ディズニー「トイ・ストーリー」20年周年記念、オリジナルメンバーが語る制作秘話<「D23」現地レポ2日目>
2015.08.16 16:11
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米アナハイムのコンベンションセンターにて、ディズニーファンのための公式イベント「D23 Expo 2015」が8月14日(現地時間)開幕。今回、モデルプレスでは、ウォルト・ディズニー・ジャパンから招待された、唯一のWebメディアとして現地取材を実施。15日、「トイ・ストーリー」についてのセッションが行われた。
「トイ・ストーリー」の公開から20年を記念したセッションは「TOY STORY:20YEARS LATER,THE ORIGINAL CREW LOOKS BACK」と名付けられ、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ及びピクサー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーをつとめるジョン・ラセター氏を中心に、ピート・ドクター氏、アンドリュー・スタントン氏、リー・アンクリッチ氏など「トイ・ストーリー」を手がけた当時の製作陣が集まり、製作開始から今に至るまでの裏側や秘話などが語られた。
当時、「アラジン」や「リトル・マーメイド」などのミュージカル映画が流行っていたなか、製作された同作。本編中には歌を使用しなかったものの、オープニングでアンディとウッディの友情を歌い、エンディングでウッディとバズの友情を歌い、劇中歌でなくても、物語を表現できることを同作で達成させた。
映画のほかにも、キャラクターのおもちゃがブームを起こした同作。当時、大手の会社は引き受けてくれず、カナダの小さなおもちゃ会社が製作に名乗りをあげた。通常6インチで作られるのが当たり前であったおもちゃを「映画の中のように、アンディが持っている姿を子どもたちが想像するはず」と大きさを変更。ウッディを12インチ、バズを15インチというサイズでリアルに再現。これが大ヒットとなり、販売開始一週間で売り切れ、製造を追加。アメリカの1番のおもちゃ市場となるクリスマスを超えてもヒットし、3500万体を売り上げたという。
この日、会場にはこのおもちゃ会社の社長も来ており、「トイ・ストーリー」に賭けてくれた恩人の1人として紹介した。
このほかにも、特別展示やスペシャルグッズも販売。300点以上の展示物の中には、ディズニーランドが初めて一般公開された1955年7月18日にロイ・O・ディズニーが購入した1番のチケットなど、貴重な品々も並ぶ。
なお、11月には6日~8日の3日間、東京ディズニーリゾート内にて「D23 Expo Japan 2015」を開催。アニメーションから実写まで最新映画情報を紹介するほか、米アナハイムの本家でも公開される展示物が、一部お披露目される。さらに、スペシャルプログラムとして、ここだけのプレゼンテーションとディズニーの仲間たちによるショーも実施予定。(modelpress編集部)
実施期間:8月14日~16日(現地時間)
同作は、3作目まで公開されているが、ストーリーを考えたり、キャラクターを考えたりする上で、何度も変更されて1つの作品を作り上げている。しかし、1作目でボツにしたアイディアが2作目以降で使用されていることも。例えば、3作目でキーとなったキャラクター・クマのぬいぐるみのロッツォは1作目の製作の際にすでに誕生していたという。全てのアイディアが無駄ではなく、全てが生かされており、「あのときやったことは何1つ無駄なことはない」とラセター監督は熱く語った。
ウッディの声を担当した俳優トム・ハンクスについては、アドリブだけで演じているシーンがあること、「NO~!」と叫ぶシーンのみで20テイク以上も収録したが「どれも良かった」と、トムの声がこの作品を支えていることも口にした。また、アイディアと同様に、1作目で収録した声が2作目以降でも使用されているという裏側も明かした。
当時、「アラジン」や「リトル・マーメイド」などのミュージカル映画が流行っていたなか、製作された同作。本編中には歌を使用しなかったものの、オープニングでアンディとウッディの友情を歌い、エンディングでウッディとバズの友情を歌い、劇中歌でなくても、物語を表現できることを同作で達成させた。
映画のほかにも、キャラクターのおもちゃがブームを起こした同作。当時、大手の会社は引き受けてくれず、カナダの小さなおもちゃ会社が製作に名乗りをあげた。通常6インチで作られるのが当たり前であったおもちゃを「映画の中のように、アンディが持っている姿を子どもたちが想像するはず」と大きさを変更。ウッディを12インチ、バズを15インチというサイズでリアルに再現。これが大ヒットとなり、販売開始一週間で売り切れ、製造を追加。アメリカの1番のおもちゃ市場となるクリスマスを超えてもヒットし、3500万体を売り上げたという。
この日、会場にはこのおもちゃ会社の社長も来ており、「トイ・ストーリー」に賭けてくれた恩人の1人として紹介した。
本家「D23」注目ポイント 今年は日本でも開催
今年は、7500席のキャパシティを誇る「Hall D23」を新設し、そこをメインホールとして、「Stage 28」「Stage 23」と呼ばれる全3つの会場でそれぞれ異なる内容のプレゼンテーションを行う。初日となる14日には、ディズニー社が大きな功績を残した人を選出する「ディズニー・レジェンド」の表彰式を開催、15日はディズニー、マーベル、ルーカスフィルムの実写映画のラインナップを発表するほか、ウォルト・ディズニー・パーク&リゾートのプレゼンテーションを実施。さらに、最終日となる16日には「アナと雪の女王」の音楽イベントが開催される。このほかにも、特別展示やスペシャルグッズも販売。300点以上の展示物の中には、ディズニーランドが初めて一般公開された1955年7月18日にロイ・O・ディズニーが購入した1番のチケットなど、貴重な品々も並ぶ。
なお、11月には6日~8日の3日間、東京ディズニーリゾート内にて「D23 Expo Japan 2015」を開催。アニメーションから実写まで最新映画情報を紹介するほか、米アナハイムの本家でも公開される展示物が、一部お披露目される。さらに、スペシャルプログラムとして、ここだけのプレゼンテーションとディズニーの仲間たちによるショーも実施予定。(modelpress編集部)
「D23 Expo 2015」概要
開催場所:米アナハイム コンベンションセンター実施期間:8月14日~16日(現地時間)
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