

Cover interview 有村架純
「ちょっと幸せ」をテーマに、グルメ・美容・健康・カルチャーなど、女性にうれしい情報満載のフリーマガジン「Poco'ce(ポコチェ)」から有村架純さんのインタビューをお届けします♪
Cover interview 有村架純
映画『花まんま』が公開される。本作は第133回直木賞を受賞した、朱川湊人の短編小説の表題作を実写化した作品。
原作では両親を早くに亡くした兄妹、俊樹とフミ子の幼少時代が描かれていたが、今回の実写映画化ではその後のストーリーも含めて描かれ、兄の俊樹役を鈴木亮平さん、妹のフミ子役を有村架純さんが演じる。
撮影の日々を「とにかく楽しく、和気あいあいとした現場だった」と振り返る有村さんにお話を伺った。
『花まんま』が繋ぐ温かくて愛に溢れた家族の物語が届きますように
「このホン(脚本)が好き」と脚本を読んだときの感想を教えてくれた有村さん。本作は兄妹や家族の愛と絆を描いた物語。親代わりの兄として妹を育ててきた俊樹は、フミ子の結婚が決まりやっと肩の荷が下りるはずだった。しかし、フミ子はまだ兄に話していない「とある“ 秘密”」を抱えていて…というストーリーだ。
「ファンタジー要素はあるのですが、ものすごく王道な家族の物語。関西らしい人情映画になっていて、なんだか久しぶりにこんな感じの本を読んだなという懐かしいような、心温まる優しい気持ちになれました」
「今の自分に必要な作品だった」と有村さんは続ける。
「主演の鈴木亮平さんは、一度ご一緒したいと思っていた俳優さんでしたし、前田哲監督とのお仕事もしてみたかったので、いろんな巡り合わせがいいタイミングで訪れたのかなと思っています。あとは、最近はありがたいことに主演をやらせていただく機会が多い中、鈴木さんのとなりで現場を見られたことで、改めての気づきがたくさんありました。もちろん主演をやらせていただくときも周囲を見るようにはしているのですが、また別の感じ方というか、そういった状態で現場にいることができた貴重な時間でした」
現場はとても楽しく、毎日が和気あいあいとした日々だったそう。
「ただただ楽しく始まって、楽しく終われた現場でした。亮平さんをはじめ、私もキャストの方々もみんな関西出身ですし、さらにオール関西ロケ。自然と現場では関西弁が飛び交う楽しい毎日でした。その雰囲気が作品にも反映されていて、地元らしい温かさや濃さ、熱さが凝縮されたヒューマンストーリーになったと思います」
現場では鈴木亮平さんの“おっちょこちょい”な一面も見られたという。
「撮影前にみんなで食事に行ったとき、気づくとお箸を落としてたり飲み物をこぼしていたり。“おやおや?”と思うシーンが何度か(笑)。でも亮平さんご本人も自分のことを「2割は真面目で8割はおっちょこちょい」とおっしゃっていたので自覚はあるみたいです(笑)」
フミ子の婚約者で大学の助教役を演じる鈴鹿央士さんについては“癒しの存在”と有村さん。
「鈴鹿くんは、あのまんまのふわふわっとした感じで、とっても可愛らしい人でした。演じられた太郎くんはカラスと会話ができる役なんですけど、撮影に入る前に一生懸命カラスの鳴き声の練習をしていたと聞いて、なんていい子なんだと(笑)。太郎くんもそんな優しさや肩肘張らずにいられる温かさを持った人だからこそ、フミ子も結婚を決めたんだと思います。幼い頃に両親を亡くしたフミ子は、彼女なりに気を張っていろんなことを我慢しながら頑張って生きてきたと思うんです。だからこそ自分がリラックスしていられる彼の存在に惹かれて、彼となら一生一緒にいられると思ったんだと思います」
タイトルになっている『花まんま』とは、子どものままごと遊びで作った“花のお弁当”のこと。そこで有村さんの子供時代について伺うと。
「私はどちらかというと男の子っぽい遊びが好きで、鬼ごっことかかけっことかばかり。お人形遊びやおままごとはあまり好きではなかったです(笑)。フミ子と似ている部分があるとすれば、私もどちらかと言えば1回言い出したら聞かないタイプだったみたいです。今?今は…なるべく周りの人たちの声も聞くようになりましたが、やっぱり一度こうだと思うとそっちへ突き進んでしまうタイプではあります(笑)」
最後に改めて作品のお気に入りポイントを教えてもらった。
「子供時代の俊樹とフミ子を演じた2人のお芝居もとても素敵なので注目してほしいです。あの2人が頑張ってくれたから、大人になった2人にもより感情移入することができましたし、幼少時代をしっかり描くことでこの物語にも説得力が生まれたと思います。あとは酒向さんのお芝居がとても素晴らしくて、この作品をファンタジーなのにファンタジーじゃないものに見せてくれました。酒向さんたちが演じる繁田さん一家の存在がこの物語において重要なキーになってくるので、ぜひ注目していただきつつ『花まんま』が導く大きな家族の物語が皆さまの元へ届けばいいなと思っています」
『花まんま』
©2025「花まんま」製作委員会
原作/朱川湊人「花まんま」(文春文庫)
監督/前田 哲 脚本/北 敬太
出演/鈴木亮平、有村架純、鈴鹿央士、ファーストサマーウイカ、安藤玉恵、オール阪神、オール巨人、板橋駿谷、田村塁希、小野美音、南 琴奈、馬場園 梓、六角精児、キムラ緑子、酒向 芳
公開/4月25日(金) 全国ロードショー
Profile
1993年生まれ。2010年、ドラマ「ハガネの女」で女優デビュー。2015年公開の映画『ビリギャル』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞・新人俳優賞をW受賞。2021年、映画『花束みたいな恋をした』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞受賞。近年の出演作に映画『るろうに剣心最終章The Final / TheBeginning』『太陽の子』『前科者』『月の満ち欠け』『ちひろさん』『ディア・ファミリー』、ドラマ「コントが始まる」「前科者 -新米保護司・阿川佳代-」「どうする家康」「海のはじまり」など。Netflixドラマ「さよならのつづき」が好評配信中。今年は映画『ブラック・ショーマン』の公開を控える。
Photo / Ryuta SekiStyling / segawa yumiko
Hair&Make / IZUMI OMAGARI
Text / Satoko Nemoto
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