アンテプリマ「ワイヤーバッグ」のミニサイズがヒット 20代など客層広がる
「アンテプリマ」がブランドアイコンでもある「ワイヤーバッグ」のトート型のミニサイズをきっかけに、若い世代へ広がっている。これまでは40代後半が主要客層だったが、きらきらとしたキャッチーな見た目と使いやすさが受け、大型連休期間は店舗に20代の客が多く訪れた。子から親に薦めて、一緒に持つ事例も出てきている。
ミニサイズは、21年春夏にデビュー。発売から1年で、累計約5000個(5月末時点)を売り上げている。今年3月以降は、結婚式の再開とともにオケージョン需要もつかみ、「過去最高売り上げを更新している」という。
ワイヤーバッグといえば、豊富な色展開が特徴の一つ。このミニサイズでも、約30パターンの色柄がある。なかでもシルバーが人気で、「総売り上げ個数の75%ほどはシルバー」という。アクセサリー感覚で身に着けることができ、「Tシャツにジーンズといったカジュアルなコーディネートにも合う」などの声がある。
ハンドルを内側に折り曲げてスクエア型にすれば、きちんとした場面にも対応できる。小ぶりなサイズだが、二つ折りの財布とスマートフォンがぴったり入る大きさもあって、使い勝手が良い。付属のチェーンストラップを付ければクロスボディーにもなる。チェーンにフックを引っ掛けて止める仕組みのため、身長や体形、好みの着用感に合わせて長さ調節できる点も好評だ。
近年、ミニバッグがトレンドに浮上しており、次々と小さなバッグが登場している。このように必要最低限のものが入る大きさもあれば、ワイヤレスイヤホンとリップのみが入るようなマイクロミニサイズもある。そのほとんどがクロスボディーにでき、楽で快適なことが支持されている。
アンテプリマでもこの間、「ミニバッグを探している」という声が多く、企画を増やしてきた。6月は新作でパンダをモチーフにした同型のミニバッグも出す。「引き続き、新規客獲得に向けたキーアイテムとして提案していく」としている。
関連記事
「ファッションニュース」カテゴリーの最新記事
-
バレンシアガが銀座に旗艦店 過去のクチュール作品を公開繊研plus
-
ミラノでドルチェ&ガッバーナ展始まる イタリアへの愛と手仕事をつぶさに繊研plus
-
ミズノ 大阪・関西万博のミャクミャク使用シューズ 親子で楽しめる4種を販売繊研plus
-
【サンローラン】知的に映えるシンプルデザイン!春に持ちたい“バッグ”特集Ray
-
気になるのはこれ!【ハンティング・ワールド】から新シリーズが誕生fashion trend news
-
クリエーションにも考え方にも変化をもたらした金継ぎとの出会い ファインジュエリーブランド【ミラモア】稲木ジョージさんインタビューfashion trend news
-
24年秋冬デビューの「ムッシャン」 肌に心地良くフィットするセカンドスキン繊研plus
-
「トーガ」 青山旗艦店がオープン 様々な垣根を超える店に繊研plus
-
東コレ会場スナップ メンズはテクニシャン、ウィメンズはテーラード繊研plus