「私のおかげだよね」が口癖だった私。合コン前のLINEがバレて、立場が一瞬で逆転した話
便利すぎたカード
実際、あの合コンを企画したのは、気になっていた男性と飲みたかったからです。
でも女子が一人足りなくて、「誰でもいいか」と思って彼女を誘いました。「明日の合コン、数合わせの子がいるの。同じ部署になんか地味な子いなかった?あの子だよ」と何人かの男性に言った気がします。正直、彼女のことは頭数としか思っていませんでした。
それが蓋を開けてみたら、男友達の彼と彼女がくっついていたのです。
私は、狙っていた男性に振られてしまい、内心おもしろくありませんでした。けれど、「私が紹介してあげた」と言えば彼女が気を遣ってくれることにすぐ気づきました。幹事を頼むとき、合コンの人数が足りないとき、「紹介してあげたよね」の一言を添えれば断られない。本当に便利なカードでした。
感謝されて当然だと思っていた
自分の誕生日パーティーの幹事も、もちろん彼女に頼みました。会場探しからケーキの手配まで全部やってくれて、当日は完璧でした。帰り際に「やっぱり持つべきものは友達だよね。私がきっかけを作ってあげた恩、ちゃんとわかってるよね」と言ったのは、半分冗談で半分本気。
正直、彼女が少し疲れた顔をしていたのは気づいていました。でも「断らない子だから大丈夫」と思っていたのです。あの頃の私は、彼女の優しさを「都合のいい性格」としか見ていませんでした。
ある日のLINE
いつものように「今度の飲み会、幹事やってくれない?私がきっかけを作ってあげたよね」とLINEを送りました。いつもならすぐ「わかった」と返ってくるのに、その日は既読がついたまましばらく返信がありませんでした。届いた返事は「ごめんね、もう幹事はできない。あと、彼氏と仲良くなるきっかけを作ってくれたことはありがたいと思ってるけど、毎回それを理由に頼みごとされるのは正直つらかった」。
画面を見て、カッとなり、「は?恩知らず」と反射的に打って送信してしまいました。
そして...
恩知らず。自分で打った言葉が、画面の上でこちらを見ている気がしました。
思い返してみれば、あの合コンに彼女を誘ったとき、私は「数合わせ」と言っていました。名前すらきちんと伝えていなかったのです。それなのに、その出来事を「私のおかげ」と都合よく言い換え、この一年ずっと恩に着せ続けてきました。
自分に都合よく“恩”に仕立て、立場を保つために使い続けていたのは、ほかでもない私でした。
(20代女性・会社員)
本記事は、読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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