彼女とのデートで「どこでもいい」と言いながら全部却下していた俺。彼女に甘えていた自分に気づいた日
深く考えていなかった
「明日どこ行く?」と聞かれると、俺は「どこでもいいよ」と答えていました。本当にどこでもよかったのです。彼女が決めてくれるなら、それに乗っかればいい。そう思っていました。でも、彼女が提案してくると「うーん」となる。「うーん、カフェって感じじゃないな」「最近見たいのない」「人混み疲れる」。そうやって却下していると、最終的に「じゃあいつもの店でいいよ」と言ってしまう。毎回同じパターンでした。
彼女の負担に気づいていなかった
俺にとっては、ただの会話のやり取りでした。どこでもいいけど、ピンとこないものはピンとこない。それを正直に言っているだけ。そう思っていました。彼女がデートの前日に色々調べていることは知っていました。天気や混雑状況まで確認して、いくつも候補を用意してくれていたことも。
でも「好きでやってるんだろう」くらいに考えていたのです。自分が楽をしていること、彼女に全部押し付けていることに、気づこうともしていませんでした。
「あなたが決めて」と言われた日
いつものようにデート先の話になったとき、彼女から予想外の言葉が返ってきました。「今回はあなたが決めて」と。俺は「えっ、俺?」と聞き返しました。「いつも私が提案して、あなたが却下するでしょ。だから今回はあなたが考えてみて」と。「いや、俺はどこでもいいから」と返すと、彼女はこう続けました。「どこでもいいなら、私が決めた場所に文句言わないでね。文句を言うなら自分で決めて」と。
そして...
その言葉に、俺は何も言い返せませんでした。確かに、俺は彼女の提案に毎回ダメ出しをしていた。自分では何も決めないくせに。「分かった、俺が決める」と言ったものの、いざ考えると難しい。彼女が喜ぶ場所、混んでいない場所、値段、アクセス。全部考えていたら、全然決まらない。彼女は毎回、こんなことをやっていたのか。
当日の朝になっても決められず、彼女から「今日どこ行くの?」と連絡が来たときは焦りました。「ごめん、まだ決まってない」と返しながら、必死にスマホで検索しました。なんとか決めた場所に向かい、「ここでいい?」と聞くと、彼女は笑顔で「いいね、楽しみ」と言ってくれた。
帰り道、俺は素直に謝りました。「お前、毎回こんなに考えてたんだな。大変だったよな、ごめん」と。二人のデートなんだから、二人で考えるのが当然だった。それすら分かっていなかった自分が、本当に情けなかったのです。あの日から、俺は週末が近づくと自分から行き先を調べるようになりました。「どこでもいい」なんて言葉が、どれだけ無責任だったか。今ならよく分かります。
(20代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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