「ぶっちゃけさ」が口癖の私。初対面の人間に正論をかまされて何も言い返せなくなった
正直なだけだと思っていた
「ぶっちゃけさ」という前置きが私の癖でした。その後に続くのは、思ったことをそのまま言葉にしたもの。「その服似合ってない」「その彼氏はやめた方がいい」「その仕事、大丈夫?」。友達のために正直に言ってあげている、そう思っていたのです。言われた友達は笑ってごまかすか、「そうかな」と曖昧に返すだけ。誰も反論しないから、自分の意見は正しいのだと思い込んでいました。今思えば、反論できない空気を作っていたのは私自身でした。
誰も私に逆らわなかった
グループの中で、私はいつも中心にいました。発言力があると思っていたし、皆が私の意見を聞いてくれていると感じていました。「ぶっちゃけさ」と言えば、皆が黙って聞く。それが当たり前になっていたのです。でも本当は、皆が私の顔色を伺っていただけだったのかもしれません。「冗談が通じない人」と思われたくなくて、傷ついても笑っていたのかもしれません。そんなこと、考えたこともありませんでした。
初対面の人に言われた言葉
ある日、グループに友達の友達が加わりました。初対面の人がいても、私はいつも通りでした。「ぶっちゃけさ、もう少し痩せた方がいいよね」。いつもの調子で言いました。すると、その初対面の人が言ったのです。「え、なんでそんなこと言うの?失礼じゃない?」と。私は驚いて「いや、本当のことだし」と返しましたが、彼女は続けました。「本当のことでも言っていいことと悪いことがあるでしょ」と。
そして...
今まで誰も、そんなことを言ってこなかったからです。反論しようとしましたが、言葉が出てきませんでした。周りを見ると、誰も私の味方をしていない。いつもなら笑ってくれる友達も、黙っていたのです。
帰り道、「あの子、空気読めないよね」と言いました。でも誰も同意してくれませんでした。それどころか「むしろ言いたかったこと言ってくれた」と言われたのです。他の友達も「私も思ってた」と続きました。私は初めて気づきました。皆、ずっと我慢していたのだと。
「正直に言ってあげてる」つもりが、ただ人を傷つけていただけだった。「サバサバしてる」と思っていた自分は、ただ無神経なだけだった。あの日から、私は「ぶっちゃけ」と言う前に一度立ち止まるようになりました。その言葉は本当に相手のためになるのか。ただ自分が言いたいだけではないのか。考えるようになったのです。
(20代女性・会社員)
本記事は、読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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