

『アバター』シリーズ、サム・ワーシントンが主演に抜擢された理由とは?
巨匠ジェームズ・キャメロンが監督を務める、全世界歴代興行収入ランキングで第1位、人類が生み出した全映画の頂点に立つ『アバター』(09)が9月26日(金)より、そしてキャメロン監督のもう一つの代表作『タイタニック』(97)を超えて同ランキングで第3位にランクインする偉業を成し遂げた『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(22)が10月3日(金)より、各作1週間限定で3Dスクリーンにて劇場上映される。
そして、この「アバター」シリーズ第三弾となる最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』が12月19日(金)より日米同時公開となる。この“人類史上最高映画”シリーズで、主人公のジェイク・サリー役を務め続けているのがサム・ワーシントン。
1作目当時、“超有名”とは言えなかったサムの起用について、キャメロンは、「ビールを飲みながら一緒に話せそうな男だ。そして、ラッセル・クロウのような“元来の強さ”がある。観客が“彼についていきたい”と思えるような人物でなければならない」と名優を引き合いに出しつつ、“気さく”で“頑丈”で“感受性”を兼ね備えたサムに惚れ込んだことを語っている。
『アバター』では、挫折した男がパンドラという星での出会いを経て再生する姿、「ウェイ・オブ・ウォーター」では、新たに築いた家族と新天地で苦難と共に生きる姿…など、常に変化を見せ続けてきたサム演じるジェイクが、「ファイヤー・アンド・アッシュ」で魅せる姿とは―。

巨匠ジェームズ・キャメロン監督が贈る人類史上最高の映画シリー …
“親しみやすさ”と“頼もしさ”を兼ね備えている
映画におけるキャスティングを“神秘的なプロセス”と呼び大切にしているキャメロン。彼はかねてより、「俳優はキャラクターを変える。その変化は映画監督にとってプラスであるべきだ。想像したものを体現するだけでなく、少し挑戦を与えてくれるような、予想外のものを持ってくる人をキャスティングすべきだ」と信念を語っている。そんな彼が、「ターミネーター」シリーズや『タイタニック』をヒットへ導いた後、満を持して創造した意欲作『アバター』で主人公にサムを抜擢。

(L-R): Jake Sully and Neytiri in 20th Century Studios’ AVATAR: THE WAY OF WATER. Photo courtesy of 20th Century Studios. © 2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
当時、キャメロンは彼について、「サムを見つけられたのが作品にとって大きな転機になったんだ。とても気に入ったよ」と絶賛し、「サムはビールを飲みながら一緒に話せそうな男だ。そして、ラッセル・クロウのような“元来の強さ”がある。『グラディエーター』のクロウに人々が地獄にさえもついて行くような力だ。主人公のジェイクもそうでなければならない。観客が“彼についていきたい”と思えるような人物でなければならないんだ」と評価していた。『タイタニック』や「アバター」シリーズをはじめ数々のキャメロン作品でプロデューサーを務め、昨年病気のため惜しまれつつ亡くなったジョン・ランドーも、「大変だったのは、感受性と傷つきやすさ、力強さを兼ね備えた人がいなかったことなんだ。しかしサムはそれら全部を備えていた」と評していた。“親しみやすさ”と“頼もしさ”が同居したサムだからこそ、物語の軸となり、観客が共感を寄せる主人公ジェイクという難役を任せることができたようだ。
波乱万丈な男ジェイクをサムは長年情緒豊かに演じてきた。『アバター』のはじまりは2154年、人類存続の鍵となる資源が眠る神秘の星パンドラ――戦地で両足を負傷し生きる希望を見失っていたジェイクは、兄が亡くなったことで、彼の代わりに〈アバター計画〉という名のプロジェクトへ参加することに。それは、パンドラの原住民であるナヴィと人間のDNAを組み合わせて、神経接続により人間の意識を憑依させられる、ナヴィと同じ肉体の〈アバター〉を創り出すというものだった。アバターの肉体に神経をリンクさせたジェイクは、ある時ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と出会い、恋に落ちてしまう。次第に、自然と調和したナヴィの生き方に共鳴し、彼らと時間を共に過ごしていく。一方、資源の調達が進まずしびれを切らした人類が、ジェイクやネイティリの暮らす村へと進撃。ついには戦争が勃発し、反撃するジェイクたちは、神聖な森を追われ、多くの犠牲を伴いながらも、人類を撃退することに成功。そしてジェイクは、ナヴィが神として崇める“エイワ”の力によって意識を完全にアバターの肉体へと移し、本当のナヴィとして生きていくことになる―。
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(22)の舞台は、それから十年以上が経過したパンドラ。ジェイクは、ネイティリとともに、長男・ネテヤムと次男・ロアク、娘のトゥク、そして養女のキリと人間であるスパイダーと平和に暮らしていた。しかし、人類が再びパンドラを襲撃。自身が狙われていると感じたジェイクは、これまで共に過ごしてきた“森の部族”を離れ、家族を連れて“海の部族”の元へ身を寄せる。ジェイク一家は、未知なる海の文化や美しい生命たちと触れ合いながら次第に絆を深めていく。しかし、人類の魔の手はすでに間近に迫っていた。ジェイクらは、“海の部族”という新たな仲間と団結し、人類を迎え撃つが―。
大きな挫折と孤独を味わったのち、新たな環境での出会いを通じて再生した『アバター』。パンドラで家族とともに築いた新たな生活を必死に守ろうとする「ウェイ・オブ・ウォーター」。ジェイクの姿は常に観る者の心を打ち、共感を集めている。続く「ファイヤー・アンド・アッシュ」でも、ジェイク一家に平穏が訪れることはなく、再び人類による侵略が迫り、さらには、パンドラの新たな部族の脅威までも訪れる…。新たな脅威に立ち向かうジェイクたちの運命は一体。果たして家族とパンドラを守り抜くことはできるのか?
映画館での最高の映像体験を常に追求し実現しながら、普遍的テーマの先にある人々を魅了するオリジナリティ溢れる物語を描き、全世界に届け続けるジェームズ・キャメロンが創造する世界、そして紡がれる壮大なドラマに注目したい。
『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』ストーリー
ジェイク一家に再び人類による侵略が迫り、さらには、パンドラの新たな部族の脅威までも訪れる…。ジェイクらが今回新たに出会うのは、自然と共生してきた“森の民”や“海の民”とは違い、なんらかの理由でパンドラに憎悪を募らせているという“アッシュ族”。火口域に住むこの民のリーダーは、シリーズ初となる“ナヴィのヴィラン”であるヴァラン(ウーナ・チャップリン)だ。新たな脅威に立ち向かうサリー家の運命は一体。果たして家族とパンドラを守り抜くことはできるのか?
(海外ドラマNAVI)
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Photo:『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』12月19日(金)日米同時公開 ウォルト・ディズニー・ジャパン©︎2025 20th Century Studios. All Rights Reserved. 『アバター』 9月26日(金)〜10月2日(木)1週間限定3D上映 (C) 2025 20th Century Studios. All Rights Reserved. 『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』 10月3日(金)〜10月9日(木)1週間限定3D上映 (C) 2025 20th Century Studios. All Rights Reserved.
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