「クジャクのダンス」阿南役・瀧内公美は磯村勇斗のファン「彼の出演作はほぼ見ています」謎に包まれた“リュックの男”にも言及【インタビュー】
2025.02.28 07:00
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女優の広瀬すずが主演を務めるTBS系金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た?」(毎週金曜よる10時~)に出演している女優の瀧内公美(たきうち・くみ/35)。第6話の放送を前に、共演者の印象や劇中に登場する謎の男の正体について言及した。
広瀬すず主演「クジャクのダンス、誰が見た?」
本作は、浅見理都の同名漫画を原作に、クリスマスイブの夜に元警察官の父親を殺された山下心麦(広瀬)が、遺された手紙を手がかりに真相に迫るヒューマンクライムサスペンス。父が遺した手紙には“冤罪”の文字が書かれており、事件の真相に迫るとき、現在と過去の2つの事件が複雑に交錯していく。瀧内は、検察庁“本部係”の検事・阿南由紀を演じる。第3話では心麦が春生の手紙を警察に渡していたことを知っていたり、第5話の終盤では謎に包まれている“リュックの男”と対峙し、心麦について話をしていたりと、裏がありそうな阿南。そんな阿南を演じるにあたって心がけていることや、印象に残っているシーンについて、さらには“リュックの男”についても語ってもらった。
瀧内公美、阿南は「キーマンの1人」
― 阿南という役を演じるにあたって心がけていることは何でしょうか?
瀧内:阿南は物語の中でキーマンの1人だと思っています。その中で、阿南が誰とつながっているのか、そしてその目的は何なのかが視聴者の皆さまにとって重要なポイントになっているのではないでしょうか。最後はどんな展開になるのか、犯人は誰なのか、演者たちも隠されている作品なので私自身、最初に脚本を読んだときは、阿南と対峙する人物がどんな関係性なのか、どんな背景があるのか分からず戸惑いました。原作を読み込んでも物語の沼にはまるばかりで(笑)、そういった展開が読めない役を演じることが初めてだったので、どう演じようかと悩みました。
物語の全体を知っているのは制作陣だけなので、どう演じればいいのか、どういう役割を果たせばよいのか、相談させていただいています。通常、キャラクターの行動には理由があるはずですが、それが分からないところもあって。どういうトーンで話せばいいのか迷うことも多いので、演出を確認して、それに合わせていく作業をしています。また、検事という役柄ですので、監修の先生にご指導いただいたり、実際に裁判を傍聴したりして、検察官の立ち振る舞いや弁護人と裁判官との関係性を学びました。他にも検事が登場する映像作品を見て研究しながら、役作りを進めています。
― 向き合うことが大変な役柄だということが伝わってきます。
瀧内:誰とどう関わっているのかが明確ではないので、役としての感情をどう作ればいいのか悩んでいますね。サスペンス味が強い作品ですので、視聴者の皆さまを引きつける要素が求められますが、私自身がキャラクターの全貌を知らないまま演じているので、そのあんばいが難しいですね。
瀧内公美、広瀬すずの印象
― 本作の主演を務める広瀬さんの印象を教えてください。瀧内:映画「海街diary」(2015年)の頃から広瀬さんを見ていますが、あの少女がこんなに成長するんだとお会いするたびに驚いています。さまざまな作品を経験する中で、年々存在感が増していて、どんな場面でも安定感がある女優さん。常にフラットで、物事を達観して見ている印象がありますね。
― 阿南の目に心麦はどう映っていると思いますか?
瀧内:原作では弱さの中に強さがあるキャラクターでしたが、広瀬さんの演じる心麦は、より芯が通った強い存在に見えました。
― 藤本隆宏さん演じる刑事・赤沢正と対峙するシーンもありますが、藤本さんの印象は?
瀧内:お芝居では渋みのある熱量が高い演技をされるんですが、「テディベア」みたいな方で、カットがかかると「ごめんなさい!」と恐縮されるので、その姿がかわいらしくてギャップが魅力的です。すごく真面目な方で、いつも一生懸命練習されている姿を見て、私も見習わなきゃと思いますね。
瀧内公美、磯村勇斗のファンだった「彼の出演作はほぼ見ています」
― ここまでの放送で印象に残っているシーンはありますか?
瀧内:心麦と松山ケンイチさん演じる弁護士・松風義輝の丁々発止な掛け合いシーンが好きですね。サスペンス要素が強い作品だと全体的にトーンが暗くなりがちですが、2人の掛け合いシーンは軽快でポップなやりとりで、作品全体のバランスを取る役割をしていると感じました。また、磯村勇斗さん演じる記者の神井孝が登場するとワクワクします。もともと磯村さんのファンで、彼の出演作はほぼ見ていますが、特に彼の身体の使い方がすごく好きなんです。動きを見ているだけでワクワクさせてくれる俳優さんですね。
― 今のところ、神井が阿南と絡むことはなさそうですね。
瀧内:どうでしょうね(笑)? もし共演するとしたら、神井さんにはあのなんとも言えない“いやらしさ”と“チャラい”雰囲気で登場してもらいたいなと思います。
瀧内公美、謎に包まれた“リュックの男”に言及
― 阿南は謎に包まれている“リュックの男”と接触していますが、どんな人物なのでしょうか?瀧内:実は私自身もまだよく分かっていないんです(笑)。今後も阿南とリュックの男が対峙するシーンが出てくると思うので、ぜひ楽しみにしていてください。周りの友人や知人からも「あの男は誰なの?」と聞かれることが多いですね。
― 「信じること」がキーポイントになっているドラマですが、瀧内さん自身が何かを信じるときに大切にしていることは?
瀧内:「期待をしないこと」です。信じ抜いた先の裏切りって、結局は「期待」の問題だと思うんです。「こうなるはず」と期待すると、それが裏切られたときにショックを受ける。何も求めず、ただただ無垢な気持ちで信じていると、相手の選択を冷静に受け入れられるんですよね。ですので、私は「自分が信じると決めたから信じる」ようにしています。そうすることで相手の行動に一喜一憂せず、ただその人の選択を尊重できるようになると思うので。もちろん自分に対しても期待はせず、結果を気にせず、あるがままを信じています。
― 第6話の見どころを教えてください。
瀧内:阿南の生い立ちやなぜ検事になったのかといった過去が分かる回になっています。そして他の登場人物に関しても過去が徐々に見えてきます。個人的には、心麦に事情聴取する前に、阿南が心麦と松風さんと対峙するシーンがありまして、松山さんとのやりとりが非常に面白く、楽しくお芝居をやらせてもらいましたので見どころの1つです。
(modelpress編集部)
「クジャクのダンス、誰が見た?」第6話あらすじ
本部係検事・阿南(瀧内公美)から直接事情聴取を受けた心麦(広瀬)。松風(松山)と事務所に戻ると、今回の事件で力を貸すという弁護士・鳴川(間宮啓行)が訪れていた。一方で、刑事・赤沢(藤本隆宏)の危険な過去が週刊誌記者・神井(磯村勇斗)によって露わとなり、赤沢をある行動へと駆り立てる。
そんな中、心麦は鳴川とともに東賀山事件唯一の生き残りである林川歌を引き取ったという津寺井幸太のもとへ。
【Not Sponsored 記事】
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