「これくらいならバレないって」と社内恋愛を軽く見ていた僕→彼女から届いた長文メッセージで、自分の軽率さをようやく知ることになった
楽観的だった、あの頃の自分
彼女と交際を始めたのは昨年の春のことでした。職場では距離を取ろうと約束したものの、僕はどこか楽観的に考えていました。「ランチくらい一緒でもいいでしょ」「帰り道が同じなんだから自然だよ」と、自分に都合のいい理由を見つけては、二人で行動することを繰り返す一方。
心配性な彼女からメッセージが届くたびに、「これくらいならバレないって」と返していました。今思えば、彼女がどれだけ不安を抱えていたか、その言葉一つで伝わるはずでした。それでも当時の僕には、その重さが見えていなかったのです。
彼女が気にしていた存在
彼女の部署に、勤続20年を超えるベテランの女性社員がいることは知っていました。彼女がその先輩を慕っていること、仕事の相談だけでなくプライベートの話もする仲だということも。ただ、僕はそれを深く考えたことがありませんでした。
ある日、彼女が「先輩の前では特に気をつけてほしい」とメッセージをくれたことがあります。僕は「わかった」と返しながらも、翌日の昼休みに彼女のフロアへ顔を出してしまいました。彼女の表情がほんの一瞬こわばったことに、そのときは気づけなかったのです。
夜中に届いた、長いメッセージ
ある夜、彼女から長いメッセージが届きました。あの先輩に交際を気づかれてしまったこと、そしてずっと言えずにいた不安が、丁寧な言葉でつづられていたのです。最後にはこう書かれていました。「あなたのことは好きだけど、このままだと私が壊れてしまいそう」
僕はしばらく画面を見つめたまま、何も言葉が出てきませんでした。「ごめん、軽く考えすぎてた」と返すことしかできない自分が、情けなくてなりませんでした。
そして...
彼女から「少し距離を置きたい」という申し出があり、僕はそれを受け入れました。別れではなく、立ち止まるための時間。その期間に、僕は自分の行動を何度も振り返りました。彼女を守ると言いながら、実際には自分の気持ちの満足を優先していただけだったのかもしれない、そう気づいたとき、胸に重いものが残りました。今の僕には、あの日の彼女の言葉が、まだ響いています。
(20代男性・IT)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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