齋藤飛鳥、乃木坂46卒業後の“アイドル役”で見えた景色「ステージに立つことはもうないと思っていました」<【推しの子】インタビュー後編>
2024.11.28 07:00
views
モデルプレスの独自企画「今月のカバーモデル」で2024年11月のカバーモデルを務めた女優の齋藤飛鳥(さいとう・あすか/26)が、ドラマ&映画『【推しの子】』で伝説のアイドル・アイ役を務める。インタビュー後編では、乃木坂46卒業後にアイドルを演じた心境や、アイドル時代から変わらない壁の乗り越え方について聞いた。
ドラマ&映画【推しの子】
Amazonと東映による【推しの子】を実写映像化する共同プロジェクトが始動し、ドラマシリーズをPrime Videoにて11月28日21時より世界独占配信、その続編となる映画『【推しの子】-The Final Act-』を東映配給にて12月20日より全国公開。2020年に週刊ヤングジャンプにて赤坂アカと横槍メンゴのタッグで連載がスタートした「【推しの子】」は、伝説のアイドル・アイの子どもとして転生するというファンタジックな設定と、ショッキングな描写もいとわないサスペンス要素、“芸能界”という複雑な世界に躊躇なく切り込む他に類を見ない斬新なストーリーが衝撃を与えた。ドラマ&映画では、そんな物語の重要人物・アイを齋藤が演じる。齋藤飛鳥、乃木坂46卒業後にアイドルを演じた心境


齋藤:ライブシーンや歌番組、ミュージックビデオの撮影シーンは、客観的に見ると本人たちが思っている以上に華やかに見えるんだなと思いました。その世界で10年以上活動させていただきましたが、改めて自分がアイドルを離れた上でアイドルを演じると実感しますね。
― “卒業後にアイドルを演じる”というのも、どこか不思議な感覚ですよね。
齋藤:そうですね。卒業したらステージに立つことはもうないと思っていました。アイは乃木坂46時代にもなかなか着なかったような衣装を着ているのですが、それも新鮮な感覚がありました。
齋藤飛鳥が悲しみを乗り越えた方法
― 今作には不安や悲しみを乗り越えていく登場人物がたくさんいますが、齋藤さんご自身が不安や悲しみを乗り越えた方法があれば教えてください。齋藤:乃木坂46としてアイドル活動をしていたときも、悩んだときは周りの声ももちろん聞くけど、最終的には自分で解決したいし、自力で乗り越えたいタイプでした。あまり1つひとつを細かくシビアに考えすぎても自分が壊れちゃうだけなので、適度に「いいか」とか、ちょっと諦めの気持ちを持つというのは、私がここまで26年生きていく上で身につけた壁を乗り越える方法でもあるし、自分を守る方法でもあるのかなと思います。
齋藤飛鳥の夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者がたくさんいます。最後に齋藤さんが思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。齋藤:先ほど話したこととも重なるんですけど、ポジティブな意味で諦めの気持ちを持つことも大事だと思います。夢を追いかけることはもちろん大事なことですが、そのときの自分の環境や気持ちによっては難しい場合もあるとは思うので、そうなったときに自分にたくさんストレスをかけるよりも、人生として幸せであることが1番大事だと思っています。
そして、常に自分がフラットでいること。周りの声が聞こえやすくなって、夢に近づいたり、諦める選択をしたりすることを自分で調整できると思うので、私はその2点を大事にしています。
― 「今ストレスがかかっているな」と感じたときには、どのようにリフレッシュされていますか?
齋藤:とりあえず1人になるとか、外の空気を吸うとかはその場でできる解決策です。あとは、やりきったときにご褒美的なものを自分に与えることもリフレッシュ法かなと思います。それはご飯でも良いし、大人ならお酒でも良いし、時間があるなら旅行でも良いし。そうやって自分に時間をかけてあげることが大事なのかなと思っています。
― 素敵なお話ありがとうございました。
(modelpress編集部)
PHOTO:赤英路
@modelpress 🌟「モデルプレス今月の動く表紙」は、ドラマ&映画【推しの子】アイ役の #齋藤飛鳥 さんが登場✨️ #モデルプレス今月のカバーモデル #モデルプレス #modelpress 推しの子@oshinoko_lapj
♬ オリジナル楽曲 - モデルプレス(公式) - モデルプレス(公式)
齋藤飛鳥(さいとう・あすか)プロフィール
1998年8月10日生まれ、東京都出身。身長は158cm。2011年「乃木坂46」のオーディションに合格し、第1期生最年少メンバーとしてグループに加入。2023年5月に東京ドームにて開催された「乃木坂46齋藤飛鳥卒業コンサート」をもって、乃木坂46の活動に終止符を打った。グループ卒業後も活躍の幅を広げており、2023年にはMBS・TBSドラマと映画で実写化された「マイホームヒーロー」シリーズ(映画公開は2024年)、フジテレビ木曜劇場「いちばんすきな花」(2023年)に出演。2024年10月期のTBSドラマ「ライオンの隠れ家」での演技も話題を呼んでいる。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
齋藤飛鳥【推しの子】アイ役への覚悟「賛も否も色々あるんだろうなと」自身のアイドル像に変化も<インタビュー前編>モデルプレス
-
【推しの子】実写キャストが豪華集結 撮影で最も緊張した瞬間とは「誰も話せなくて固まってしまった」モデルプレス
-
齋藤飛鳥【推しの子】アイ役一度辞退から引き受けた理由モデルプレス
-
「ライオンの隠れ家」X(岡山天音)、愛生(尾野真千子)&美央(齋藤飛鳥)との意味深やり取りに考察続々「過去に何があったの」「予想できない」モデルプレス
-
齋藤飛鳥が“重い鎧を脱げる場所”とは 芸能活動への持論もモデルプレス
-
齋藤飛鳥、乃木坂46卒業時「リアルに引退は考えました」芸能界に踏みとどまった理由語るモデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
「スポ男」総合優勝・山本良幸、番組特化した練習法とは 山田勝己は涙の理由語る【モデルプレス独占インタビュー】モデルプレス
-
「イグナイト」“全員黒スーツ”に込めたメッセージ「チャレンジングな提案だった」間宮祥太朗本人と偶然重なったこととは【スタイリストインタビュー】モデルプレス
-
高橋一生、初共演・井浦新の魅力熱弁「なぜこんなにも惹かれるんだろう」邦画初の全編ヴェネツィアロケ裏話【「岸辺露伴は動かない 懺悔室」インタビュー】モデルプレス
-
【PR】瀬名ちひろ「サツコレ」ソロで凱旋ステージ&初ランウェイ “kawaii EDM”な新曲で魅せる「今までとは違った自分」【インタビュー】株式会社DONUTS
-
【PR】STPR5組目・すにすて、東京ドームデビューの裏側「涙がこぼれた」夢を諦めなかった7人が初舞台を振り返る<メディア初インタビュー>株式会社STPR
-
Koki,、スタッフ全員に手紙 渡邊圭祐&綱啓永が語る座長の素顔「付いてきてよかった」【「女神降臨」インタビュー】モデルプレス
-
【PR】<≠MEインタビュー>冨田菜々風「ファンの皆さんのおかげでここまで来れた」 10thシングルで魅せた新たな一面と挑戦キングレコード株式会社
-
Kep1erが考える“別れ”の意味――前に一歩踏み出す方法・ファンに伝えたいこと「もちろん悲しいですし未来は怖いかもしれません」【<AGAINST THE WORLD>インタビューVol.2】モデルプレス
-
Kep1er、オーディションから続く強い絆「他の人にそう容易く崩されない」7人の変化を感じた瞬間明かす【<AGAINST THE WORLD>インタビューVol.1】モデルプレス