テイラー・スウィフト「反トランプ大統領宣言」で政治的発言解禁・投票呼びかけで若者の選挙参加に好影響か
2018.10.10 15:28
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米歌手のテイラー・スウィフトが8日、自身のInstagramにて11月6日の米・中間選挙に向けて支持政党などを明かし、政治的発言を解禁。またテイラーが投票を呼びかけたことによって、若者層の有権者登録が24時間で6万5000人増加したことが報じられた。
テイラー・スウィフト、政治に初めて言及
共和党のトランプ大統領就任以来、2年ぶりの大きな世論投影となる米・中間選挙。テイラーはこれまで「他人に影響を与えてしまうかもしれない」と政治的な発言を公にすることはなかったが、「この2年間世界中で起きたことや自分自身に起きたことによって考えが変わりました」と表明。
「私はいつでもこの国の誰しもが与えられるべき人権を保護し、そのために闘ってくれるであろう候補者は誰かに基づいて投票します。私はLGBTQの権利のための闘いを信じているし、性的指向や性別に基づくどんな形の差別も間違っています。未だこの国で目にする制度的な人種差別は恐ろしく、不快で、一般的に蔓延しています」との信念のもと、現在は野党である民主党の候補者(テネシー州の民主党候補者2名)を支持することを明かした。
これを受けてトランプ大統領を支持する共和党の保守派層は反発し、テイラーを批判。トランプ大統領は、テイラーの民主党支持宣言を受け、「前より25%好きじゃなくなった」とコメントしている。
ファンに投票を呼びかけ
さらに多くの若者のファンを持つテイラーは「お願いです、あなたも投票する州の候補者について知り、自分自身の価値観に一番近い人に投票してください」と訴え。「多くの人にとって、100%同意できる候補者や政党を見つけることは出来ないかもしれない。でも私たちは投票しなければならないのです」とし、まずは選挙参加に必要な有権者登録を済ませるように呼びかけた。
テイラー・スウィフト効果か 有権者登録数が急増
米報道によると、有権者登録を支援する非営利団体Vote.orgは「テイラーの投稿後24時間で6万5000件の登録を行った」と明かしたという。これまで8月に約6万7000人、9月に約19万人の登録があったそうで、テイラーの発言後申請者が急激に増加したことになる。報道によれば、10月7日以降の登録者の6割以上が18~29歳の若者層だという。
現在テイラーのInstagramフォロワー数は1億1200人を超えており、その影響力の強さが浮き彫りになったと伝えられている。(modelpress編集部)
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