「庶民の味覚じゃ分からないわよ」と見下す義姉→嫁に手料理対決を挑んだ結末
「育ちが出るわよね、こういうところに」
義姉は夫の兄の妻で、実家は地元で名の知れた資産家です。結婚当初から「庶民的で気楽でいいわね」と微笑みながら、私の家庭をさりげなく見下してきました。親族の集まりで私が作った煮物を口にして「うん、おふくろの味って感じ」と言い、鼻で小さく笑う。
褒めているようで、どこか上から見ている空気をいつも漂わせています。夫は「気にするなよ」と言いますが、何年も積み重なった小さな棘は、簡単には抜けませんでした。
「私と料理対決しない?」
正月の親族の集まりでのこと。義姉が突然、にっこり笑ってこう言いました。「ねえ、今度みんなの前で手料理を出し合わない?どっちが美味しいか食べ比べてもらいましょうよ」。
周りが「面白そう」と盛り上がる中、義姉はこちらを見て「もちろん、無理にとは言わないけど」と付け加えました。
断れない空気だと分かっていて言っている。その余裕の表情が、逆に私の背中を押しました。「いいですよ、やりましょう」。義姉は一瞬だけ目を見開き、すぐに自信たっぷりの笑顔に戻りました。
全員が指さしたのは
対決の日。義姉はブランド牛のローストビーフと高級キノコのポタージュ。私は鶏むね肉のしっとり煮と、野菜たっぷりのミネストローネを用意しました。親族8人がそれぞれ食べ比べ、「美味しいと思った方」に手を挙げる形式です。
結果は、全員が私の料理を選びました。義姉の顔からすっと血の気が引くのが分かりました。「庶民の味覚じゃ分からないわよ」。震える声でそう言った義姉に、黙って見ていた義母が口を開きました。
そして...
「普段から人を見下さなければ、恥をかかずに済んだのよ」。義母の声は淡々としていて、だからこそ部屋中に響きました。義姉は何も言い返せず、唇を噛んでうつむいています。
実は私は結婚前、都内の有名レストランで3年間修業していたことがあります。義姉には一度も話したことはありませんでした。
一度も聞かれなかったから。ましてや、聞く気もなかったのだろうと思います。人を「庶民」と決めつける人は、相手の中身を知ろうとしない。あの日、初めてそう確信しました。
(30代女性・専業主婦)
本記事は、読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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