東京でウマい「麻婆豆腐」を食べるなら!ランチでもディナーでもガッツリ食べられる、おすすめ穴場店3選
2019.07.29 17:26
本場の「麻婆豆腐」が楽しめる中国料理店5選
夏の暑いときにも、冬の寒いときにも、不思議と食べたくなるのがピリッと刺激的な「麻婆豆腐」。多くのスパイスが使用されているので、食べすすむごとに味覚と嗅覚が刺激され、発汗作用も抜群。「暑いけどウマい!」「ウマいけど暑い!」、逆に「寒いから体があたたまる」「あたたまりたいから食べたい」のループが、実にクセになる。とはいえ、ひと口に「麻婆豆腐」と言っても、素材や調味、おいしさは実にさまざま。今回は、東京都内で本気で美味しい「麻婆豆腐」が食べられる中華の名店を厳選して紹介しよう。
【学芸大学】日常使いできる中華の名店!白子の麻婆豆腐は必食の『farm studio ♯203』
町中華の気楽さはそのままに、新しいエッセンスを加えた”ネオ中華”がいま話題沸騰中。その代表的なお店が、東急東横線・学芸大学駅から徒歩2分のところに店を構える中華料理店『farm studio #203(ファームスタジオ 203)』だ。シェフの濱田利彦さんは徳島県出身で実家が農家。そんな素性を生かして同店では野菜をどっさり持ったサラダなど独自の中華料理をラインナップ。定番から新感覚の中華まで幅広い料理を提供している。
一番の人気メニューは徳島名産の阿波牛を使った「麻婆豆腐」(写真上)だ。豆腐は、目黒区五本木で50年以上営業している老舗豆腐店『三井商店』の絹ごし豆腐と木綿豆腐を半々で使用。辛み付けには、異なる豆板醤を2種類ブレンドし、スパイスを強く効かせた自家製ラー油をたっぷりと使っているという。ひと口食べると、口中に爽快な刺激と山椒の香りが広がる。そして濃厚なうまみがあらわれ、クセになるおいしさだ。
季節によっては白子の麻婆豆腐も登場する。白子はミルキーなコクと甘み、とろりとした食感が、山椒の刺激でさらに際立ち、スプーンがとまらなくなる。
同店は8席のみなので、土日は18時のオープン直後の時間帯が予約でほぼ満席。ぜひ予約して訪れて自慢の麻婆豆腐を食べていただきたい。
farm studio ♯203
東京都目黒区鷹番2-20-4 学大十字街ビル2F050-5488-3261(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
ランチ 12:00~14:00
(L.O.13:30)
月~木・日
ディナー 17:00~22:00
(L.O.21:00、ドリンクL.O.21:30)
金・土
ディナー 17:00~24:00
(L.O.23:00、ドリンクL.O.23:30)
不定休日あり
https://r.gnavi.co.jp/1rw6shv50000/
【荒木町】注目のグルメスポット「新宿・荒木町」の名店! 牛筋たっぷりの土鍋入り麻婆豆腐が逸品『の弥七』
「日本人が作り、日本の方に提供する中国料理」をコンセプトに掲げる『の弥七(のやしち)』は、東京屈指のグルメスポット・荒木町で愛される中華料理店。店主の山本眞也さんは、上海での修業を経て、東京・三田の中華料理店『御田 桃の木』で研鑽を積んだ実力派。ランチ・ディナーともにおまかせコース(3種)のみを提供する同店で、〆の定番となっているのが「麻婆豆腐(写真上)」。「刺激的な辛さではなく、うまみを一番に出す」という狙いから、あえて豆板醤を使わないのが『の弥七』流。ニンニク、ショウガ、ネギに加え、中国・湖南省産の甘みのある大ぶりトウガラシを揚げて粉砕したものをベースに調味。そこに、甘辛く煮込んだ牛筋を入れる。
牛筋は塊でゴロゴロ入っているが、主役の豆腐に負けないほどやわらかく煮込まれている。そして、やわらかい豆腐と牛筋の引き締め役となるのが、プリッとした食感の近江八幡産赤コンニャク。とろみづけには、片栗粉ではなく葛粉を使用し、四川省の特級青山椒で仕上げの香りづけ。
中華鍋から土鍋に移し、グツグツと煮立ったところで供されるので、常に熱々を堪能できるのもうれしい。
の弥七
東京都新宿区荒木町2-9 MIT四谷三丁目ビル1F050-5487-3956(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
昼食 11:30~14:30
夕食 17:30~23:00
最終入店時間 21:00
日曜日
https://r.gnavi.co.jp/1wp9y76w0000/
【広尾】身体にやさしい中華を堪能できる隠れ家チャイニーズ『SION』
広尾の中華料理店『シオン(SION modern Chinese)』は、オーガニック野菜や無化調スープ、種類豊富なスパイスをたっぷり使った、身体にやさしい中華が食べられる人気店。なかでも刺激的な料理を食べるなら、「SION特製麻婆豆腐」(写真上)がおすすめだ。出来立て熱々を、コンロで熱した土鍋に投入して提供してくれるので、熱が持続して身体が芯から温まる一品。熱をしっかりと通しているため、豆腐の中までうまみが染み渡って圧巻のコク深さだ。
山椒の刺激も心地よく、じんわりと汗がにじみ出てくるのがまたいい。発汗によるデトックスで、食べた後スッキリするという人も多いのだとか。
また「薬膳火鍋」(写真上)もおすすめの一品。数十種類の漢方食材を摂取できるヘルシーな火鍋は、スパイシーな薬膳麻辣、まろやかでコクのある白湯(パイタン)の2種のスープを楽しめる。
女子会やデートのほか、仲間と一緒に食事を楽しむのにもぴったり。ぜひ押さえておきたい一軒である。
SION(シオン)modern chinese
東京都港区南青山7-14-6 本間ビル4F050-5488-2607(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
月・火・金~日・祝前日・祝日
ランチ 11:30~14:00
(L.O.13:30)
月・火・木~日・祝前日・祝日
ディナー 17:00~20:00
(L.O.19:00、ドリンクL.O.19:00)
水曜日
毎週水曜日全日/月曜日ランチ
10月10日(土)は振替でお休みを頂いております。
https://r.gnavi.co.jp/gdsnmfv60000/
【吉祥寺】ディープな四川料理が楽しめる、痺れる名店『中国菜四川 雲蓉』
東京・吉祥寺。2018年12月の開店から瞬く間に注目され、連日満席の続く四川料理店がある。それが『中国菜四川 雲蓉(ユンロン)』だ。原宿『龍の子』、麻布十番『中國菜 老四川 飄香(ピャオシャン)』など国内の名店のほか、中国・四川省にて本場の伝統料理を学んだ北村和人さんがオープンした大人気店だ。
一番の特徴は調味料などはほぼ自家製であるところ。辣油、ネギ油、山椒油などの油や、豆板醤、甜麺醤など手作りできるものはすべて自家製という。
人気メニューのひとつ「北海道産鱈白子入り本場四川の麻婆豆腐」(写真上)も手作り感バツグンの一品。牛と豚のひき肉には甜麺醤と醤油で下味をつけるが、その後の味付けは自家製の豆板醤のみ。酒も砂糖も必要なし、豆板醤の力と深みが麻婆豆腐の味を決めるという。
大ぶりの鱈の白子は塩を振り脱水させてから酒と塩を入れた水でボイル。豆腐は、福島県の特産「川俣シャモ」の鶏ガラと鶏の足(モミジ)からとったスープでボイル。ビリっとした山椒と豆板醤の辛味をぷりぷりの白子が中和させ、箸が止まらなくなる一品だ。
そのほか、「豚足と大福豆の煮物」「豚肉と四川漬物のチリソース煮」「清湯(チンタン)」など料理はどれもマニアックで奥深いメニューばかり。
中華の本質に触れたいなら、『雲蓉』に行くしかない!
中國菜 四川 雲蓉
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-10422-27-5988(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
11:30~14:30
(L.O.14:00)
18:00~22:00
(L.O.21:00)
火曜日・水曜日
木曜日ランチ
https://r.gnavi.co.jp/f93kuzvh0000/
【錦糸町】日本では珍しい「湖南風麻婆豆腐」を味わうなら! 『李湘潭 湘菜館』
中国八大料理のひとつ「湖南料理」は、中国人にとっては比較的ポピュラーな地方料理。JR錦糸町駅から徒歩3~4分ほどのところにあるのが、湖南料理専門店『李湘潭 湘菜館(リショウタン ショウサイカン)』だ。オーナーは、省都・長沙市(ちょうさし)の南、湘潭市(しょうたんし)出身の徳重勤さん。現地・湖南地方の家庭料理がそのまま楽しめると、日本に住む中国系の人々にも大人気のお店だ。
こちらは「正宗 湖南麻婆豆腐(ある意味本当の湖南の麻婆豆腐)」(写真上)。
日本で麻婆豆腐といえば、四川風や広東風が一般的だが、同店でいただける麻婆豆腐は “湖南風”。一見油揚げのようにも見えるのは、スライスしてから素揚げして、十分に水分を飛ばした絹豆腐。素揚げ豆腐、パプリカ、ピーマン、赤唐辛子に塩と醤油を加えて炒め、鶏ガラスープを少し加えて強火で煮含める。最後に鍋をあおって炒め、汁がほとんどない状態に仕上げれば、ピリ辛風味がアクセントになった、醤油ベースの湖南風麻婆豆腐の完成。
現地の人も納得するというその味を、ぜひお試しあれ。
李湘潭 湘菜館(りしょうたん しょうさいかん)錦糸町
東京都墨田区錦糸2-7-12 徳重ビル1F050-5487-0471(お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。)
火~木
ランチ 11:30~14:00
ディナー 17:30~23:00
(L.O.22:00)
金・土
ランチ 11:30~14:30
ディナー 17:00~23:30
(L.O.22:30)
日
ランチ 12:00~14:30
ディナー 17:00~22:00
(L.O.21:00)
月曜日
月末最終週の火曜日は定休日となります。
https://r.gnavi.co.jp/846e1kg70000/
この記事の筆者:dressing編集部
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