「予約2ヵ月待ち」→今取り寄せ可に！超絶人気バターサンド実食レポ

2025.06.25 17:05

忙しない日々のなかでも、おいしいお菓子を楽しむ時間があれば、また頑張ろうと思えるもの。東京・世田谷の工房とオンラインでお菓子を販売する「YUME NO OKASHI」には、まさにそんな時間に味わいたくなるスイーツがたくさん。今回は、ライターが実際に食べたバターサンドをメインに、そのお菓子の魅力をご紹介します。

オンラインやポップアップショップで大人気のお菓子工房

東京・世田谷の住宅街にあるお菓子工房「YUME NO OKASHI（ゆめのおかし）」。パティシエの武井侑芽（ゆめ）さんが、渋谷を拠点に2019年からオーダーケーキの販売をスタートしました。翌年からバターサンドや焼き菓子のオンラインストアをオープンすると、約2ヵ月待ちの大人気に。

2021年からは工房拡大と販売店オープンのため、武井さんの出身地である三重県に移転していましたが、ポップアップショップで東京に来ると行列ができ、「戻ってきてほしい」という声も多く寄せられていました。それに応え、2024年11月に今の場所に工房を、今年5月には近くにカフェも開店し、さらに注目を集めています。

今回は同店の代名詞といえる、3種類のバターサンドをいただいてみました。

とろりと滑らか。「オリジナルレーズンバターサンドウィッチ」

開店して間もないころから作られ続けてきたスペシャリテが、通常「バタサン」として親しまれる「オリジナルレーズンバターサンドウィッチ」。イラスト入りのスリーブやキャラメル包みのパッケージもかわいらしいお菓子です。

薄く焼き上げたサクサクのサブレにラム酒を塗り、ラム酒で炊き上げたレーズンと、ほんのり塩を効かせたバタークリームをたっぷりサンドしています。

冷蔵庫から出して少し待ってから食べると、バタークリームが口の中でふわりととろけます。コクがありますが、くちどけのよさとジューシーなラムレーズンの香りもあって、食後感は軽やか。おかげで飽きがこず、いくつでも食べられてしまいそうなほど。
冷凍庫で凍らせてアイスのように食べることもできるので、夏のデザートにもぴったりです。

オリジナルレーズンバターサンドウィッチ
8個入り　3,000円（税込）
※クール便　要冷蔵クリームを溶けにくくした持ち運びやすいタイプも

オリジナルとは少し違う「パリパリレーズンバターサンドウィッチ」もあります。
レーズンバタークリームの周りを、ホワイトチョコレートで薄くコーティングし、サクほろっとした食感に。クリームが溶けにくいので、持ち歩く手土産にもぴったりの一品です。

パリパリレーズンバターサンドウィッチ
8個入り　3,000円（税込）
※クール便　要冷蔵

さつまいもの素朴さとオレンジの爽やかさを感じる「クレオル」

丸い形をしたバターサンドは、アーモンドバタークリームを挟んだ「クレオル」。サブレとアーモンドクリームの両方に焼き芋が使われていて、特にクリームにはお芋らしいホクホク感があります。

ほのかな塩味とオレンジキュラソーがアクセントになっていて、さつまいもの素朴な甘味に、柑橘の爽やかさもほんのりと感じられます。実は、レーズンバターサンドウィッチ以上にクレオルのファンだという人も少なくない、隠れた名品です。

クレオル　
6個入り　2,800円（税込）
※クール便　要冷蔵
※キャラメルバターサンドとのセットもあります

ほろ苦いソースが絡む「キャラメルバターサンドウィッチ」

最新作は「キャラメルバターサンドウィッチ」。クリスタルシュガーや塗り卵をプラスして焼き上げた丸いサブレに、塩キャラメルバタークリームをサンドしたものです。
見た目はシンプルですが、一口食べてみると驚きが。

中から、濃厚なキャラメルソースがじゅわりとあふれ出してくるのです。香ばしいサブレと滑らかなキャラメルクリームに、ほろ苦いキャラメルソースが混ざるとぐっと深みのある味わいに。ビターな味わいが好きな方に食べてみていただきたい、大人なバターサンドです。

キャラメルバターサンド　
8個入り　3,200円（税込）
※クール便　要冷蔵
※上のクレオルとのセットもあります

夢を追う人への応援も込めたお菓子作り

YUME NO OKASHIの店名にはさまざまな意味やメッセージが込められているそうですが、そのひとつが「夢を追い続ける人に何かが伝われば」という想いです。

武井さんは、高校卒業後に通う予定だった製菓学校が廃校になってしまい、勉強することができないままケーキ屋さんへ就職。わからないことだらけで怒られ続けるような日々に耐えられなくなり、一度お菓子作りから離れた時期もあったそう。

しかしそれは、武井さんにとって「1人でやってみせる」という新たな夢の始まりになりました。

レストランやカフェなどさまざまなお店の現場に立つ傍らで、製菓本でケーキ作りを学び、東京の個人レッスンにも通って細かな技術を身に付けた武井さん。その後マネージャーと二人で小さな工房を立ち上げ、今では自らのスイーツでたくさんの人を笑顔にしています。そして、やりたいことがある人や、一歩を踏み出すのが遅れてしまった人にも「諦めないでほしい」という想いを持ち続けています。

そんなYUMENO OKASHIのスイーツを、何か頑張っているものがある人への贈り物や、自分のご褒美にすると、大きな力になってくれそうにも感じます。

お店でもオンラインでも手にできる種類豊富なお菓子

YUME NO OKASHIでは、バターサンド以外にも焼き菓子やスコーン、タルト、フロマージュなどたくさんのお菓子を販売。オンラインショップでは定期的に予約を受け付け、毎週日・月曜には工房販売も行われています。

また、工房近くにオープンしたカフェ「THE TAKE TOKYO（ザテイクトウキョウ）」では、ケーキだけではなくパスタやピザなどのランチやディナーも楽しめます。気になる方はぜひチェックしてみてください。
writer / ゆりか　photo / YUME NO OKASHI,ゆりか

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