

「シャネル」 le19M展を東京で初開催 仏日サヴォワールフェールの対話
2025.06.24 10:59
提供:繊研plus

【パリ=松井孝予通信員】「シャネル」のメティエダール(芸術的手仕事)拠点「le19M」(ル・ディズヌフ・エム)が、秋に東京・六本木で展覧会「ラ・ギャルリー・デュ・ディズヌフ・エム・トーキョー」を開催する。初の海外展となる。
le19Mは、刺繍や羽根飾り、帽子などを担うシャネル傘下の11のアトリエを集め、サヴォワールフェール(匠の技)の継承と創造を目的に21年、パリに開設された複合施設。併設のギャラリーでは、展覧会やワークショップなど文化プログラムが組まれ、職人たちの手仕事と社会をつなぐ活動を続けている。
今回の東京展では、建築家の田根剛率いるATTAによる空間インスタレーション「ル・フェスティバル」、5人のキュレーションによる日仏の職人・アーティスト約30人が参加する「ビヨンド・アワー・ホライズンズ」、そして刺繍アトリエ「ルサージュ」の100周年を記念した刺繍とテキスタイル展の3章で構成される。会場は六本木ヒルズ森タワー52階の東京シティビューおよび森アーツセンターギャラリーで、9月30日~10月20日に開く。
シャネルはこれまでも、日本文化との対話を重ねながら、メティエダールコレクションの銀座開催(04年)など、節目となる展開を重ねてきた。「パリとは異なるle19Mになる」(関係者)と、日本文化との共鳴に奥行きを与える。
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