妊娠を武器に【略奪婚】に成功した女。しかし、待望の出産後…彼の“恐ろしい本音”を知り「そんな…」
「彼こそが運命の人。奥さんよりも、私のほうが彼を理解している」
そう信じて慰謝料を払い、周囲の反対を押し切ってまで手に入れた「略奪婚」という名の幸せ。
しかし、いざ生活が始まると、そこには想像を絶する「絶望」が待ち構えていました。
これは、自業自得と言われればそれまでかもしれない、ある女性が体験した因果応報の体験談です。
既婚者の彼を奪ってやった

「アオイみたいな偉そうな女より、ユリを愛してる」
ハルトからその言葉を聞いたとき、私は勝利の確信に震えました。
彼は迷うことなく、長年連れ添った奥さんに冷酷な言葉を浴びせ、私の手を取ったのです。
「もうお前のことなんか愛してない」と言い放つ彼の背中は、私にはとても頼もしく見えました。
たとえ誰かを傷つけても、愛があれば乗り越えられる。
そう信じて疑わなかったのです。
彼さえ手に入れば

こうして、私たちの新生活がスタートしました。
前妻への慰謝料をガッツリ取られたのは正直痛かったけれど、ハルトを手に入れられたと思えば安いもの。
なにより、私のお腹の中には彼との新しい命が宿っていました。
「この子の名前、なににしようかな」
「まずは性別がわからないとな」
ソファーで寄り添い、穏やかに笑い合う時間が幸せだったのですが…。
こんなはずじゃなかった…

しかし、幸せな時間は長くは続きませんでした。
妊娠中の私を気にかけるどころか、ハルトの帰宅時間は日に日に遅くなっていきました。
「こっちは妊婦だよ!?普通早く帰ってくるでしょ!」
堪り兼ねて怒鳴っても、ハルトはどこか他人事。
彼の会社はブラック企業でもないはずなのに、なぜ…?
ふと、嫌な予感が頭をよぎりました。
自分たちが浮気から始まった関係だからこそ、彼が外でなにをしているのか、誰と会っているのか、疑い出したら止まりません。
「もしかして、浮気…?」
一度うまれた疑念は、毒のように私の心を蝕んでいきました。
「浮気!?」

「体調はどう?」
「そんなことより、なんでこんなに遅いの!?」
私の問いかけに、ハルトはネクタイを緩めながら面倒そうに「仕事だけど…」と答えるだけ。
かつて私に注いでくれたあの情熱的な瞳は、もうどこにもありません。
「本当に!?浮気じゃないの!?」「嘘じゃないよね…?」
食い下がる私に、彼は「そんなわけないだろ」と冷たく言い放ちます。
ハルトのセリフが、どうしても信じられない。
かつて彼が前妻に吐いた嘘を、今度は私がつかれているのではないかと考えるようになり…。
そして数ヶ月が経った…

結婚してわずか数ヶ月。
家の中は冷え切り、会話といえば罵り合いばかりになりました。
「うるさい!もう話しかけるな!」
「このわからず屋!」
背を向けて部屋を出ていくハルトの後ろ姿を見ながら、私は涙が止まりませんでした。
あんなに欲しかった生活は、毎日ビクビクして彼の顔色を伺う、地獄のような日々に変わってしまいました。
酔っ払った彼は…

子どもが生まれれば変わってくれるかもしれないと思っていましたが…。
命がけで子どもを生み、心身ともに満身創痍の私を前に、彼はビール缶を片手にヘラヘラと笑い出したのです。
「ユリはさぁ~、アオイ(前妻)と違って料理下手だし、家事もロクにできないし」
「マジで遊びならって感じのタイプの女だよ」
彼の口から出るのは、私への侮辱と前妻への未練だけでした。
なに言ってるの…

「そんな…!?なに言ってるの…」
私の心は、驚きと軽蔑で凍りつきました。
そもそも、つわりがひどくて動けなかった時期に、家事が満足にできるわけがない。
それを、前妻と比べて責め立てるなんて…。
子どもを抱きしめる腕が、怒りと情けなさで震えました。
「この人と、この先やっていくなんて無理だ…」
出産という人生の節目で、私は彼との離婚を決意したのです。
彼は今…

ちなみに、ハルトには相応の報いが待っていました。
私との関係が会社にバレて、降格と左遷を言い渡されたのです。
収入が下がったなか、彼は1人で散らかった汚い部屋で、ビールをあおる寂しい生活を送っているらしい。
でも、それを聞いても私の心は晴れませんでした。
子どもを抱きながら、涙が溢れて止まりません。
「浮気なんて…誰も幸せになれない…」
あんなに欲しかった彼との生活。
誰かを傷つけてまで手に入れたかった未来。
最初から、こんなことはするんじゃなかった。
人を傷つけた代償は、あまりにも大きいと気づいたときにはもう手遅れだったのです。
最後に
もし今、あなたが周囲を傷つける選択をしようとしているなら、一度立ち止まって鏡を見てください。
そこに映るあなたは、本当に心から笑えていますか?
信頼とは、積み上げるのには時間がかかりますが、崩れるのは一瞬。
特に「不誠実」から始まった関係は、一度疑念が芽生えると、自分自身を疑心の闇に突き落とすことになります。
今の苦しみは、未来の自分への警告かもしれません。
自分を本当に大切にするということは、誰かに依存することではなく、自分自身の選択に誇りを持てる生き方をすること。
過去の執着を手放し、まずは自分自身が「誠実であれる環境」へと一歩踏み出してみませんか?
作画:標野
※愛カツ編集部が独自に収集した実際の体験談をもとに記事化しています
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