「虎に翼」最終回、“橋”の通行人に注目集まる「初回リフレイン」「演出が細かい」
2024.09.27 11:34
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女優の伊藤沙莉が主演を務める連続テレビ小説『虎に翼』(NHK総合・毎週月~土あさ8時~ほか)の最終話(第130話)が27日に放送された。橋の通行人に注目が集まっている。<※ネタバレあり>
「虎に翼」最終回、優未(川床明日香)、美雪(片岡凜)と出会う
寅子(伊藤)が亡くなって15年が経った平成11年(1999年)。優未(川床明日香)は、自宅で着付けや茶道の教室、雀荘と寄生虫研究の雑誌編集、さまざまな仕事を掛け持ちし、多忙な生活を送る。寅子はそんな優未たち家族の暮らしぶりをいつもそばで見守っていた。ある日、寅子は元気のない優未を心配し「何だか元気がないわね。お母さんの面白おかしい顔でも見せてあげられたらな」と後を付いて歩いていた。すると橋の上で、誰かと携帯電話で話すスーツ姿の美雪(片岡凜)と出会う。優未は、急に仕事を解雇され、自分が悪いと落ち込む美雪にたまらず声をかけ、雇用主には解雇予告義務があると指摘。知り合いの弁護士を紹介し「佐田優未の知り合いと言ってくだされば…」「法律はあなたの味方です」と伝えた。優未の名字を聞いた美雪は「佐田?」と驚いたような顔を見せ、寅子はそんな2人のやりとりを穏やかな笑顔で見守った。
「虎に翼」最終回、橋の通行人に注目集まる
このシーンでは橋の上で佇む若い女性の姿や、大きな荷物を持って男性の後を追っているような老年の女性の姿があった。初回(4月1日放送)、見合いを勧められている女学生時代の寅子が花江(森田望智)と橋の上で話すシーンでは、男性の後ろを控えめに歩く女性の姿や、大きな荷物を背負って歩く老年の女性の姿が描かれており、視聴者からは「初回のリフレイン」「オープニングにも登場してる人?」「同じ人じゃないかな…」「第1話と同じ構図」と考察が飛び交った。さらには「平成になっても女性がため息をつく場所」「解決すべき問題も物語もまだ続いてる気がした」「男女平等になっても社会はまだ変わりきっていない」「演出が細かい」「鳥肌たった」といった声も上がっている。
伊藤沙莉主演朝ドラ「虎に翼」
第110作目の連続テレビ小説となる本作は、日本初の女性弁護士である三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルに描くリーガルエンターテインメント。主人公の猪爪寅子(いのつめ・ともこ)、通称・トラコを伊藤が演じた。(modelpress編集部)情報:NHK
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