脂肪燃焼をサポートするおすすめ食材15選

2022.04.12 12:30

「脂肪燃焼効果のある食材を知りたい。」「食事制限は続かない。」「運動が苦手で、食事を工夫して痩せたい。」このような悩みをかかえていませんか？普段の食事を工夫することで、習慣的にダイエットができたら嬉しいですよね。今回は脂肪燃焼効果のある食材について、あんしん漢方の薬剤師、稲嶺千春さんに伺いました。

食べ物で脂肪は燃える？

ダイエットでは「太らない食材」を意識することも重要ですが、実は「脂肪燃焼に役立つ食材」を取り入れることで、より効果的に理想のスタイルを目指せるといわれています。

まずは、どのような栄養素が脂肪燃焼に役立つのかをご紹介します。
筋肉を増やして脂肪を燃やす「タンパク質」タンパク質は、脂肪燃焼において重要な役割を果たす筋肉の材料です。筋肉量が増えると基礎代謝が上がるため、痩せやすくなります。
脂肪燃焼に欠かせない「ビタミン・ミネラル」ビタミン・ミネラルは、脂質やタンパク質をエネルギーに変換する際に役立つ栄養素です。これらは、野菜や果物に多く含まれています。

脂肪燃焼効果のある食材15選！

では、どのような食材に脂肪燃焼効果があるのでしょうか。以下に、脂肪燃焼効果のある食材を栄養素も交えて紹介します。
タンパク質が豊富な肉・牛肉
牛の赤身肉は脂質が少なく、タンパク質が豊富です。また「L-カルニチン」という成分が多く含まれており、脂肪をエネルギーに変える手助けをします。

・豚肉
豚肉には、エネルギー代謝のサイクルを回すのに必要なビタミンB1が豊富です。

・鶏肉
鶏肉は低脂肪で高タンパク。安く手に入るので食事に取り入れやすいでしょう。
良質な油たっぷりの魚・サーモン
サーモンには、脂肪燃焼に役立つ「アスタキサンチン」が豊富です。

・サバ
サバは、EPAやDHAを含む良質な油が豊富。これらは、脂肪燃焼細胞である褐色細胞を増やすといわれています。
脂肪を燃やす香辛料・ショウガ
ショウガに含まれる「ショウガオール」は代謝を良くして、脂肪燃焼をサポートします。

・ニンニク
ニンニクには血流をよくして代謝を高める「アリシン」という成分が含まれています。また、エネルギー代謝に欠かせないビタミンB1も含まれています。
ダイエット中でも積極的に摂りたい糖質・玄米、雑穀
ダイエット中とはいえ、糖質の適度な摂取は大切。穀類のなかでも、食物繊維豊富な玄米や雑穀がおすすめです。

ダイエット中の極端な糖質制限はおすすめできません。摂取する糖質が少ないと、からだは筋肉を分解してエネルギーを作り出そうとします。筋肉が減ると、基礎代謝が落ちて痩せにくいからだになってしまうのです。
肉や魚以外のタンパク質が豊富な食材・納豆、豆腐などの大豆製品
大豆製品には、筋肉を作る材料であるタンパク質が豊富です。

・卵
卵はタンパク質が豊富な食材です。また、筋肉量の維持に効果的な「ロイシン」というアミノ酸も含まれています。
ビタミン・ミネラルが豊富な果物・グレープフルーツ
グレープフルーツはビタミンが豊富な果物。さらに、グレープフルーツ特有の「ヌートカトン」という成分は交感神経の働きを活発にし、エネルギー代謝を促進するといわれています。

・バナナ
バナナに含まれる食物繊維は炭水化物の体内への吸収を抑えるといわれています。また、脂肪を代謝してエネルギーに変換する働きも期待できます。

・アボカド
アボカドには、ビタミンやミネラルのほか、代謝を高めるオレイン酸（不飽和脂肪酸）が含まれています。

意外な脂肪燃焼食材・わかめ
わかめに含まれる「フコキサンチン」という成分は、脂肪を分解して脂肪燃焼を促進する働きがあります。
脂肪燃焼効果のある飲み物・緑茶
緑茶に含まれるカテキンには、脂肪の代謝を促進する働きがあるといわれています。

脂肪燃焼を助ける漢方も活用して

ダイエットには運動や食事の工夫が重要ですが、体質から改善していく漢方薬を取り入れるのもおすすめです。

漢方薬のなかには、太りにくく痩せやすい体質づくりを目的とするものや、「脂肪の吸収を抑える」「脂肪を分解・燃焼する」「余分な脂肪を排出する」など、直接作用するものがあります。

以下に、ダイエット外来などでも使われており、脂肪燃焼効果がある代表的な漢方薬を2つご紹介します。
脂肪燃焼におすすめの漢方薬・防風通聖散（ぼうふうつうしょうさん）
防風通聖散は、脂質代謝を上げて脂肪燃焼をサポートし、余分な脂を便と一緒に排出させます。とくに、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな方に適しています。

・大柴胡湯（だいさいことう）
大柴胡湯は、小腸での脂質の吸収を抑え、脂肪燃焼をサポートします。とくに、からだががっちりしていて、ストレスも感じる肥満ぎみの方に適しています。
漢方薬を選ぶ際の注意点漢方薬を選ぶ際に重要なポイントは、自分の状態や体質に合った生薬を選んでいるかどうかです。症状や体質に合っていないと効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が起こることもあります。
どの漢方薬が自分に合っているのかを見極めるのはなかなか難しいですよね。しかし最近では、AI（人工知能）を活用した「あんしん漢方」のようなオンライン相談サービスも登場してきました。
AIを活用し、漢方のプロが自分に適した漢方を見極めてお手頃価格で自宅に郵送してくれる「オンライン個別相談」が可能です。是非活用してみてください。

食べて痩せて、もっとキレイになろう！

脂肪を落とすには、運動に加えて食事制限も大切です。しかし、食べないダイエットはつらくて続かないですよね。

食事制限よりも食事内容を工夫し、脂肪燃焼効果のある食材を積極的に日々の食事に取り入れるようにしましょう。しっかり食べて痩せれば、もっとキレイになれるはずです。

writer / Sheage編集部

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