息子の嫁を3年間いびり続けた私→息子に言われたひと言で、崩れ落ちた話
息子を「奪われた」気持ち
嫁が来てから、息子との時間は半分以下になりました。以前は週に一度は顔を見せていたのに、今は月に一度あればいい方です。「お母さん、俺も所帯持ちだから」と笑って言う息子の言葉が、どうしても素直に受け取れませんでした。
嫁のすることが気になり始めたのは、そのあたりからです。料理の味付けも、掃除の甘さも、本当は些細なことだとわかっていました。でも指摘せずにはいられなかったのです。
「しつけ」と呼んでいた
自分のしていることを、私は「嫁教育」だと思っていました。厳しくするのは、この家を守るためだと。嫁が黙って従うのを見るたびに「わかってる子だ」と安心感を覚えていました。それが支配だとは、考えたこともありませんでした。
台所で嫁に向かって「あなたの料理、犬でも食べないわよ」と口にした日も、冗談のつもりでした。でも笑っていたのは私だけでした。夫に厳しくされ続けた自分が、同じことをしていたとも、そのときは気づかなかったのです。
息子に言われた言葉
台所での一件を、息子に見られていました。「お母さん、今なんて言ったの」という声に振り向くと、廊下に息子が立っていました。「冗談よ」と笑ってみせましたが、息子は「冗談に聞こえなかった。ずっとこんなことしてたの?」と言いました。低い、落ち着いた声でした。
あのとき息子が見せた目は、昔、夫に怒鳴られていた私が鏡の中で見た目と同じでした。私はずっと「守る側」のつもりでいたのに、誰かを傷つける側になっていたのです。その事実が、頭から離れません。
そして...
あれ以来、息子の家には行けていません。連絡すれば出てくれます。それでも電話ボタンを押せない夜が続いています。親戚の集まりでも以前のように振る舞えず、気づけば誰も私に相談しなくなっていました。
「ごめんなさい」の一言を、なぜ言えないのか。それが怖くて、私はまだ答えを出せずにいます。
(60代・専業主婦)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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