福田雄一監督 (C)モデルプレス

福田雄一監督が明かす、堂本剛の役作りのアドバイザーは“家族”?<モデルプレス銀魂インタビュー>

2017.07.07 00:00

「勇者ヨシヒコ」シリーズ(テレビ東京系)や、「スーパーサラリーマン左江内氏」(日本テレビ系)などを手掛け、今最も勢いのある福田雄一監督。福田監督は14日に人気漫画を実写化した映画「銀魂」(小栗旬主演)の公開を控える。今回モデルプレスでは、福田監督とは10年以上の付き合いがあり、小栗演じる銀時らに立ちはだかる最強の敵・鬼兵隊頭領の高杉晋助役を務めたKinKi Kidsの堂本剛にフォーカスし、オファーの経緯から撮影裏話までを福田監督にたっぷりとインタビュー。今回は「攘夷志士の中で最も過激で最も危険な男」と言われる高杉役に堂本が決定した際に監督の元へ届いた「銀魂大好き」という堂本の家族のリアクション、監督が明かす堂本に命じられた“役作り”についてお届けする。

福田監督が振り返る、高杉役に決まったときの堂本剛や家族の反応は?


― オファー後、堂本さんからご自身とは高杉晋助のキャラが「全然違うやん!」と言われたというお話もありましたね。

福田:「キャラ違う」って言ったのは剛じゃなくてお姉ちゃんなんです。

―お姉さん。

福田:お姉ちゃんが「銀魂」大好きなんですよね。事務所と話が終わった後に、剛とも直接「こんな感じの役だよ」とやり取りをして「わかったよ」(堂本)と。その当時剛は「銀魂」知らなかったんですが、お姉ちゃんが大好きだと。

で、「だーふく(福田監督)が高杉やれっていうねーん」って、“いうねん”があったんでしょうね、姉弟間で。

― (笑)

福田:「どうやろか」(堂本)って多分言ったんでしょう。そしたらお姉ちゃんが「あー残念、あんたちゃうわ」って言ったらしいんですよ(笑)

―ばっさり(笑)

福田:剛が「お姉ちゃんがあんたちゃうわって言うてんねんけど」って言うから「わかる!お姉ちゃんの気持ちわかるよ」って(笑)わかるけどこれは違うんだと。剛は原作のイメージとはちょっと離れてるのはわかるけど、高杉という役を剛にハメることが出来るっていう自信があったんです。大丈夫だ、絶対心配するなって。

最終的には高杉晋助が堂本剛でよかったって言われる自信が絶対あるから、気にするなっていう話をしたんです。

―堂本さんにとっても、福田監督は頼もしい存在だったと思います。

福田:そしたらお姉ちゃんから具体的な指令が出たらしくて。剛って結構体ガッチリしてるんで、お姉ちゃんから高杉をやるにあたって「基本的に胸のお肉をちゃんと落としなさい」って。

「着物を着た時にこの辺(胸元)がある程度華奢に見えたほうがいいんだ」というお姉ちゃんの指令(笑)。

― すごく的確なアドバイスですね(笑)。

福田:「って言われてんねんけど」(堂本)って言ってきたので、「じゃあそうすればいいんじゃないの?」(福田監督)っていう感じで。

福田監督、堂本剛の母にも連絡

― 堂本さんのお母さまともお電話されたと伺いました。

福田:お母さんとは何度かお話もしたことあるんですけど、お母さんが「また本当に剛がお世話になります」っていう話で、「ちょっとお母さん、今回剛くんにはちょっと悪役をやってもらおうと思うんですよ」って言ったら「あらま~剛もそんな歳になりまして」って。

「お母さん、あんまり歳は関係ないんですよね」っていう話をした覚えがあります。本当に面白いお母さんなんです。そっか…剛も悪役やる歳になったんだって思ったんでしょうね、お母さんは。

―お母さまも悪役のイメージはなかったんでしょうね。(次回へ続く)

次回は、なぜ福田監督は堂本をこれまでのイメージになかった“悪役”の高杉役に抜てきしようと考えたのか…?真髄に迫る。9日配信。(modelpress編集部)

映画『銀魂』(2017年7月14日公開)

銀魂(C)空知英秋/集英社 (C)2017「銀魂」製作委員会
銀魂(C)空知英秋/集英社 (C)2017「銀魂」製作委員会
脚本/監督:福田雄一

出演:小栗旬 菅田将暉 橋本環奈 柳楽優弥 新井浩文 吉沢亮 早見あかり ムロツヨシ 長澤まさみ 岡田将生 佐藤二朗 菜々緒 安田顕 中村勘九郎 堂本剛

原作:「銀魂」空知英秋(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)

【ストーリー】

銀髪天然パーマのぐうたら侍、でも仲間を護るためにはキリッと光る“万事屋銀ちゃん”こと坂田銀時とその周りで起こる大騒動。そして、不可解に絡み合う謎の事件…。

幕末の江戸、鎖国を解放したのは黒船――ではなく、エイリアンと宇宙船だった!今や地球人と宇宙からやってきた天人(あまんと)が共に暮らす、将軍おひざ元の江戸・かぶき町。

ここで、なんでも屋「万事屋(よろずや)」を営む銀時は、従業員の新八や居候の怪力美少女・神楽といつものようにダラダラした午後を過ごしていた。だが、ぼんやり見ていたTV番組のニュースで、カブトムシ狩りで一攫千金できると知り…、てんやわんやの大騒動で幕が開く!

ある日、万事屋に仕事依頼が舞い込む。江戸で暗躍する攘夷志士の桂が謎の辻斬りの凶刃に倒れ行方不明になったというのだ。その影にうごめくのは、「人斬り似蔵」の異名を持つ浪人・岡田似蔵。そしてかつて銀時と共に攘夷志士として救国のため戦った高杉晋助。

捕らわれた仲間を救出するため、この世界を護るため――満身創痍の銀時はひとり、走り出す。江戸の空に浮かぶ戦艦で、一世一代の大バトルが始まろうとしていた――!

福田雄一プロフィール

福田雄一監督 (C)モデルプレス
福田雄一監督 (C)モデルプレス
1968年7月12日生まれ、栃木県出身。1990年に旗揚げした劇団「ブラボーカンパニー」座長。放送作家としても活躍し、「笑っていいとも!」「SMAP×SMAP」「いきなり!黄金伝説」「堂本剛の正直しんどい」「ピカルの定理」など数々の有名バラエティ番組を手がけてきた。

バラエティなどで培ってきた独自の笑いのセンスでその後映画やドラマも手がける。テレビドラマの代表作に「33分探偵」(フジテレビ・2008年)、「勇者ヨシヒコ」シリーズ(テレビ東京)、「ニーチェ先生」(読売テレビ・2016年)、「スーパーサラリーマン左江内氏」(日本テレビ・2017年)など。

映画では鈴木亮平主演「HK 変態仮面」シリーズ(2013、2016年)、2017年には「銀魂」のほか、「斉木楠雄のΨ難」の公開を控える、今最も勢いのある監督。
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