「美女と野獣」ベルはどうやって誕生した?その裏側は…ディズニー伝説のアニメーターを現地で直撃
2017.05.06 12:00
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「ハリー・ポッター」シリーズでハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンを主演に迎え、不朽のディズニー・アニメーション「美女と野獣」をディズニーが完全実写化。ついに4月21日に日本公開を迎え、社会現象にまでなった『アナと雪の女王』を超える成績で初登場NO.1を記録したディズニー実写映画『美女と野獣』。公開からわずか8日目にして早くも動員200万人、興行収入は30億円を突破(※5月1日時点)し、興行収入100億超えのヒットが期待されている。
モデルプレスでは今回、米ロサンゼルスのアニメーション・リサーチ・ライブラリー(ARL)で、アニメーション版「美女と野獣」のベルをデザインしたディズニー伝説のアニメーター マーク・ヘンに取材を行った。
ベルのほか、「アラジン」(92)ではジャスミンを、「ライオン・キング」(94)では子ども時代のシンバを、「ムーラン」(98)では自由奔放で勇猛なヒロインのムーランと彼女の父親ファ・ズーを、「リロ&スティッチ」(02)ではリロの優しい姉ナニを、そして「ホーム・オン・ザ・レンジ/にぎやか農場を救え!」(未・04)ではグレースを、それぞれ手掛けている。
今回は、マークが描いた「美女と野獣」のアニメーション・ドローイング(スケッチ)やマケット(彫刻)など貴重な品々を特別に公開してもらった。
ベルのことは「間違いなくとてもユニーク」なプリンセスだといい、彼女の強さは「顔に表れている(=表現している)」と説明。今回、公開されたスケッチの中には、ベルがバラの入ったガラスを開けるシーンがあり「このシーンでは、彼女の好奇心を表現している。バラにとても興味があって、とてもスペシャルなものだろうと気づいている。でも、だからといって急いではずすのではなく、とても慎重なんだ。とても注意深く、持ち上げている」とキャラクターの性格からインスピレーションを受けたスケッチを行っていることを話した。
また、実写版でベルを演じるエマ・ワトソンについては「いいキャスティングだったと思うよ。僕は、何度か(アニメーション版で)ベルの声をやったペイジ・オハラと話したんだ。ペイジはいつも、もし彼女がキャスティング・エージェントなら、エマをキャストしただろうって言っていた。彼女だったらエマを選んだだろうとね。だから、それはとてもうまくいっていることを意味していると思う」と絶賛していた。
そんな“レジェンド”から、モデルプレス読者へ“夢を叶えるメッセージ”。
「一番大切なのは、粘り強さだと思います。夢を叶えるために必要な知識やスキルを身につけるべく努力を重ねる過程で、何らかの出来事や誰かしらの言葉によってくじけそうになる時もあるでしょう。それでも諦めずに、夢に向かって自分が選んだ道を突き進む粘り強さが、何より大事なんです。そしてもう1つが、ひたむきな情熱。私にしても、子どもの頃、他にはないディズニー・アニメーションの魅力にすっかり虜にされて以来、ディズニーのアニメーターになる以外の道は考えられない、とでもいった感じで、ひたすら夢を追い続けた結果、幸運にもこうして夢を実現することが出来たわけですからね。
私の場合は、とにかくラッキーだったとしか言いようがありません。子どもの頃から夢みていたアニメーターという職業につくことが出来ただけでなく、37年間もの長い年月にわたり、この大好きな仕事を続けて来られたわけですから」。
ベル役のエマ、野獣役のダンをはじめ、ガストン役のルーク・エヴァンス、ル・フウ役ジョシュ・ギャッド、ルミエール役のユアン・マクレガー、ポット夫人役のエマ・トンプソン、コグスワース役のイアン・マッケラン、マダム・ド・ガルドローブ役のオードラ・マクドナルド、プリュメット役のググ・バサ=ローら豪華キャストが集結。
監督は、アカデミー賞を始め、数々の映画賞に輝くミュージカル『ドリームガールズ』や『シカゴ』を手掛けたビル・コンドン氏。そして、ディズニー『美女と野獣』の魅力のひとつ、アカデミー賞/ゴールデングローブ賞/グラミー賞を総なめにした極上のミュージカルナンバーは、アラン・メンケン(作曲)とハワード・アシュマン(作詞)によるアニメーション版からの楽曲に、メンケンが新たにティム・ライス(作詞)と組んで作り上げた3曲の新曲が加わる。(modelpress編集部)
ディズニー伝説のアニメーター
マーク氏は、1980年6月に「きつねと猟犬」の動画担当としてウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオに入社した後、わずか1年足らずのうちにアニメーターに昇格。ベルのほか、「アラジン」(92)ではジャスミンを、「ライオン・キング」(94)では子ども時代のシンバを、「ムーラン」(98)では自由奔放で勇猛なヒロインのムーランと彼女の父親ファ・ズーを、「リロ&スティッチ」(02)ではリロの優しい姉ナニを、そして「ホーム・オン・ザ・レンジ/にぎやか農場を救え!」(未・04)ではグレースを、それぞれ手掛けている。
貴重なスケッチを公開
取材を行ったARLは、1920年代から現在までに作った短編と長編のすべてのアニメーション・アートの収納場所。今回は、マークが描いた「美女と野獣」のアニメーション・ドローイング(スケッチ)やマケット(彫刻)など貴重な品々を特別に公開してもらった。
ベルはどうやって誕生した?その裏側は…
キャラクターをデザインする上で、「目というのは、心の窓だ。だから、とても重要な側面」と語ったマークは、自分たちアニメーターを「映画の中の役者」と表現し「僕は、スケッチを描いて、感情や演技をコミュニケートするポーズを作り上げる。これ(スケッチ)はツールになるし、結果を生むための手段となる。その結果とは、僕らのキャラクターたちの演技だよ。明確に描くことだ。観客が、とても素早く(キャラクターの)表現を読むことが出来、理解できることは、アニメーターにとってとても重要なんだ」と明かした。ベルのことは「間違いなくとてもユニーク」なプリンセスだといい、彼女の強さは「顔に表れている(=表現している)」と説明。今回、公開されたスケッチの中には、ベルがバラの入ったガラスを開けるシーンがあり「このシーンでは、彼女の好奇心を表現している。バラにとても興味があって、とてもスペシャルなものだろうと気づいている。でも、だからといって急いではずすのではなく、とても慎重なんだ。とても注意深く、持ち上げている」とキャラクターの性格からインスピレーションを受けたスケッチを行っていることを話した。
また、実写版でベルを演じるエマ・ワトソンについては「いいキャスティングだったと思うよ。僕は、何度か(アニメーション版で)ベルの声をやったペイジ・オハラと話したんだ。ペイジはいつも、もし彼女がキャスティング・エージェントなら、エマをキャストしただろうって言っていた。彼女だったらエマを選んだだろうとね。だから、それはとてもうまくいっていることを意味していると思う」と絶賛していた。
“夢を叶える秘訣”
数々の作品を手掛けたマークのことを、ARLのマネージャーであるフォックス・カーニーは、「僕らのレジェンドの一人」だと語る。そんな“レジェンド”から、モデルプレス読者へ“夢を叶えるメッセージ”。
「一番大切なのは、粘り強さだと思います。夢を叶えるために必要な知識やスキルを身につけるべく努力を重ねる過程で、何らかの出来事や誰かしらの言葉によってくじけそうになる時もあるでしょう。それでも諦めずに、夢に向かって自分が選んだ道を突き進む粘り強さが、何より大事なんです。そしてもう1つが、ひたむきな情熱。私にしても、子どもの頃、他にはないディズニー・アニメーションの魅力にすっかり虜にされて以来、ディズニーのアニメーターになる以外の道は考えられない、とでもいった感じで、ひたすら夢を追い続けた結果、幸運にもこうして夢を実現することが出来たわけですからね。
私の場合は、とにかくラッキーだったとしか言いようがありません。子どもの頃から夢みていたアニメーターという職業につくことが出来ただけでなく、37年間もの長い年月にわたり、この大好きな仕事を続けて来られたわけですから」。
ディズニー実写版「美女と野獣」
実写版『美女と野獣』で描かれるのは、自分らしく生きながらも、周囲から「変わり者」と呼ばれ心に孤独を抱えていたベルと、外見に囚われ本当の自分を見失っていた野獣の姿。ベルはなぜ、そんな野獣を愛したのか?知られざる真実がいま明かされる。ベル役のエマ、野獣役のダンをはじめ、ガストン役のルーク・エヴァンス、ル・フウ役ジョシュ・ギャッド、ルミエール役のユアン・マクレガー、ポット夫人役のエマ・トンプソン、コグスワース役のイアン・マッケラン、マダム・ド・ガルドローブ役のオードラ・マクドナルド、プリュメット役のググ・バサ=ローら豪華キャストが集結。
監督は、アカデミー賞を始め、数々の映画賞に輝くミュージカル『ドリームガールズ』や『シカゴ』を手掛けたビル・コンドン氏。そして、ディズニー『美女と野獣』の魅力のひとつ、アカデミー賞/ゴールデングローブ賞/グラミー賞を総なめにした極上のミュージカルナンバーは、アラン・メンケン(作曲)とハワード・アシュマン(作詞)によるアニメーション版からの楽曲に、メンケンが新たにティム・ライス(作詞)と組んで作り上げた3曲の新曲が加わる。(modelpress編集部)
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