「パリピ孔明」向井理らが渋谷にゲリラ登場

本作は、中国三国時代の天才軍師・諸葛孔明（しょかつ・こうめい／向井）が現代の渋谷に若かりし姿で転生し、歌手を目指す1人のアマチュアシンガー・月見英子（つきみ・えいこ／上白石）のために、魔法のような作戦を考えては、彼女の前に立ちはだかる壁を軍師のごとく切り崩し、成功に導いていくサクセスストーリー。向井、上白石とともに登場した関口は抜群の歌唱力とクールな踊りで多くのファンを魅了するスーパーアーティスト・前園ケイジ（まえぞの・けいじ）を演じる。

中国漢服姿で渋谷に降臨した向井は「本作の舞台が渋谷ということで、こうして渋谷の真ん中でゲリラ的にイベントを行えて感無量です」と吐露し、上白石は「こうやって作品の世界である渋谷の真ん中に、みなさん役衣装で集えて、原作の世界なのか、現実なのかすごく面白くて不思議な気持ちです。『パリピ孔明』は煌びやかな世界観ではあるんですけど、人が夢を追う美しさとか、人が人を支える話でもあるし、支えられる話でもあって、人の心に届く作品になっているので、ぜひ9月27日の初回放送まで楽しみに待っていただけると嬉しいです」と街行く人々に呼びかけた。

そして、本作の注目ポイントを聞かれた向井は「音楽ドラマなのでライブシーンはもちろん、衣装だったり、細かい部分を大胆に作り込んでいるところ、全体的な世界観は見たことがないドラマになっていると思いますし、最初からフルスロットルで走っているので、盛りだくさんな初回になっていると思います。飽きることなく見ていただけるんじゃないかなと思います」と手応えをにじませ、上白石は「向井さん演じられる孔明の再現度の高さと、私は向井さんにしか孔明は務まらないとずっと思っていて、特に1話は孔明が初めてバーテンのバーに立ってお酒を作るシーンがあるんですけど、向井さんは元バーテンダーでもあるので、手捌きがものすごく早くて見えなくて、所作も美しいので、孔明のバーテンシーンはぜひ注目して見ていただきたいなと思います」とアピールした。

向井理、撮影で大変だったことは？

すでに撮影は終了しているそうで、撮影で大変だったことを尋ねられると、向井は「僕は衣装ですね。スーツとかを着たシーンとかもあったんですけど、99％この衣装で暑いんですよ。存在感を出すためにボリュームを大きくしてもらったりしたんですけど、立つと袖も長いですし、動かすことで演出を加えられたというのはありますけど、ずっとこれを着続けてよくやったなと思いますね」と自身を褒め、どんな暑さ対策をしたのか聞かれると「氷を腋の下に入れたり、背中に入れたり、毎日していましたね」と打ち明けた。

同じ質問に、上白石は「孔明の長い裾を踏まないようにってことと（笑）、1話の冒頭はハロウィンのシーンなんですけど、そのシーンの作り込みが本当にすごくて、私も仮装をしていたりするんですけど、クラブの中にいるお客さん1人ひとりが思い思いの仮装をしているので、そういうところからリアルな渋谷のハロウィンとか、色合いを再現できていると思います」と話し、劇中で登場する音楽も多種多様で、上白石はそれらを歌い分ける役柄だったそうで「トータルで11曲くらいやって、やっぱり曲によってジャンルも違いますし、ギターの弾き語りがあったり、とにかくずっと宿題を抱えているような状態だったんですけど、これだけ音楽に真摯に向き合う作品ってなかなかないと思うので、それはすごく贅沢だったなって思いますね」としみじみと語った。

そんな上白石を間近で見ていたという向井は「毎日フェスのような、お祭りのような、常に音楽が流れている現場で、僕も音楽はジャンル問わず聞くのが好きで、今回、僕としては初めてラップをやったんですけど、それこそレコーディングもして、本当に初めての経験ばかりで、常に周りに音楽があって、素敵な環境だったし、それぞれがちゃんと努力して、本番までに合わせたので、そのクオリティの高さは出ています」と自信を覗かせ、出演者の大半がアーティストやミュージシャンだそうで「パフォーマンスを役者さんが練習してやることも往々しにしてあるんですけど、やっぱり本物には及ばないなって目の当たりにして、それは上手いとか下手じゃなくて説得力と場数ですよね。そこがメンディー君にしかできないケイジだったと思いますし、上白石さんにしかできない英子だったし、他にも女王蜂のアヴちゃんとか、存在感が違うので、そういうところは今までの音楽ものとは違うなと感じますね」と熱く語った。（modelpress編集部）