毎朝「おはよう」を送り続けた私と、既読スルーし続けた彼→送るのをやめた3日目、届いたLINEに言葉を失い...
既読がつくだけの朝
朝6時半。目覚ましを止めて最初にすることは、彼に「おはよう」とLINEを送ることでした。付き合い始めた頃からの習慣で、特別な意味はありません。ただ、朝起きて最初に顔が浮かぶ人に挨拶をしたかっただけ。
でも彼からの返事が来たことは、数えるほどしかありません。既読はつく。でも返信はない。「おはよう」の4文字すら返ってこない朝が、もう何百回と積み重なっていました。最初は「忙しいんだな」と思っていたその沈黙が、少しずつ重さを増していったのです。
「忙しいから」の一言
ある夜、思い切って「おはようくらい返してよ」と伝えました。責めるつもりはなかったのです。彼は画面から目を上げずに「忙しいから」と一言。それだけでした。「既読つけてるなら3秒で返せるよね」と言いかけて、やめました。たった4文字の返事がそんなに大変なことなのか。考えるほど虚しくなりました。
その夜、布団の中でスマホを握りしめながら、ふと思ったのです。毎朝送っているこの「おはよう」は、彼にとって何なんだろう。既読だけつけて閉じられるメッセージに、私はどれだけの気持ちを込めていたんだろう、と。
送らなくなった朝
翌週の月曜日から、おはようLINEを送るのをやめてみました。やめると決めた朝、不思議と寂しさはありませんでした。もう十分待ったという気持ちと、少しだけ試してみたいという気持ちが混ざっていたのかもしれません。
1日目、2日目。彼からは何の連絡もありません。やっぱりな、と思いました。「おはよう」がなくなったことにすら気づかないのかもしれない。そう思ったとき、悲しさよりも、どこか冷めた気持ちが広がっていきました。
3日目の昼前。彼から珍しくLINEが届きました。「今日もおはようないけど、体調悪い?」。ロック画面に浮かんだ通知を見つめたまま、LINEを開くことができませんでした。声も出ませんでした。笑えばいいのか、怒ればいいのか。返事がないと不安になるの? それ、毎朝私が感じていたことなんだけど。
そして...
結局、私はそのLINEに返信しませんでした。意地悪をしたかったわけではありません。ただ、私が毎朝あなたに送っていた気持ちの重さを、同じ形で知ってほしかった。
たった3日で気づいたのなら、あの何百回の朝には気づけなかったのかな。送るのをやめて初めて、あの「おはよう」が私にとってどれほど大切な時間だったのかを、自分でも思い知りました。
翌朝、彼から初めて「おはよう」のLINEが届きました。たった4文字。でもそこには、今まで感じたことのない重さがありました。少し迷って、私も「おはよう」と返しました。
(20代女性・公務員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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