2週間で3kg痩せた!万年ダイエッターが「月曜断食」をして気付かされたこと
2022.01.31 06:00
macaroni の食いしん坊編集部員が、巷で噂の「月曜断食」に挑戦!合計3回の断食をへて、気づいたことや成功させるコツをお伝えします。ただ月曜日に断食するだけではない、知られざる障害や苦労とは……?
リアルな月曜断食ダイエットの記録
こんにちは、macaroni 編集部の倉持です。わたしは仕事柄、食の誘惑が人よりも何倍も多い人間です。朝から晩まで食べものの情報を目にし、取材先では試食の機会がありますし、そもそも食べ歩きが趣味という、痩せたい人にとっては絶望的な状態ですね。
この仕事をはじめて10kgほど増加しました(もちろん同じ状況でも太らない同僚もいるのですが……)。
そろそろ痩せないと、そう思っているとき、身近な料理家さんが「月曜断食をしたら、3ヶ月で15kg痩せた」という噂を聞きつけました。同じような境遇での成功例ですから、自分もできるのでは、と希望を見出し、さっそく挑戦してみることに!
“月曜は食べない” だけじゃない!正しいやり方とメニュー
月曜断食の基本ルール月曜日は「不食日」:何も食べずに水のみで過ごす
火〜金は「良食日」:終日炭水化物を抜いた食事
土日は「美食日」:好きなものを食べる。アルコールは一杯まで
月曜断食は、ただ単に「月曜日は食べない」だけではありません。火曜から金曜は「良食日」といって、朝はヨーグルトと少しのくだもの、昼は炭水化物を抜いた献立、夜は野菜スープなどの軽いものを食べます。土日は「美食日」で、炭水化物をふくめて好きなものを食べて、アルコールも一杯程度までならOKとされています。
そして月曜の「不食日」は、食事はせずに水のみで過ごす。なお食事をするときはこぶしふたつ分まで、というのが全体的なルールです。
これを知って思ったのは「普通にがんばらされるじゃないか……」「平日はほとんど糖質制限ダイエットか」ということ。土日は好きなものを食べられるということですし、とやかくいわずにやってみましょう。
甘い飲みものは飲まない。水を一日2リットル用意
飲みものに関する厳しい取り決めはないようですが、基本的には水とお茶で過ごすことにします。アルコール摂取は美食日に一杯まで。砂糖のたっぷり入った清涼飲料水やジュースは控えます。わたしは一日2リットル分の水を用意し、体を冷やしたくないので、起きがけは白湯、そのほかは常温の水を飲みます。
はじめての断食日
さっそく月曜の不食日がスタート。普段から朝食、昼食を抜くこともあり、そこまでの空腹感や辛さは感じられません。家族の食事を用意しているときも、意外にも「食べたい!」とはなりません。「このままいけば余裕かも」と思いきや……夕方に猛烈な勢いで食欲がやってきました。食事中の夫は執拗に「うま!」を連呼するし、CMでは「豚バラ白菜〜♪」のWコンボ。どうしても “食べられない” ということに意識に向いてしまいます。そのあいだは趣味の時間に没頭して忘れようと努力。
さすがに寝る前になれば、空腹は感じつつも強い食欲はなくなりました。ただ、うっすら頭痛がする?
はじめての良食週間
そこそこ辛い思いをした月曜日を終えてやってきた良食日。起きると、頭の痛みが強くなっていました。すぐに朝食のヨーグルトとキウイフルーツを食べると頭痛は消失。昼食は取材で食事をする仕事がありましたが、炭水化物はなし。夕食は具だくさんの味噌汁のみとしました。
大きな変化としては、お通じがとても良い!むくみがとれたのと胃の中が空っぽ状態だからか、この時点で−0.9kgでした。
献立は炭水化物抜きが基本。思ったよりも辛くない
数日続く良食日は、炭水化物抜きの献立がベース。かつて糖質制限ダイエットをしていたこともあり、単純に炭水化物を抜くだけではなく調味料や食材の糖質量も気になってきます。ただそこまで気にしていると疲れるので、あまり無理はしません。ある日の昼食の献立は、厚揚げと豚肉の角煮、煮玉子、アボカドと数の子のおつまみ風和えもの。
生粋の食いしん坊ですから、食事はおいしいものにしようと真剣。良食日も心のときめくものを食べることを心がけます。質素なものを食べているわけではないので、炭水化物のない辛さも軽減されます。
はじめての美食日
いざ土日になってみると、意識の変化に気づきます!「ようやく体重が減ってきているのに戻したくない」という思いが強い。なんでも食べていいといわれても、良食日の感覚が染みついてきているので、炭水化物は避けようと思ってしまいます。ダイエットをしたことのある人ならわかると思いますが、「お、いまスイッチ入ったぞ」という感覚。結果的に、この週末は良食日と同じような食事で終了しましたが。そこまでの辛さはありませんでした。
あ、でも大好きな唐揚げはたっぷりと食べましたよ!一杯のハイボールと一緒に。
2回目の断食日
この日の朝の時点で-2kg。そりゃ暴食の日々だった人間が、急にこんな食生活にしたら減りますよね。2回目の断食時も食欲が消えることはなく、空腹感はしっかりありますが、使命感が強まったことで負けそうになることはありません。「お腹減った〜、でも絶対に食べないけどな」の精神。ここまで頑張った自分の努力を水の泡にしたくない!
2回目の良食週間
良食日も2回目になってくると、慣れていきます。体重も増えることは一切なく、停滞するかゆるやかに減っていく流れ。もともと朝食を食べないタイプなので、朝のヨーグルトと果実をサボったり、昼食と夕食の内容をすり替えることが多くなったり。だんだんとルーズ……いや、自分に合った過ごし方を見つけていきます(笑)。
心と舌を満たしてくれるカレーという名の救世主
このあたりの献立で良かったのは、糖質の多めなルーを使わずに、スパイスで作ったカレー。ごはんの代わりにゆで卵とまるごと野菜を添えて、ルーをのせながら食べていきます。水分を抜いた豆腐や厚揚げや、水煮のたけのこをお供にすることもありました。さすがは天下のカレーさま、いつにも増しておいしい気が……。たんぱく質をとるために、お肉は惜しげもなく入れているので心の充足感がすごい。
「慣れた慣れた」と言いつつも、こういうパンチのきいた料理をはさんでいかないと、無意識の物足りなさが蓄積されていく気がするんですよね。
2回目の美食日
「暴食はしない」というストッパーはありつつも、2回目の美食日は気持ちもラフになってきて、大好物の鮨を楽しみます。そうなってくるとあれやこれや食べたくなる!こぶしふたつ分までという意識もうっすらです。日常的に我慢をしているなかでの好物の味は神がかり、全精神が研ぎ澄まされる感覚でした。土日だけのごちそうはありがたみもひとしお。とはいえ、自分へのごほうびは毎日あげたいですけどね!
週のなかで好きなものを食べられる日が決まっているので、一点集中できるというメリットもあると思いました。
最後の断食日
企画としては、いよいよ最後の断食日を迎えます。土日にしっかり食べすぎたせいで、「はあ、今日は断食か。やだな〜。もう食べちゃいたいな〜」という弱い気持ちが浮上。ごほうびが活力にならずに堕落への引き金になるタイプ、そうだ、こんな弱い人間だからわたしは失敗してきたんだ……。右肩下がりの体重グラフを見つめることで気を引き締めて、夜まで無事過ごします。
翌朝体重を測定してみると、最終的に-3kgの減量を達成していました!断食回数は3回、実施期間は2週間とすれば、ひとまず成功ではないでししょうか。
2週間で-3kg!その効果と実際にやってみて思ったこと
最初の断食日はかなり辛い
やはり、はじめての断食日はつらい!「食べたい食べたい」という考えが頭の中をぐるぐるするし、体が慣れていないせいかどことなく不調です。家族のためのごはん作りのときも悲しくなりますよ。良食日にふいにやってくる、炭水化物欲。仕事をしているときもテレビを見ているときも……。日ごろ目にする媒体には、グルメをテーマにした特集が多すぎます(笑)。
わたしの場合は、断食前日は普通に好きなものを食べてから突入したので、体と心を慣れさせるためにも夕食をスープや軽いものだけに変えるのもいいかもしれません。
体だけではなく、心と頭がすっきりする気がする
断食日や良食日は最初こそ「好きなものを食べたい」という気持ちに駆られるのですが、慣れてくるとすっきり感が大きくなってくることに気づきました。体のむくみや重たさ、漠然とした胃の不快感、眠気などが減って、全体的に軽いのです。体がリセットされる感覚でしょうか。サウナでいう “ととのう” に近く、その感覚にハマっていくような気はします。
習慣から外れると辛い壁にしか思えませんが……(笑)。
たんぱく質をたっぷり摂ると挫折しにくい
週の半分以上を占める、良食日はほとんど炭水化物を抜いた食生活。ごはんやパン、麺が欠かせない人にとっては、一番の挫折ポイントです。わたしもそのひとりですが、その壁を乗りこえるためにした工夫があります。それは、とにかく卵や肉、魚などのたんぱく質をたっぷり摂ること。「きちんとした食事をした」という感覚があり、お腹も心も満たされるので、辛さからの挫折を免れます。
あらかじめ、冷蔵庫に代用麺や低糖質なスイーツを常備しておくと、どうしても食べたくなったときの抑止力となってくれますよ。
なによりダイエットをするための良いスイッチになる
3回の月曜断食を終えて……結論、ずっと続けるためには強い精神力と管理が必要!美食日から断食日への流れ、良食日の炭水化物制限など……思った以上に壁があります。とはいっても、体がリセットされる感覚は大変良く、食べすぎによる慢性的な胃の不快感が解消されました。
そして最大のポイントは、断食をしたことによって「またがんばろう」という前向きな気持ちになれるということです。
わたしの場合はダイエットをしたいけど、なかなかはじめるモチベーションがありませんでした。「とにかく最初の月曜だけやってみて、無理だったらその日中にでもやめる」という心意気でスタートしたところ、見事にやる気スイッチが入りました。そういった意味では、良い方法を知れましたよ。
本記事は月曜断食をすすめるものではなく、あくまでも個人の体験記となりますが、これから試そうと思っている人は参考にしてみてくださいね。ダイエットの記事はこちら▼
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