夫に「お前のLINEは用件だけでいい」と言われた妻が、本当に用件だけにした結果
夫からの「いらない」
共働きの私たちにとって、LINEは大切な連絡手段でした。私は仕事の合間に「今日ランチが美味しかったの」「帰り道にいた猫が可愛かった」と、何気ない日常を送っていたのです。夫からの返信は「へー」「ふーん」が多かったものの、既読がつくだけでどこか安心していました。
けれどある夜、夫からこんなLINEが届きました。
「お前のLINEは用件だけでいい。日常報告いらないから」
私なりに夫とのつながりを保とうとしていたつもりでしたが、夫にとってそれは「いらないもの」だったのです。
用件だけの毎日
翌日から、私はLINEの送り方を変えました。
「今日遅くなる」「牛乳買ってきて」「明日燃えるゴミの日」
それだけ。絵文字もスタンプもなし。夫が求めた通り、感情を一切はさまない、事務的なやり取りに徹したのです。最初の頃、夫は特に何も言いませんでした。むしろ快適そうに見えたほどです。私は少し寂しかったけれど、「これが夫の望んだ形なんだ」と自分に言い聞かせ、淡々と日々を過ごしていきました。
届いた長文
そんな生活が1ヶ月ほど続いたある晩のこと。仕事を終えてスマホを開くと、夫から見慣れない長さのLINEが届いていました。
「最近どうしてる?前はいろいろ送ってくれてたのに、最近全然なくて…正直ちょっと寂しい」。
思わず画面を二度見しました。あなたが「いらない」と言ったから、やめたのに。戸惑いと同時に、少しだけ込み上げるものがありました。夫は私の日常報告を「不要」と切り捨てたつもりでも、実際に失って初めてその重みに気づいたのかもしれません。
そして...
その夜、私は「用件だけでいいって言ったの、覚えてる?」と送りました。夫はしばらく既読のまま黙っていましたが、やがて「…ごめん。あのときは本当に悪かった」と返信がありました。
夫はあの日から、自分の方から「今日どうだった?」と聞いてくれるようになりました。言葉にしなければ伝わらないこと、失ってから気づくことがある。私たちはもう一度、不器用でもお互いの日常を交わし合う練習を始めています。
(30代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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