米代表ミスの差別的発言が波紋「ミス・ユニバース2018」優勝者は?
2018.12.18 16:48
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ミス・アメリカの差別的発言が波紋を呼んでいた『第67回ミス・ユニバース2018 世界大会』が、17日(現地時間)にタイ・バンコク近郊にて開催。優勝はフィリピン代表のカトリオナ・グレーさんに決定した。
『ミス・ユニバース2018』が決定
同大会には日本代表として、モデル・タレントとして活躍する加藤遊海さんが出場。惜しくも上位20位以内に入れず入賞を逃した。優勝したグレーはオーストラリア系フィリピン人で、モデルとして活動。フィリピン代表の優勝は、今回で4度目となった。準ミスはミス南アフリカ代表のタマリン・グリーンさん。
また今大会には、スペイン代表として初のトランスジェンダー候補であるアンジェラ・ポンセさんが参加し注目を集めた。
ミス・アメリカの差別的発言が問題に
今大会にあたっては、大会前の12日にミス・アメリカのサラ・ローズ・サマーズらの差別的な発言が話題となった。サラさんはミス・コロンビアのヴァレリア・モラルズさん、ミス・オーストラリアのフランセッサ・ハングさんらとInstagramで動画を投稿し、その中でミス・ベトナムのヘン・ニエさんらに言及。サラさんは「ミス・ベトナムはとても可愛い。英語を理解しているふりをしているのだけど、会話の後に質問すると…」と、彼女が愛想笑いをする真似をしてみせ、それを見下すように笑った。
この動画には「人種差別的」「傲慢だ」「ミス代表の恥」などと世界中から批判が殺到。サラさんのSNSは炎上し、14日「仲間の勇気を称賛しようとした場で言ったことが、敬意に欠けていたと気がついた。謝罪します」とInstagramにて謝る事態となった。
サラさんはミス・ベトナムのヘンさんと抱き合う写真を投稿し「私は他者を傷つけようとすることは絶対にありません。今回の経験について、ミス・カンボジアとミス・ベトナムと直接話す機会ができ、今回の経験を感謝しています。こうした瞬間は、私にとって最も大切です」としていた。ヘンさんは米メディアの取材に、サラさんは「私が英語で苦労していることを知っていて、関心を持ち、愛情を示してくれた」と話したという。
結果的に動画が波紋を呼んだアメリカ、コロンビア、オーストラリア代表の3人は、ベスト5に入ることができなかった。(modelpress編集部)
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