令和のスマートなお仕事着とは？ 【ドレステリア】の最旬コーデ

春は職場で新たな出会いが増え、立場や役割が変わるタイミングです。視線を浴びる機会も増えるから、お仕事ルックにも一段と気を配りたいところ。オンとオフで兼用できるスタイリングはワードローブのコストパフォーマンスも高めてくれそう。令和のスマートなお仕事着を、「ドレステリア（DRESSTERIOR）」の2025年春夏アイテムからご案内します。

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定番のトレンチコートをしなやかなムードで着こなす

トレンチコートは日本の通勤コーディネートで定番的なアウターです。もともと軍服だっただけに、タフな雰囲気が出がちですが、しなやかなムードで着こなすのが上手なまとい方。決め手はトップスです。

柔和な印象のタートルネックに、端正なトレンチを重ねました。ニットならではのやわらかい風合いがトレンチルックを穏やかに見せています。ボトムスはワイドパンツでシックに。前を開けて、ニットをしっかりのぞかせるのが着方のポイントです。

チェック柄ジャケットにひとさじのロマンティック

きちんと感を宿したお仕事ルックの決め手はやはりジャケットです。でも、堅苦しく見えない着方が自分らしさを醸し出します。マニッシュな印象があるから、スカートでフェミニンさを添えると、こなれて映ります。

英国紳士服のムードを帯びたグレンチェック柄のジャケットは端正なたたずまい。プレーンな白シャツに重ねて、オフィスになじむコーディネートに整えました。ドット柄を散らしたスカートはクラシカルなムードで甘さは控えめ。ふんわりしたシルエットが程よいたおやかさを添えています。

オケージョンもこなせるスマートなセットアップ

上下そろいの「セットアップ」が一段と進化してきました。スーツほどにはかしこまって見えないのに加え、シルエットの自由度が高いのが進化系セットアップの魅力。着て行くシーンを選ばないオールマイティーなアイテムです。

ノーカラーのジャケットに、裾に向かって細くなるテーパードパンツを組み合わせた、スマートのセットアップです。襟がないおかげで、顔周りがシャープに映ります。レースのブラウスで合わせて、フェミニン感をアップ。春に多くなる各種オケージョンにもなじむ上出来セットアップは頼もしい。小ぶりのミニボストンバッグがチャーミングな雰囲気を添えています。

マニッシュなムードに柄シャツでアクセント

パンツスーツやパンツ・セットアップはお仕事ルックの主役級ですが、普段使いに役立てると、着こなしバリエーションに厚みが出ます。「上下そろいはお仕事用」という思い込みを離れて、出番を増やしてみましょう。

すっきりしたシルエットのジャケットは軽くて清やかな多機能麻ブレンド素材で仕立てました。センタープレスをきっちり施したパンツはマニッシュなたたずまい。ややワイドなパンツがクールな雰囲気を漂わせます。異素材の柄入りシャツでずらして、スーツらしさを程よくオフ。ローファーで足元に抜け感を呼び込みました。

清潔感と爽やかさが好印象呼ぶホワイトルック

お仕事ルックとオフルックで兼用しやすい色に白があります。クリーンでさわやかなイメージだから、好感度を得やすい色。パンツルックでも、ハンサムすぎずやわらかい見え具合になるのも魅力です。

白系のジャケットとワイドパンツのセットアップは、清潔感たっぷりで好感を呼び込みます。ボーダー柄のニットトップスは明るく親しみやすいキャラクターを印象付けてくれそう。春夏に望まれる軽やかな雰囲気をまとえるセットアップです。トップスをシャツ系に差し替えれば、オフィスコーディネートに早変わりします。

「ドレステリア」で出会う春の新・お仕事ルック

「ドレステリア」は英国の伝統的なスタイルとマテリアルに基づいて、ニューヨークやイタリア、フランスをミックスした世界観に、今らしさをプラスしたセレクトショップブランドです。クラシカルな世界観を意識しながら、シーズンごとに世界各国から集められるバイイング商品と、上質なオリジナル商品を提案しています。

2025年春コレクションは英国ロンドン市の中心部、テムズ川の近くにあるデザイナーズゲストハウスをテーマにしています。ロンドンの街並みと空のスモーキーカラー、ゲストハウスに集まるおしゃれな人たちのワードローブを春コレクションに落とし込みました。

ワードローブをお仕事用とプライベート用に分けるのは昔の話です。今ではしなやかに「公私混同」するのが賢い着こなし。ちょっとしたアレンジを加えるだけで、オフィスで好感度を得やすくなるから、この春はお仕事ルックに磨きを掛けてみませんか。

ファッションジャーナリスト　宮田理江