美貌のベリーダンサー・内藤未映の素顔に迫る モデルプレスインタビュー
2012.12.19 11:03
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宝島社が主催する第3回『このマンガがすごい!』大賞<コミックエッセイ部門>の最優秀作品に選ばれた『失恋したのでベリーダンスをはじめてみました』。モデルプレスでは、自らの実体験をもとに原案を手がけた美貌のダンサー兼インストラクター・内藤未映(ないとうみえい)にインタビューを敢行、受賞の喜びや知られざる素顔に迫った。
― まずは、『このマンガがすごい!』最優秀賞受賞&単行本発売おめでとうございます!今の率直な心境を教えて下さい。
内藤:ありがとうございます。最初に受賞の知らせを聞いたときはびっくりしましたが、すごくうれしいです。発売後に書店に様子を見に行ったんですが、自分の本が並んでいるのを見て「おぉ!」って思いました。私が見たところでは、たくさん平積みされている本の中で一番減りが良かったので、レースに勝っている気分でうれしかったですね。
― 周りの方からはどんな声をかけられましたか?
内藤:先日長野の実家に帰った時に、母と祖母にこの本を見せて報告したんです。そうしたら祖母がタイトルを見て「失恋したの?」ってびっくりしていました。ダンスを教えている生徒からは「先生はダンサーだと思ってたんですけど、作家になったんですか?」って驚かれたり…。でもみんな「買ったよ」って写真を送ってくれたりするのでありがたいですね。
― そもそも『このマンガがすごい!』大賞に応募するきっかけは何だったんでしょうか?
内藤:マンガを担当してくださっている水口さんとは、知人の紹介で知り合ったんです。彼女にこの本に書いてあるようなベリーダンス界の裏話を話したら「おもしろいね」って言ってくれて。そのうち2人で「何らかの形で作品にしたいね」と、盛り上がっていったことがきっかけです。
― 実体験がもとになっているというのは本当ですか?
内藤:はい、実は私自身が失恋したわけではないんですけど(笑)。私がマンガに出てくる主人公そのものというわけではなく、私が今までベリーダンス界で習ってきたことや見てきたことをもとに、私の周りにいる生徒さんのエピソードなども織り交ぜています。
― マンガ化するうえでのこだわりはありましたか?
内藤:マンガ家の水口さんには、ベリーダンスを踊る上での基本的な名称や、衣装、歴史や伝説などは正確に描いてくださるようにお願いしました。最後にみんなで踊る「ロマ(※ジプシー)の踊り」があるんですが、どんな音楽で、どんな衣装で踊るかが重要なんです。私というよりも、水口さんが大変だったんじゃないかな。
― 最優秀賞の賞金は150万円とのことですが、使い道はもう決まっていますか?
内藤:まずは家賃の支払いですね(笑)。それとも、ベリーダンスの衣装でも買おうかな。高いものだと50万ぐらいするので…もちろんそんなに高価なものは買わないんですけど。もしくは、ぱーっと飲みに行って生徒さんたちにおごってあげようかな。
― 「奥深いベリーダンスの世界に連れ込んでくれる」という評価を得ている本作ですが、改めてベリーダンスの魅力を教えてください。
内藤:指先から髪の毛まで使うので、女性が自分に陶酔して“美しく踊れる”ということですね。ただそういった魅力がまだあまり表に出てないので、もっといろんな人に見て・知ってほしいと思います。難しいイメージがあるかもしれませんが、どちらかというとボディランゲージに近い踊りなので、身体が柔らかくないとダメ、筋肉がないとダメ、というものではないんですよ。実際に私の生徒さんには10代から70代の方までいらっしゃいますよ。それに本来、踊り子は太いほうがいいんです。女性らしい丸み=「たくさん食べられる余裕があって健康なので、子供がたくさん産めます」というアピールになる。子孫繁栄の踊りだった頃は、それが一番重要だったんだと思います。
― やはり女性の方が多いのでしょうか?
内藤:多くはないですが、男性もいます。その中で8~9割がゲイの方ですね。ゲイの方は、アラジンやシンドバットのようなボリュームのあるパンツにベストやターバンを合わせた衣装を着たりしています。オカマの方だと女性物の衣装を付けていたりして、個性豊かで面白いですよ。
― もうすぐ年末ですが、来年の抱負を教えてください。
内藤:まずはこの本を多くの方に読んでほしいです。失恋した方、ベリーダンスをやっている方はもちろんですが、ベリーダンスをまったく知らない方にも手にとって欲しいです。個人的なことで言うと来年は本厄なんですが、私は昔から厄年と相性がいいんです。今年は前厄だったのにこのような形で本を出すこともできましたし、めちゃくちゃ運が良かったと思うので、来年何が起こるか楽しみですね。まだまだネタがあるので、この本の続きが作れたらいいなぁと思っています。
― 最後にモデルプレス読者に向けて、夢を叶えるためのメッセージをお願いします。
内藤:頭の中で夢を思い描いている時に、一回でも否定的なことを考えてしまうとダメになってしまうことが多い。弱気になりかけても「大丈夫!」って自分に言い聞かせて、芯を曲げずに強い気持ちで信じていれば絶対にうまくいくと思います。私もそれを続けてきたことでこうやって夢を叶えることができたので、みなさんもがんばってください。
― ありがとうございました。
飾り気のない言葉で、業界の裏事情を赤裸々に語ってくれた彼女。よりディープな世界を堪能できる同作を読んで、魅惑のベリーダンスの世界にハマってみてはいかがだろうか。(モデルプレス)
◆2012年12月10日発売『失恋したのでベリーダンスをはじめてみました』(宝島社) 著者:水口めい(マンガ)/内藤未映(原案)
<ストーリー>
普段着はジャージ、口癖は「めんどくさい」。ズボラなOL・瞳(28)は、結婚を考えていた彼氏にフラれてしまう。女子力を高めようと、オカマバー勤務のアキラに相談。紹介されたのは、見てるほうが引いちゃうくらい艶っぽいあのダンスだった。「腹とか脚とか出して踊るなんて、ムリ!絶対無理!!」だけど、妙な仲間たちに触発されて・・・!?小さな胸も、太すぎる脚も、ちょっとズレてる私服のセンスも「わたし」のすべてが愛しくなる、痛快コミックエッセイ。
■内藤未映プロフィール
1981年8月生まれ、長野県出身、東京都在住。舞踊家。
幼少の頃から様々な踊りを経験。上京後にベリーダンスに出会い、その神秘性に興味を持ち、踊りとともにまつわる歴史や文化を研究。現在は、自身の感性とベリーダンスを融合させた舞踊スタイルを創作。
2011 年、東京国際ベリーダンスコンペティション観客特別賞受賞。著書に『子宮が元気になるベリーダンス』(講談社)がある。
■水口めいプロフィール
1972年9月生まれ、福岡県出身、東京都在住。A型、猫派。
基本ひきこもりの旅好き。趣味は、睡眠、妄想、観劇。好きなものは、猫と布団とコタツ。
内藤:ありがとうございます。最初に受賞の知らせを聞いたときはびっくりしましたが、すごくうれしいです。発売後に書店に様子を見に行ったんですが、自分の本が並んでいるのを見て「おぉ!」って思いました。私が見たところでは、たくさん平積みされている本の中で一番減りが良かったので、レースに勝っている気分でうれしかったですね。
― 周りの方からはどんな声をかけられましたか?
内藤:先日長野の実家に帰った時に、母と祖母にこの本を見せて報告したんです。そうしたら祖母がタイトルを見て「失恋したの?」ってびっくりしていました。ダンスを教えている生徒からは「先生はダンサーだと思ってたんですけど、作家になったんですか?」って驚かれたり…。でもみんな「買ったよ」って写真を送ってくれたりするのでありがたいですね。
― そもそも『このマンガがすごい!』大賞に応募するきっかけは何だったんでしょうか?
内藤:マンガを担当してくださっている水口さんとは、知人の紹介で知り合ったんです。彼女にこの本に書いてあるようなベリーダンス界の裏話を話したら「おもしろいね」って言ってくれて。そのうち2人で「何らかの形で作品にしたいね」と、盛り上がっていったことがきっかけです。
― 実体験がもとになっているというのは本当ですか?
内藤:はい、実は私自身が失恋したわけではないんですけど(笑)。私がマンガに出てくる主人公そのものというわけではなく、私が今までベリーダンス界で習ってきたことや見てきたことをもとに、私の周りにいる生徒さんのエピソードなども織り交ぜています。
― マンガ化するうえでのこだわりはありましたか?
内藤:マンガ家の水口さんには、ベリーダンスを踊る上での基本的な名称や、衣装、歴史や伝説などは正確に描いてくださるようにお願いしました。最後にみんなで踊る「ロマ(※ジプシー)の踊り」があるんですが、どんな音楽で、どんな衣装で踊るかが重要なんです。私というよりも、水口さんが大変だったんじゃないかな。
― 最優秀賞の賞金は150万円とのことですが、使い道はもう決まっていますか?
内藤:まずは家賃の支払いですね(笑)。それとも、ベリーダンスの衣装でも買おうかな。高いものだと50万ぐらいするので…もちろんそんなに高価なものは買わないんですけど。もしくは、ぱーっと飲みに行って生徒さんたちにおごってあげようかな。
― 「奥深いベリーダンスの世界に連れ込んでくれる」という評価を得ている本作ですが、改めてベリーダンスの魅力を教えてください。
内藤:指先から髪の毛まで使うので、女性が自分に陶酔して“美しく踊れる”ということですね。ただそういった魅力がまだあまり表に出てないので、もっといろんな人に見て・知ってほしいと思います。難しいイメージがあるかもしれませんが、どちらかというとボディランゲージに近い踊りなので、身体が柔らかくないとダメ、筋肉がないとダメ、というものではないんですよ。実際に私の生徒さんには10代から70代の方までいらっしゃいますよ。それに本来、踊り子は太いほうがいいんです。女性らしい丸み=「たくさん食べられる余裕があって健康なので、子供がたくさん産めます」というアピールになる。子孫繁栄の踊りだった頃は、それが一番重要だったんだと思います。
― やはり女性の方が多いのでしょうか?
内藤:多くはないですが、男性もいます。その中で8~9割がゲイの方ですね。ゲイの方は、アラジンやシンドバットのようなボリュームのあるパンツにベストやターバンを合わせた衣装を着たりしています。オカマの方だと女性物の衣装を付けていたりして、個性豊かで面白いですよ。
― もうすぐ年末ですが、来年の抱負を教えてください。
内藤:まずはこの本を多くの方に読んでほしいです。失恋した方、ベリーダンスをやっている方はもちろんですが、ベリーダンスをまったく知らない方にも手にとって欲しいです。個人的なことで言うと来年は本厄なんですが、私は昔から厄年と相性がいいんです。今年は前厄だったのにこのような形で本を出すこともできましたし、めちゃくちゃ運が良かったと思うので、来年何が起こるか楽しみですね。まだまだネタがあるので、この本の続きが作れたらいいなぁと思っています。
― 最後にモデルプレス読者に向けて、夢を叶えるためのメッセージをお願いします。
内藤:頭の中で夢を思い描いている時に、一回でも否定的なことを考えてしまうとダメになってしまうことが多い。弱気になりかけても「大丈夫!」って自分に言い聞かせて、芯を曲げずに強い気持ちで信じていれば絶対にうまくいくと思います。私もそれを続けてきたことでこうやって夢を叶えることができたので、みなさんもがんばってください。
― ありがとうございました。
飾り気のない言葉で、業界の裏事情を赤裸々に語ってくれた彼女。よりディープな世界を堪能できる同作を読んで、魅惑のベリーダンスの世界にハマってみてはいかがだろうか。(モデルプレス)
◆2012年12月10日発売『失恋したのでベリーダンスをはじめてみました』(宝島社) 著者:水口めい(マンガ)/内藤未映(原案)
<ストーリー>
普段着はジャージ、口癖は「めんどくさい」。ズボラなOL・瞳(28)は、結婚を考えていた彼氏にフラれてしまう。女子力を高めようと、オカマバー勤務のアキラに相談。紹介されたのは、見てるほうが引いちゃうくらい艶っぽいあのダンスだった。「腹とか脚とか出して踊るなんて、ムリ!絶対無理!!」だけど、妙な仲間たちに触発されて・・・!?小さな胸も、太すぎる脚も、ちょっとズレてる私服のセンスも「わたし」のすべてが愛しくなる、痛快コミックエッセイ。
■内藤未映プロフィール
1981年8月生まれ、長野県出身、東京都在住。舞踊家。
幼少の頃から様々な踊りを経験。上京後にベリーダンスに出会い、その神秘性に興味を持ち、踊りとともにまつわる歴史や文化を研究。現在は、自身の感性とベリーダンスを融合させた舞踊スタイルを創作。
2011 年、東京国際ベリーダンスコンペティション観客特別賞受賞。著書に『子宮が元気になるベリーダンス』(講談社)がある。
■水口めいプロフィール
1972年9月生まれ、福岡県出身、東京都在住。A型、猫派。
基本ひきこもりの旅好き。趣味は、睡眠、妄想、観劇。好きなものは、猫と布団とコタツ。
【Not Sponsored 記事】
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