「毎日すっぴんで恥ずかしくないの?」とママ友→化粧をしない"本当の理由"を知って黙った
コスメが一番の趣味だった頃
化粧品が好きでした。新色が出ればチェックして、休日のドラッグストアではコスメコーナーを何周もする。そんな私が化粧をやめたのは、娘が生後8ヶ月の頃です。頬に赤い湿疹が繰り返し出るようになり、皮膚科を受診しました。先生に言われたのは「お母さんの肌に残った成分が、お子さんの肌に触れて反応している可能性があります」という言葉。試しに化粧をやめてみると、娘の肌は嘘のようにきれいになりました。お気に入りのポーチを棚の奥にしまったあの日の感触を、今もときどき思い出します。
ランチでの一言
保育園のママ友4人でランチに行った日のことです。席に着いてすぐ、向かいに座ったママ友が笑いながら言いました。「毎日すっぴんで恥ずかしくないの?」。悪意があったのかはわかりません。他のママ友が一瞬黙ったのが気まずくて、私は「肌休めしてるだけだよ」と返しました。話題はすぐに別のことに移りましたが、口に運んだパスタの味がよくわからなくなっていました。
言わなかった理由
本当のことを話せば「そうだったの」「大変だったね」と同情されたでしょう。でも、それが嫌でした。化粧をやめたのは「大変」なことではなく、娘のためにした私の選択です。そう思いたかったのかもしれません。グラスの縁を指先でなぞりながら、笑顔を保つことだけに集中していました。
そして...
後日、お迎えの場で別のママ友がそっと教えてくれました。「あの子が化粧品の成分に反応しやすいこと、伝えておいたよ」。次のランチで、あのママ友は化粧の話題を一切出しませんでした。目が合うとわずかに視線をそらすだけ。謝ってほしかったわけではありません。ただ「恥ずかしくないの?」というあの一言だけは、もう少し想像力を使ってから口にしてほしかった。好きだったものを手放した理由は、外からは見えないのだから。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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