山田裕貴、北川景子に驚嘆「昔からテレビで観てる人」対面時に戸惑ったこととは?ビジュアル完成の“裏側”も語る<女神の教室~リーガル青春白書~>
2022.12.08 05:00
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女優の北川景子と俳優の山田裕貴が11月15日、東京・フジテレビにて行われた2023年1月スタートのフジテレビ系月9ドラマ『女神の教室~リーガル青春白書~』(毎週月曜よる9時~)の囲み取材に出席。取材に応じ、互いの印象や演じる役柄について語った。
北川景子主演「女神の教室~リーガル青春白書~」
同作は、裁判官で実務家担当教員の主人公・柊木雫(北川)と彼女を取り巻く人々が自身の価値観をぶつけ合いながら、法曹界のあり方を問うリーガルエンターテインメント作品。柊木が「人を知らなければいい法律家にはなれない」をモットーに、ロースクール(法科大学院)で「法」だけでなく「人」を学ぶ授業を展開。“司法試験合格”という目先のゴールばかりにとらわれるロースクールの現実に、新風を巻き起こしていく。山田は、青南大学法科大学院・研究家教員で超が付くほどの合理主義者で変わり者の判例オタク・藍井仁という柊木とは正反対のキャラクターを演じる。
北川景子、山田裕貴を絶賛「すごく心強い」
2023年1月8日放送スタートのNHK大河ドラマ『どうする家康』(総合テレビ、毎週日曜よる8時~/BSプレミアム・BS4K、毎週日曜よる6時~)の撮影で既に共演していた2人だが、北川は本作で山田と共演することを「多分先に知ってた」とし「もし伝わってなかったらどうしよう」「いつ言おうかな?」とずっと探っていたという。山田については「いろいろな作品も拝見してるし、バラエティとかでお話されているところも観て『本当に頭のいい方なんだな』って感じていて『絶対いつかご一緒したいな』と思ってたので名前が挙がった時すごく嬉しかった」と喜び。また「今回、私1人のシーンからクランクインして、まずは1人のシーンや学生たちと一緒に撮ったりしてたんですけど、途中から山田さんが入られて、グッと現場が締まりました。私も『主演だし、自分が引っ張っていかなきゃ』って結構ガチガチだったのですごく楽になりました」と山田が撮影現場に加わったことで救われたと話した。続けて「年も思ったより近かったので、現場でも色々な話しをしていて一緒にいるとすごく楽しい。頼りにしてますし、すごく心強いです」と山田を絶賛。山田も照れ笑いを浮かべ「ありがとうございます」と頭を下げた。
山田裕貴、北川景子に驚嘆「昔からテレビで観てる人だ」
一方、山田は「いや、本当にこんな感覚で今でもダメだなと思うんですけど」と前置きしつつ「『すげえ…まじで昔からテレビで観てる人だ…』っていう」と北川に対する率直な心境をこぼし、北川も思わず笑い声を上げた。続けて「昔から第一線で活躍されていて『どんなことを考えてるんだろう?』『どんなことを思っているんだろう?』っていうのが今でも気になりつつ、『逆に僕はどういう風に思われてるんだろう?』『ちゃんと力になれるように隣にいなきゃ』とか、そういうことをずっと思ってた」と考えを巡らせるも「逆に緊張させる雰囲気を持ってないことにまた戸惑いを覚えて」と実際に話してみると印象が一変したと口に。これに北川が「逆に怖いみたいな(笑)?」と尋ねると山田は「いや、ものすごく親近感があって。お話ししてみるとゲームをやられていたり、すごく気さくに話しかけてくれてたので、めちゃくちゃ楽になりまして、そこの心配は一切なくなったというか…。僕も現場で柊木先生と演じるシーンはすごく安心して、自分のキャラクターも思いきり出せるような感覚なので」と北川への信頼と感謝を述べた。
また、北川は「私よく芝居中に鼻で笑われるんですけど、あれが本当に好きで」と山田の役を再現しながら「本当は笑いたいんだけど」と笑顔。これに対し、山田は「でも心配なのは、北川さんはすごく笑っていらっしゃってるんですけど、お客さんにハマんなかったらどうしようみたいな」と心配を吐露し、報道陣の笑いを誘った。
山田裕貴、キャラクター設定の裏側語る
本作はオリジナル作品であり、北川にとって月9作品初主演というメモリアル作。北川は「演じる役者に幅を持たせてくださっているようなキャラクター設定だった」とし、「台本を読んだ時は『どうなっていくんだろう?』ってちょっと心配だったところがあったのですが、実際現場に入ってみて、衣装の感じや生徒の方々とお芝居をしていく中で自然に生まれたものが徐々にキャラクターとして成り立ってきてるかな」と役の方向性を掴み始め、クランクイン前に抱いていた心配はなくなったと口に。「柊木という人は、基本的に明るくて前向きで、生徒からはちょっと熱血でうっとうしいと思われるような人なので、とにかくまっすぐに作っていけたらいいなと思っています」と役柄に対する思いを語った。一方、山田は「本当に衣装合わせをするまで、自分の中で台本を読んで想像して『どういうキャラになればこの作品が面白くなるのか?』しか考えてなかった」とコメント。
リアルさを保ちつつ癖のあるキャラクター設定をどう表現するのかを考えながら衣装合わせに臨む中で、「見た目で一発面白い方がいいかなっていうのは思っていて」とし、衣装合わせ当時の金髪を生かし「がっつり『どこのお金持ちやねん』ぐらい嫌な感じでいきますか?」など話し合った結果、ボサボサの髪に和服のスタイルになったという。
山田も撮影をしながら役が掴めてきたと話しつつ、「『柊木といつ目を合わせるのか?』っていう(笑)。僕はあんまり目を合わせないんでものすごくやり辛いかと思うんですけど、そういうキャラクターをやる時って『いや、こんなやついねえよ』っていう中にもリアルさがないとダメだし、多分今の視聴者の皆さんってものすごく観る目が肥えてらっしゃるといいますか、お芝居臭いものってきっと嫌われていくと思うので、そうならないようにキャラクターも守りつつ、自分の中で模索していくことがすごく大変だと思う」と、キャラクターに対するこだわりを力強く語った。
北川景子&山田裕貴、役との共通点は?
また、自身が演じる役に共感できる点について北川は「よく食べるところ」と口に。「何か思い悩んだ時や落ち込んでいる時とかは、やっぱり食べないと元気にならないし、いい考えが浮かばないと思う」とし、柊木がよく食べるキャラクター設定であることから「私も食べることが好きなので、撮影も楽しみにしてて、嬉しいところです」とコメント。また、柊木は「嘘をつかないというか、まっすぐに人と向き合うようなキャラクター」だとし「私もどっちかっていうと、0か100ではっきり人と向き合いたいタイプなので、その辺は似てるかなと思います」とした。同じ質問に、山田は「物事を深く考えることや先のことを考えることはすごく好きなんですよ」とはじめ「そこまで僕は頭が良くないし、頭が切れないかもしれないけど『人がどうなっていくんだろう』っていうことを考える職業でもあるし、そういったことを考えることがものすごく好きなので、そういった点では似てるのかな。でもここまで冷酷ではないと思います」と藍井のキャラクターに触れて話題を締めた。(modelpress編集部)
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