この「鴨しゃぶ」を見よ! ウマすぎてもう箸がとまらない、鴨料理専門店『神楽坂 鴨匠』
2020.11.19 18:00
人気和食店が、さまざまな鴨料理を楽しめる店としてリニューアルオープン
旬の素材とうまい酒を堪能できる和食店『SHUN本家』が、2020年9月4日、『神楽坂 鴨匠』としてリニューアルオープンした。店名通り、新しくなった店の主役は鴨。姉妹店だった『手打ち蕎麦 鴨料理 文楽』(現在は閉店)で、鴨南蛮や鴨せいろが評判だったことから、『神楽坂 鴨匠』が生まれた。
リニューアルにあたっては店内を改装。さまざまなシーンに対応できるよう、カウンター席、テーブル席の個室、お座敷席などが設けられており、デートや接待利用のほか、鴨の美容・健康効果に期待を寄せる女性同士のグループ客なども多いのだとか。
コースはもちろん、単品メニューも豊富なので、その日の気分でふらりと立ち寄っておしゃべりに花を咲かせる人も多いに違いない。
料理は、同店を含む数店舗を運営するグループ全体の統括料理長を務める外岡康幸さんが、焼き物から揚げ物までさまざまな鴨メニューを考案。
鴨は京都のほか、北海道、青森、埼玉などからも取り寄せ、メニューごとに最適な肉質やサイズの鴨をチョイスしている。
なかでも絶対に食べるべき料理が「メンチカツ」と「鴨しゃぶ」だ!
あふれ出す肉汁までウマいメンチカツ
『神楽坂 鴨匠』のスペシャリテでもある「鴨メンチカツ」(写真上)がこちら。“超”粗挽きした鴨肉で作るメンチカツは、密度が小さくなるため、鴨肉からあふれ出た肉汁が挽き肉と挽き肉の間にたまりやすい。かぶりつくと口いっぱいに肉汁がじゅわ~っと広がり、鴨肉のおいしさを最大限実感できる一品だ。
下味はしっかりと付いているが、塩または天つゆでいただくとさらに美味! とくに、焦がしネギを浮かべた天つゆは風味もユニークでお客さんに大評判。一皿食べたあとに同じものをおかわりするお客さんも多いというのが頷ける。
豊潤なだしを吸ったネギと一緒にいただく鴨肉が絶品!
そして、こちらが同店名物「鴨しゃぶ」(写真上)だ。生でも食べられるほど新鮮な鴨肉と鴨のつくね、ネギのみで構成されるしゃぶしゃぶは、シンプルであるがゆえに素材のうまみを堪能できるのが醍醐味。
カツオ、昆布、煮干し、ガラなしの鴨をうまくミックスさせた繊細なだしが沸騰したら、まずは店員が丁寧につくねを丸めて投入してくれる。
火が通ったつくねが浮かびあがってきたら、その後は自由にしゃぶしゃぶを楽しもう。おすすめは大量のネギを投入した後、鍋にさっとくぐらせた鴨肉とネギを一緒にいただくスタイルだ。
3枚ほどまとめてしゃぶしゃぶして、豪快に頬張るのもまたいい。食べ進めるほどにだしのうまみが増していくので、最後はラーメンやうどん、雑炊で〆るのもおすすめだ。
朝締めした新鮮な鴨のたたきを2種類の部位で食べ比べ
もちろん鴨メニューはお酒に合う刺身からステーキまで豊富にラインナップ。鴨しゃぶが登場するまでいくつか料理を注文して、皆で会話を弾ませよう。その中でも杯が進みそうな「鴨たたき盛り合わせ」(写真下)はいかが?
ピンクがかった色味で丸いフォルムのほうが「ももたたき」、やや小ぶりでスクエア状のほうが「ロースたたき」。
その日の朝締めした鮮度抜群の鴨肉を使っているので、しっとりとした口当たりでうまみがいっぱい。噛みしめるほどに味わいが広がるので、お酒もどんどん追加してしまいそう。
お酒は、日本酒からワイン、焼酎まで豊富にスタンバイ。鴨肉と相性のいいお酒ぞろいなので、飲み比べもぜひ楽しんでほしい。
心も身体もあたたまる食事を思う存分たのしもう!
続いて、焼き物メニューからは「炭火焼ステーキ鴨ロース」(写真上)をご紹介。肉厚な部位を贅沢に使ったステーキは、一切れずつゆっくり頬張り、ジューシーな歯ごたえを堪能するのが楽しい。炭火焼されているためほんのりと香ばしさも感じられ、こちらも好きなお酒と合わせればうまみ倍増だ。
付け合わせの野菜やタレは、季節に合ったものを厳選。現在は、醤油ベースの甘めの和風タレが使われているが、茗荷の酢漬けやきんぴらともどもやさしい味わい。
寒くなってくるこれからの季節、じんわりと身体があたたまるしゃぶしゃぶを楽しめる食事は、気持ちまであたたかくなること間違いなし。家族や友だちなど大切な人と一緒に楽しめば、一層絆が深まるはず。
【メニュー】
・鴨たたき盛り合わせ 1,600円
・炭火焼ステーキ鴨ロース 1枚3,600円 ハーフ1,900円 ※記事中の写真はハーフ
・鴨メンチカツ(2個) 800円
・鴨しゃぶ 1人前3,200円(注文は2人前~OK)
※本記事に掲載された情報は取材日時点のものです。また、価格はすべて税別です
撮影:佐々木雅久
神楽坂 鴨匠
東京都新宿区神楽坂3-2-36 L.Vアネックス1F050-5486-5322(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
月~土・祝日
ランチ 11:30~14:00
(L.O.13:30)
ディナー 17:30~23:00
(L.O.22:00)
日曜日
※祝日が絡む連休の場合最終日を店休
https://r.gnavi.co.jp/g394602/
この記事の筆者:松本玲子(ライター/音楽家/ナレーター)
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