“2児の母”遠藤玲子&生野陽子アナ、育休からの復帰で感じた不安と変化 夫との家事・育児分担は?【フジテレビアナウンサー×モデルプレス連載<“素”っぴんトーク>】
2022.12.16 17:00
「フジテレビ×モデルプレス」アナウンサー連載第2弾『“素”っぴんトーク』―――― Vol.27~28は、遠藤玲子(えんどうれいこ・40)、生野陽子(しょうのようこ・38)の今年4月に職場復帰したママアナウンサー2人でトーク。
フジテレビアナの素顔に迫る「“素”っぴんトーク」
テレビには映らないフジテレビ女性アナの知られざる素顔に迫った連載第1弾「女子アナの“素”っぴん」に続く本連載では、対談形式にパワーアップ。共通点を持ったメンバー同士が集まり、仲間だからこそ知る“素”の一面を引き出していく。第14回はともに2022年に4月に育児休暇から職場復帰した遠藤アナと生野アナにインタビュー。遠藤アナは10歳の長男と7歳の次男を育てる母。第2子出産後、夫の仕事のため5年間ドイツに滞在し、帰国後7年ぶりに職場復帰を果たした。生野アナは2014年に同期の中村光宏アナと結婚し、現在長女が3歳、長男が1歳。2021年に第2子を出産し、2022年4月から仕事を再開している。
今回は2人に、仕事と育児の両立や、年々変化を遂げているというアナウンス室の業務体制などについて語ってもらった。
遠藤玲子アナ&生野陽子アナの深い交流
― まずはお二人のこれまでの交流、関係性を教えてください。生野:私が「めざましテレビ」を担当していた時から一緒なので、入社してからずっとお世話になっています。
遠藤:生野が新人の頃からずっと一緒だったよね。アナウンス室は朝と夜など担当番組の時間帯によってはなかなか会わない人もいるのですが、その中でも生野は同じ時間を過ごすことが多かったですね。
生野:そうですね。玲子さんのやっていた番組を、年次が上がるとともに私がやることも多かったので色々教えてもらっていました。
遠藤:よくご飯に行ったりもしたよね!
生野:そうですね!「めざまし」終わりに(笑)。
遠藤:それこそ生野は夫婦で「めざまし」をやっていたので、私は生野だけでなく夫婦2人の成長をずっと見続けていました(笑)。結婚してからも2人でうちに遊びに来てくれたりして。なので、お互い1番忙しく仕事をしていた時期を一緒に過ごしていましたね。
遠藤玲子アナ&生野陽子アナ、復帰後の心境語る
― お二人とも今年4月に職場復帰されましたが、復帰された際の率直なお気持ちはいかがでしたか?遠藤:生野はどのくらい休んでいたの?
生野:1人目の時は半年、2人目の時は8~9ヶ月くらいでした。
遠藤:そのくらいの期間でも「復帰」という感覚だった?
生野:1人目の時は「復帰」という感じでした。やはり半年も仕事を休む機会がそれまでなかったので、すごく緊張したのを覚えています。ですが2人目の時はあまりそう感じず、1人目の時より落ち着いていました。1度休んでいた経験があったからかもしれないですね。
遠藤:私は7年も離れていたので、アナウンス室に戻ったら「わ~!テレビで観ている人たちだ~!」みたいな感覚でした(笑)。完全に一視聴者に戻っていましたし、ドイツにいる間はあまり日本のテレビも観られていなかったので、アナウンス室の半分以上は初めましての人たちでした。
日本も会社も久しぶり、仕事するのも久しぶりで「自分じゃない」みたいな感覚があって。もう本名は「遠藤」ではないので「遠藤さん」と呼ばれてもどこかピンと来なかったり、メールの最後に思わず本名を書いちゃったり…(笑)。なので、復帰というよりはまだゼロからみたいな感覚でした。
生野:でも戻ってきても全然ブランクを感じさせませんでしたよ!
遠藤:皆そう言ってくれるのだけれど、私は本当にゼロからだったよ。40歳にして、また新人に戻った感じでした(笑)。ですが気持ちは新人でも画面上に映る自分は超ベテランだったので、そのギャップにもちょっと驚きましたね(笑)。なので周りから見た私と、私自身の感覚はちょっと違ったのかなと思います。
生野:パワフルでテキパキしているのは、7年前と変わらないです。
遠藤:それはきっともともとの性格がそうなんだろうと思います(笑)。プロフィールの写真を撮り直す時にも、カメラマンさんに「もっと笑って」と言われてしまうほど撮られ慣れていない状態になってしまっていて(笑)。不安しかない状態でした。
― 復帰されるにあたって、アナウンス技術に関してもまた新たに勉強されたのでしょうか?
遠藤:はい。今年の新人研修は生徒として見学していました(笑)。
生野:そうだったんですか!?
遠藤:うん。新人の皆にとっては貴重な時間なので、私もそこに入って原稿を読んだりすることはなかったですが、講義を一緒に聞いたりしていました。だから22年入社のメンバーは勝手に私の中で同期です(笑)。勝野(健)くんに「心の同期だよね!」と話しかけたりもしました(笑)。
遠藤玲子アナ&生野陽子アナ、入社後からアナウンス室の体制に変化
― 入社時に比べて働き方も大きく変化していると伺ったのですが、具体的にどういった部分が変わったのでしょうか?遠藤:今は昔よりもさらにしっかり勤務時間が管理されています。朝から働いていたら夜遅くまでは働かせない、夜遅くまで勤務していたら次の日は出社時間もそんなに早くないなど、労働環境が整っていて働きやすいです。
生野:コロナウイルスの影響もやはりかなり大きく、コロナ禍になってからテレワークなども推奨されていますからね。
遠藤:コロナ対策の影響は大きいですよね。特に番組に出演するアナウンサーは、一つの番組で同じ業務を2人で担当したりと、いつでもフォローできるよう分業体制にもなりました。
生野:確かにそうですね!誰かが体調不良になった時にバックアップできるようにしていて、それはアナウンサーだけでなくスタッフもそうです。
また昔は生放送を担当していると「絶対に休んではいけない」というような考えを持っていたのですが、その意識も今はだいぶ減ってきました。家庭の事情や子どもの入学式、ほかにも子どもが熱を出してしまった時などには、別のアナウンサーがすぐに代行してくれるような環境が整ってきています。
遠藤:アナウンサーたちのスケジュールを決めるデスクと呼ばれる人たちがいるのですが、その人たちがバックアップできるように常に考えてくれていますね。例えば子どもが熱を出した時、昔だったらアナウンサー同士で相談して決めることもあったのですが、今はそれがきちんと管理体制としてできています。なので自分で代行を探さなければならないということはなく、休むことになった場合はデスクが番組やアナウンサーと調整を進めてくれるので、とても助かっています。
生野:以前はそういう状況になった時はママアナ同士だけでやりとりしていて、それも理解し合える仲間がいるという点ですごくいい環境ではあったのですが、それが今は室員全員で共有できるようになってきました。
フジテレビアナウンサーのパパ・ママ交流事情
― アナウンス室内のパパ・ママ同士で情報共有や交流をすることはありますか?生野:子どもたちも一緒に交流するというのはコロナ禍ということもあって少ないのですが、おすすめの習い事を聞くなどの情報交換はしています(笑)。
遠藤:私と生野は子どもの年齢が結構離れているのでそこまで共通の話題が多くはないのですが、生野は今未就学児の子どもを育てているパパ・ママ同士のコミュニティがあるということだよね。
生野:そうですね。松村未央アナ・山中章子アナ・竹内友佳アナ・椿原慶子アナなどはお子さんの年齢が近いです。
遠藤:私は30歳ぐらいで出産し、当時のアナウンス室の中では比較的早い方だったんです。なので佐々木恭子アナ・島田彩夏アナなど、10年近く上の先輩と同じ時期に子育てしていました。なのでお下がりをすごくたくさんもらいましたね!もらったものだけで私は子育てできてしまうくらいの量を…(笑)。それこそ佐々木アナの長男が着ていた水着をうちの長男が着て、そのあとうちの次男が着て…みたいな。擦り減って心置きなく処分できるくらいには着古しました(笑)。
生野:私は子どもたちと一緒に集まることはできていないのですが、連絡を取り合ったり、お祝いを贈り合ったりしています。女の子がいるご家庭からコートやドレスをもらったり。「ちょっと早いけど…」とベビーの時にもらったものを最近着られるようになったりして、とてもありがたいです。
遠藤:電動バウンサーは先輩からもらってそのまま次の子どもが生まれる後輩に渡したりと、代々アナウンス室で引き継がれていました(笑)。
生野:短い時期しか使わないものはお下がりでもらえると助かりますよね。
遠藤:当時はお互いの子どもたちを遊ばせたり、育休中にお互いの家に行ったりもしていましたね。
生野:楽しそう~!いいですね!
遠藤:先輩でありながらどこか同志みたいな気持ちもありましたね。
遠藤玲子アナ&生野陽子アナ、夫との家事・育児分担は?
― お仕事と育児の両立は大変なこともたくさんあるかと思いますが、家事や育児はどのように分担されていますか?生野:うちは夫がスポーツの実況を担当している時などお互い忙しいタイミングもあるので、細かい分担は決めていないです。ですがキッチン周りは基本的に夫がやってくれます。朝ごはんや子どものお弁当を作ったり、洗い物をしたりなど、家にいる時は大体やってくれますね。
遠藤:すごい!
生野:その間に私は洗濯したり、下の子のお世話をしたりなど、子どもと一緒に過ごす時間を持てています。
― お二人ともお仕事がある場合はどうされているんですか?
生野:朝は大体どちらかがいるので、1人が不在の時はもう1人がやるようにしています。あとは両家の両親にお願いしています。
遠藤:うちの主人は逆に全くキッチンに立たないのですが、料理以外のことは全部私よりも得意です(笑)。洗濯物やアイロンなど、私はざっくりでも夫はきっちりやってくれますね。お料理以外は、私が何も文句を言う必要がないくらいです。アイロンは私よりもよっぽど丁寧なので、夜夫が自分の服にかけている時にそーっと私のものを置いておいたり…(笑)。そうするとかけておいてくれます。また私も自分の実家が近いので両親が相当助けてくれています。2人とも、親のサポートがあるということは、とても恵まれていますね。
― 普通の会社員の方と違って不規則なスケジュールな分、周りの方のサポートは重要ですよね。
遠藤:そうですね。祝日でも関係なく放送はあるので…。
生野:はい。私も今土日に番組を担当しているので、両親の力を借りることで仕事が継続できていますから、恵まれている環境にとても感謝しています。
※後編に続く!
(modelpress編集部)
遠藤玲子(えんどう・れいこ)プロフィール
生年月日:1982年4月29日/出身地:ベネズエラ生まれ、千葉県育ち/出身大学:慶應義塾大学/血液型:A型/入社年:2005年<担当番組>
FNN Live News days(月・火)
BSフジ プライムオンラインTODAY(金)
生野陽子(しょうの・ようこ)プロフィール
生年月日:1984年5月17日/出身地:福岡県/出身大学:福岡大学/血液型:O型/入社年:2007年<担当番組>
LiveNews イット!(土・日)
ぶらぶらサタデー有吉くんの正直さんぽ
「フジテレビアナウンサーカレンダー2023~Aurora~」
本カレンダーは、入社9年目の永島優美アナを筆頭に、後輩女性アナ全員が参加。総勢17人の女性アナウンサーが華やかに登場する。今回初めてプロデュースを担当したのは、入社7年目の鈴木唯&堤礼実アナの同期コンビ。カラフルな色合いの表紙でスタートする今年のカレンダーのサブタイトルは『Aurora』。見る場所や時間によって見え方が異なるオーロラのように、ページをめくるたびに色々なシーンと出会うことができ、12通りの表情を楽しめるカレンダーに仕上がっている。
「夜空を照らすオーロラのように、このカレンダーが少しでも皆さんの日々を照らす存在になれたらという思いを込めた」と語る鈴木アナ。堤アナは「アナウンサーが仕事で見せる表情とは異なる表情をたっぷり詰め込みました。それぞれのアナウンサーのこだわりと輝きを、是非感じていただけたらうれしいです」と、作品に自信を見せた。
また、プロデューサーの2人がこだわったのが各月に登場する小物などのアイテム。それぞれのページを印象付けるアイテムにより、まるで1冊の雑誌のようなカレンダーを、ファッション誌「JJ」と共に表現した。
販売価格:2300円(税別)
発売日:10月5日(水)
販売場所:フジテレビショップ、フジテレビ公式通販サイト「フジテレビe!ショップ」、全国書店他
※「フジテレビe!ショップ」、kokodeブックスで、9月9日(金)12時より予約受付開始
※「フジテレビe!ショップ」、kokodeブックスでは、限定版も販売
制作:光文社JJ編集部
撮影:佐々木大輔<SIGNO>
【Not Sponsored 記事】