悩まされたりしています。事故から1年ほどが経ったある日、突然、起き上がれなくなったのです。それまでは、仕事も子育てもこなしていました。その日は激痛に耐えながらどうにか撮影を終えたのですが、病院に行って「何かの事故でないとこんなことにならない」と言われたときに「あ、去年のカナダでの事故だ」って思いましたね。
― お仕事にも支障をきたしましたよね。
池上:痛みもですが、ものすごくむくむ日には事情を知らない方に「太ったね」と言われることも。また、午前中に着られた衣装が午後になると入らないといったこともしょっちゅうあります。それでも、専属のスタイリストさんが、同じワンピースやブーツをサイズ違いで用意しておいてくださり助けられてきました。2サイズ大きいサイズのブーツでさえも履けないほど、むくんでしまったこともありましたが、そういったときはカメラマンさんに「足を切って撮影して」とお願いしてお芝居をしました。
― 多くの方のサポートを得ながら、これまでお仕事をこなしてこられたのですね。
池上:舞台では、自分ではまっすぐ立っているつもりでも、客席から見ると首が曲がっていると指摘されることもありました。事故により、筋肉が移動してしまったそうなのです。「もっと姿勢良くしなさいよ」と注意されても、自分ではそうしているつもりなので葛藤しましたね。自分の体ですが、対処法がわかりません。日によっては、足の甲が盛り上がっている日も。周りに「不摂生しているんじゃないの?」と囁かれることもあり、そういった部分でもしんどいですね。
― 当時は事故のことは公表されず、今回この本で初めて告白されたとのことですが、事故のことを公にしなかった思いというのはどういったものなのでしょうか?
池上:何も考えていなかったというのが正直なところです。後遺症で苦しむようになったのは、事故から1年後でしたし、「じゃあどうやって対応していこうか」ということしか考えていませんでした。仕事と子育てで忙しく考える暇もありませんでしたからね。治療を受けに行くにしても子どもを預けなければならないので大変でしたが「誰が悪いんだ」というのは考えたことはありません。今思うと、まさかこんなに長引くとは考えてもみなかったですし、莫大な治療費がかかっているわけなので「ちっ」と思いますが(笑)。
池上季実子が期待する女優とは 高校時代&子育てを語る
― スカウトで芸能界に入ったというお話もありましたが、本の中で紹介されていた堀越学園に転入したエピソードの「複雑な思いと、強い葛藤と、重大な決意を胸に秘めていることを知っていただければ幸いです」との記述がとても印象的でした。当時の池上さんの心境や、周りの生徒が抱いていた思いをお聞かせください。池上:とくに誰がどうだったということは話していませんが、私はそうであろうと想像しているんです。私の場合は、小学校が合わなく、中学で自分がいきいきできる学校に来たにもかかわらず、転校せざるをえない状況に立たされて…。もちろん大好きな仕事ではありましたが、覚悟を決めて転校を決断したんですね。ですのね、みんなもきっと同じだと思うんです。同級生には、岩崎宏美ちゃんや森昌子ちゃん、岡田奈々ちゃんもいました。彼女たちも転校してきているんです。同じ仕事をしている人間が一つのところに集まっている堀越学園の芸能部という特殊な環境の中で、それぞれがいろんな思いを抱えていたのではないかと思い書きました。
― 3章では、池上さんの先輩にあたる田中絹代さんや松田優作さん、高倉健さんなど名優とのエピソードを披露していますが、池上さんが先輩という立場になられて、期待する若手女優はいますか?
池上:上戸彩ちゃんとは、彼女が花魁役を演じたドラマで共演しましたが、彼女は勘が良いです。魅力的で今後、どう変化していくのかなと期待しています。
― 本の中で「人の成功を妬んでは成長できない」というフレーズも印象的でした。最近では女性同士の格付けバトルを描いたドラマもヒットしましたが、思うところをお聞かせ下さい。
池上:しのぎを削り合う芸能界で女優として40年間やってきましたが、人の成功を妬んだり僻んだりすることはなかったですね。その人が素敵だから評価されているわけなので、自分もそうなればいいというのが私の考えです。羨んでいる時間があれば自分を磨く方が得策かと思います。自分が成長したほうがプラスになりますよね。
― 本の冒頭では「仕事と子育て」のお話を取り上げていますが、池上さんの女優というお仕事はより特殊なものかと思いますが、大変苦労されたのだなとうかがえました。
池上:私が子育てをしたのはもう30年近く前となります。その頃は今よりも保育所が少なく、子どもを預けることへの社会の認識も現在と異なります。私は運良く、ベッビーシッターと家の面倒を見てくださる方にめぐりあえて、その方のご厚意でここまでやってこれました。それでも、そこにはお金が絡むわけです。「これ、普通の人だったらどうするんだろう」と考えさせられますよね。世の中の生きづらさを感じます。
“おひとりさま”を楽しむ
― 7章では“おひとりさま”について言及していますが、「婚活」という言葉が世に浸透するなど、おひとりさまに恐怖する女性も多いかと思います。おひとりさまライフを楽しむコツを教えてください。池上:園芸をしたり、ゴルフや釣りに行ったりと趣味を楽しんでいます。街を歩いてウインドウショッピングをして「こういうものが流行っているんだ」と外出することも多いですね。それから車で海に出かけることも。最近はレンタルビデオショップに行って海外ドラマを借りて観るのも好きです。
― 趣味を楽しむなど、自分の時間を充実させることが大切なのですね!
池上:数字で言えば40年、一つのことをやってきて、自分の中で一つ区切りがついたように思います。離婚して、子どもを育てるためにがんばってきました。それが今では一人になって、自分のために生きるようにしようと思い始めたところ。それが何なのか、まだわからないのですが、とりあえず40年やってきた自分を褒めることにしようと思っています。以前は3時間睡眠が当たり前で、寝ることに罪悪感を覚えたことも。雨が降っていたら「雨だから洗濯はやめよう」と理由付けができますが、そうでないとどんなに辛くても、「洗濯しなくちゃ。お布団干さなきゃ」と家事に追われていました。でも今は「ちょっとだるいな」と感じたら「お昼寝しよう」など自分の体に優しくすることから始めています。
― のびのびと充実した毎日を送っていらっしゃるのですね。では、おひとりさまに不安を感じることはあるのでしょうか?
池上:ありますよ。事故の後遺症もありますので。先日も朝方に右足がこむら返りを起こしてしまいました。起き上がることも動くこともできないまま、30分が経ってようやく落ち着いたのですが、こういったときは不安に感じますよね。
女優として40年活躍 美の秘訣を明かす
― 女優として40年のキャリアを積まれてきた池上さんですが、美容法を教えてください。池上:しっかり洗顔することを心がけています。お湯で十分にすすぎ、最後に水で引き締めています。どんなにいい化粧水を使っても、毛穴に汚れが付着していたら毛穴に悪いものが浸透してしまうんです。
― 食生活でのこだわりはありますか?
池上:「今日お野菜食べてないな」と思ったら夜に野菜を摂るようにしています。それから、朝はスムージーを作って飲んでいます。フルーツや野菜を手軽に摂れるのでオススメです。旬の果物やアボカド、有機栽培のほうれん草やヨーグルトにはちみつなどを入れています。
― つやつやの髪の毛ですが、ヘアケアはどのようにしていますか?
池上:ドライヤーは使わず、自然乾燥させています。ただ、地肌だけはしっかりタオルドライしてあげることが大切です。
― 最後にモデルプレス読者に向けて、夢を叶えるメッセージをお願いします。
池上:一つ一つに向き合うこと。一生懸命生きていれば、誰かしら見ていてくれるものだと思います。きちんと自分の人生に向き合い、一生懸命生きていれば、そんな姿を誰かが見ていてくれて、認めてくれるものです。
― ありがとうございました。
著書「向き合う力」(講談社)にて、不慮の事故とその後遺症を初告白した池上。華やかな女優という職業の反面、これまでの壮絶な人生を本書で赤裸々に語った。インタビューでは、これまでの経験から独自の視点で持論を展開させてくれた池上。彼女の温厚な人柄が滲みでたインタビューとなった。(モデルプレス)
池上季実子プロフィール
1959年ニューヨーク市マンハッタン区生まれ。3歳で帰国、小学校卒業まで京都に住んだのち、東京在住。1974年テレビドラマ「まぼろしのペンフレンド」(NHK)でデビュー。その後、テレビドラマ「愛と誠」(東京12チャンネル)、「熱中時代」(日本テレビ)、「男女7人夏物」(TBS)、NHK大河ドラマ「草燃える」「おんな太閤記」「徳川家康」「武田信玄」などに出演。2014年には著書「向き合う力」(講談社)を発売。また9月3日より上演される舞台「 友情~秋桜のバラード~」の出演を控えている。
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