既読がつかないから打てた本音。深夜、俺は送信ボタンを押せずにいた
口数が減った理由
きっかけは些細なことでした。俺が「うまい」と言ったら、彼女が「最近それしか言わないよね」と笑った夜。冗談だったんだと思います。でも、その一言が妙に刺さりました。
それから、何を言っても裏目に出る気がして言葉が出なくなりました。余計なことを言って傷つけるくらいなら黙っているほうがいい。そう思うほど彼女との間に透明な壁ができていくのを感じていたけれど、壊し方がわかりませんでした。
深夜1時の衝動
あの夜、なぜか今なら話せるかもしれないと思った俺は、スマホを手に取っていました。
「ねぇ、起きてる?」
送信して、画面を見つめ続けました。1分、3分、5分。既読がつきません。寝ているんだ。そう思った瞬間、不思議と肩の力が抜けました。寝ている相手になら、言える気がしたのです。
寝ている相手だから書けた
起きていたら絶対に送れなかった言葉を、一気に打ちました。
「最近うまく話せなくてごめん。嫌いになったわけじゃない。ただ、どう言えばいいかわからなくなってた。お前に嫌われるのが怖くて、何も言えなくなってた」
ただ、打ち終えてから送信ボタンを押すまでに30分ほどかかりました。朝これを読んだ彼女がどう思うか。「重い」と言われたら。「面倒くさい」と思われたら。指は画面の上で何度も止まりました。
結局送信できたのは、「寝てるなら、朝になってなかったことにできる」と自分に言い訳したからです。
そして...
翌朝、スマホを確認すると既読がついていました。やっぱり夜は寝ていたんだと、少しだけほっとしました。
その日の昼、彼女から「話したいことがある」とメッセージが届き、夜、向かい合って座りました。彼女がぽつりと言ったのです。
「あのメッセージ、届いたとき起きてたよ」
寝ていると思ったから送れた本音を、彼女はあの暗い部屋でリアルタイムで読んでいた。「起きてたなら、なんで返さなかったの?」と聞くと、彼女は少し困った顔で言いました。
「何て返せばいいかわからなかったの、私も」
同じだったのか。そう気づいたとき、ここ数カ月で初めて、まっすぐ彼女の目を見ることができました。
(20代男性・建築業)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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