「俺のこと好きじゃないでしょ」と何度も聞いた僕→その本当の理由を彼女に見抜かれ制裁されました
自分でもわかっていた「ずるさ」
彼女との関係に不満があったわけではありません。一緒にいると安心できるし、何気ない日常が心地よかった。それは本当のことです。けれどある時期から、僕はSNSを通じて元カノと連絡を取るようになっていました。
最初は他愛もないやり取りのつもりでした。やり取りが続くうちに返信が楽しみになり、通知が来るたびにスマートフォンを確認するようになっていました。彼女の隣でそうしている自分が、どこかおかしいことにはうすうす気づいていました。
彼女のせいにしようとした夜
しかし、うしろめたさは、日に日に大きくなっていきました。彼女と目が合うたびに、「もしかして気づかれているんじゃないか」という不安がよぎる。その居心地の悪さに耐えきれず、僕はある晩、「俺のこと好きじゃないでしょ」とつい口にしてしまったのです。
自分でも驚くほど情けない言葉でした。本当は、自分の心がよそを向いていることを、彼女のせいにしたかっただけなのです。何度も同じことを聞いて、彼女が困ったような顔をするたびに、自分のずるさを突きつけられているようで、余計に苦しくなっていたのです。
差し出された事実
ある夜、彼女が落ち着いた声で「少し話したいことがある」と言いました。その穏やかさに、かえって背筋が伸びるのを感じたのを覚えています。
「好きじゃないでしょって聞いてきた理由、本当はわかってるよね」
彼女は声を荒らげることも、泣くこともなく、僕がしてきたことを淡々と並べていきました。怒鳴られるよりもずっと堪えるその静けさの中で、僕はようやく自分がどれほどひどいことをしていたのか、正面から思い知らされたのです。
そして...
長い沈黙のあと、僕は「ごめん」と言いました。それしか言えなかった、というのが正直なところです。その場しのぎの言い訳をする気力もなく、ただ自分のしてきたことの重さが、ずしりとのしかかっていました。
元カノとの連絡はその日のうちにすべて断ちました。信頼を壊すのは一瞬でも、取り戻すのには長い時間がかかる。それでも、彼女がもう一度向き合ってくれるのなら、今度こそ誠実でいたい。不安なことは正直に口に出し、ずるい問いかけで相手を試すようなことはもうしない。あの夜を境に、僕は少しずつ、そう思える自分に変わり始めています。
(20代男性・自営業)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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