「夢を叶える秘訣は?」乃木坂46星野みなみの“明快な答え”にハッとさせられた話(C)モデルプレス

「夢を叶える秘訣は?」乃木坂46星野みなみの“明快な答え”にハッとさせられた話

2021.06.08 17:00

乃木坂46星野みなみ「ごめんねFingers crossed」(6月9日発売)インタビュー>

容姿端麗なメンバーが揃う乃木坂46で、とりわけ「可愛い」という形容詞が似合うメンバーといえば、1期生の星野みなみ(23)。グループの冠番組「乃木坂工事中」では、彼女のテロップがピンク色でハート付きになるなど、大人の女性に成長を遂げながらも“妹キャラ”は今なお浸透中だ。一方で真逆の“姉御肌”な素顔が垣間見えることもしばしば。開口一番「そんなに深く考えてないし、意識してないですよ(笑)」と無邪気にかわされたが、彼女の「優しさ」と「笑顔」に粘り強く迫った。

“星野みなみに救われた”メンバー多数も本人に自覚なし!?

モデルプレスのインタビューに応じた、星野みなみ(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた、星野みなみ(C)モデルプレス
独りぼっちの状況にいたメンバーが、星野にさりげなく救われたというエピソードは枚挙にいとまがない。ファンの間で特に語り継がれているのは、学業の都合でデビュー時に活動休止をしていた秋元真夏が、復帰直後のシングルでいきなり選抜入りしたときの話。メンバー内に不穏な空気が流れる中、星野だけが秋元と自然体で接したという。

「ファンの方に、そういうことあったの?って聞かれるけど、いつも覚えてなくて申し訳ない気持ちになるんです。ちょうどさっきも梅ちゃん(梅澤美波)に言ってもらったけど本当に覚えてなくて。たぶん話しかけたいな~って思っただけだと思う。あまり後輩に話しかけられるタイプではないので、逆に一人でいるときとかを狙って話しかけてるだけな気もするし、どうなんだろう。

それに真夏の話は、本当にただ喋りたかっただけなんです(苦笑い)。いい話にしてくれてるんだろうけど、一人でいるな、喋りかけた方がいいな、ではなくて(笑)。だからそういうエピソードの理由を聞かれても、ただ喋りたかっただけなんですよ、で終わっちゃっていい話ができないから困るんです(笑)」

「周りの人がいい人すぎるから」星野みなみが語った“優しさのルーツ”

星野みなみ(C)モデルプレス
星野みなみ(C)モデルプレス
やはり、ではあるが、さらりと謙遜した。その言葉に嫌らしさはなく、本音を見え隠れさせるのもうまい。とはいえ周りは彼女を優しいという。「優しさのルーツが知りたい」と切り出すと、少し考えながら話し始めた。

「私の周りの人がいい人すぎるからだと思います。1期生がみんな優しいから、そうしようと思ったのかなって。乃木坂46に入る前とかは、大丈夫かなって少し心配しても、逆に今、話しかけてほしくないかもしれない、って思うことの方が多かった気がするんです。でも今は、大丈夫かな、困ってるかなって少しでも感じたら、そばにいてあげよう、しゃべりかけよう、って思います。

少なくともメンバーに対しては基本やってあげたいかな。(和田)まあやとかはすぐにやってあげる。この間も、なにかこぼしちゃってたから『もー、ちょっと待ってな』って言いながら、やってあげました(笑)。でも後輩だとやってあげるまでにまだ時間がかかっちゃうんです。喋りかけに行っていいのかなって躊躇する自分がいて」

“妹キャラ”とは真逆、星野みなみの“姉御肌”な一面

「でも遠くからは見守っています」と微笑む。年下の後輩が増えてもグループの“妹キャラ”は盤石だが、深堀りすればするほど“姉御肌”であることがうかがえた。

「悩んじゃう子は悩んじゃうから。もし悩んでそうな子がいたら、とりあえず一緒にご飯食べようって声をかけられたらなって。でも深い相談とかはキャプテン(秋元真夏)もいるし、私以外にもっといる。私はただ楽しく喋る担当でいいかなって思います。今回センターの(遠藤)さくらも(齋藤)飛鳥が近くで寄り添ってあげてる。私はそれを見て、頑張れ、って心の中で応援しています。

それに3期生、4期生のライブを見て、みんなすごいスピードで成長しているなって思いました。みんな頼もしくなってる。さくらも、本人はまだまだって思っているかもしれないけど、2回目のセンターで、しかも前回のように4期生が周りにいるわけじゃない、それなのにすごく堂々としていてかっこいいです」

悩んだら“とりあえず笑う”星野みなみが笑顔を大切にするワケ

星野みなみ(C)モデルプレス
星野みなみ(C)モデルプレス
中学2年生で乃木坂46の一員になった。今でこそアイドル界のトップを走るグループに成長したが、この10年は決して楽しいだけではなかった。その経験を後輩に伝えることも一つの役目と感じている。

「昔はつらいことがあると、つらいなって考え込んでいたんですけど、事が起きちゃったら、考えてもどうにもならないときがあるって気づいて。そういうときは笑って、別の楽しいことを考えて忘れた方がいいなって思ったんです。考えてる時間がもったいない、とりあえず前に進んでみるか、って。落ち込んだときこそ、笑うように心がけています。

そうやって思えたのも、やっぱり乃木坂46の存在が大きかったです。乃木坂46にいると物事がすごい速さで進んでいくから、それに置いていかれるくらいなら、楽しいことを笑ってみんなで共有した方がいいなって、いつからか思うようになりました。落ち込んで暗くなっている場合じゃないなって。悩んだら“とりあえず笑う”。悩んでどうしようもなくなったとき、それが自分で見つけた解決方法でした」

「人に優しくすること」星野みなみの“夢を叶える秘訣”

当たり前のように振りまく笑顔にも星野なりの決意があった。テレビで見せる無邪気な姿は、彼女を語る上でほんの一部にしか過ぎないのだろう。最後に“夢を叶える秘訣”についての考えを聞くと、「星野みなみ」という人間の大きさを実感した。

「とてもシンプルだけど、人に優しくすること。そうすると優しい人が集まってくるし、優しい人はみんな助けてくれる。私は自分の力だけではなくて、みんなに助けてもらいながらここまで来ました。自分を助けてくれる優しい人に出会えるよう、自分が素敵な人になることが夢を叶える秘訣…かな? 難しい(笑)。自分がいい人だったら、周りにはいい人が集まってくると思うし、怒っているより笑っている方が周りの人も話しかけやすいと思います」

「全部、繋がっています。優しくしたら優しくしてもらえると思うし、笑っていたら笑ってくれると思います」―――人に優しくする。いつも笑顔でいる。その明快な答えは、彼女が愛される理由を知るのに十分な言葉だった。

星野みなみインタビューこぼれ話

星野みなみ/今作の活動をもって卒業する1期生・松村沙友理の門出を祝し、松村の必殺技“さゆりんごパンチ”を披露(C)モデルプレス
星野みなみ/今作の活動をもって卒業する1期生・松村沙友理の門出を祝し、松村の必殺技“さゆりんごパンチ”を披露(C)モデルプレス
<こぼれ話1/卒業する松村沙友理について>

「今回のシングルは、まつ(松村)と隣のポジション。すごく嬉しかったし、撮影の合間もみんなで喋ることができて楽しかったです。まつが卒業するのは寂しいけど、卒業する前に1期生ライブもできてよかったなって思います。

まつは例えばライブのMCで、みんながちょっとなに喋ろうってなったときとか、率先して喋ってくれるし、それ以外でもなにかやらなきゃいけないとき、まつが1番にやってくれるから頼もしかった。

他にも番組とかオンエアを見ると、まつが可愛いねってよく言ってくれているんです。それが嬉しかったし、ほっこりしていました。どんなときでも、まつの声が聞こえてくるから、それが聞こえなくなると思うと本当に寂しいです」

<こぼれ話2/ファンについて>

「私、ライブが本当に好きなので、ライブがあればテンションは上がるけど、ファンの方のサイリウムがないと、ライブならではの感じがなくて、本当に寂しいです。広い会場で光ってる客席をまた見たいなって思います。でも無観客の配信ライブで、むしろいろんな人に見てもらえて繋がれたのかなって思うこともあります。

例えばバースデーライブだと、2月22日だから平日になることも多くて、仕事とか受験とかで見に来られない方もいるんです。今回はリピート配信もアフター配信もあったので、より多くの方に見てもらえたんじゃないかな。それは嬉しかったです」

<こぼれ話3/“みなみちゃん偉いねぇ~”について>

「“みなみちゃん偉いねぇ~”って気づいたらみんなが言っていたので、なんで言い始めたのか気になっています。なに発信なんだろう。でもファンのみなさんが作ったなら、それが人気だったんだろうなって思って嬉しいです。でもでも!ちょっと気にはなります。なんで言うようになったんだろうって」

<こぼれ話4/美の秘訣について>

「お水をたくさん飲むようにしています。私、昔はお水が飲めなかったんです。でも4年前かな、夏のツアーでめちゃくちゃ暑いとき、いつもはお茶とかスポーツドリンクとかを飲むんですけど、そのときお水しかなかったから飲んでみたんです。そしたら思いのほか飲めて!今は1日1.5リットルとか飲むので、おうちに2リットルのペットボトルをたくさん買っても、すぐになくなっちゃいます」

(modelpress編集部)

PHOTO:赤英路

乃木坂46「ごめんねFingers crossed」(6月9日発売)

乃木坂46にとって通算27枚目のシングル。4期生の遠藤さくらが、24thシングル「夜明けまで強がらなくていい」(2019年9月発売)以来、3作ぶり2度目のセンターを務める。今作の活動をもって卒業する1期生の松村沙友理は、全体の中央に位置する2列目センター。その両脇を初期にフロントを務めた同期の生田絵梨花と星野みなみが固める。

乃木坂46 27thシングル「ごめんねFingers crossed」初回仕様限定盤Type-A(提供画像)
乃木坂46 27thシングル「ごめんねFingers crossed」初回仕様限定盤Type-A(提供画像)
乃木坂46 27thシングル「ごめんねFingers crossed」初回仕様限定盤Type-B(提供画像)
乃木坂46 27thシングル「ごめんねFingers crossed」初回仕様限定盤Type-B(提供画像)
乃木坂46 27thシングル「ごめんねFingers crossed」初回仕様限定盤Type-(提供画像)
乃木坂46 27thシングル「ごめんねFingers crossed」初回仕様限定盤Type-(提供画像)
乃木坂46 27thシングル「ごめんねFingers crossed」初回仕様限定盤Type-D(提供画像)
乃木坂46 27thシングル「ごめんねFingers crossed」初回仕様限定盤Type-D(提供画像)
乃木坂46 27thシングル「ごめんねFingers crossed」通常盤(提供画像)
乃木坂46 27thシングル「ごめんねFingers crossed」通常盤(提供画像)
乃木坂46(提供画像)
乃木坂46(提供画像)

星野みなみ(ほしの・みなみ)プロフィール

1998年2月6日生まれ/血液型:B型/星座:みずがめ座/身長:155cm
新内眞衣、星野みなみ、梅澤美波(C)モデルプレス
新内眞衣、星野みなみ、梅澤美波(C)モデルプレス
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