「夫婦なんだから言わなくても分かるでしょ」と言われて → 私が何も言わなくなった結果
言葉にしても否定される日々
体調が悪い日、仕事で疲れた日、些細なことでも夫に伝えようとしていました。「今日は頭が痛くて」「ちょっと手伝ってほしいんだけど」。そんな言葉を口にするたびに返ってくるのは、「そんなことで」「俺だって疲れてる」という反応でした。
夫は悪気があるわけではないのだと思います。ただ、私の言葉を真剣に受け止めてくれることはありませんでした。
「夫婦なんだから言わなくても分かるでしょ」。この言葉を何度聞いたか分かりません。でも実際には、言っても分かってもらえないのです。次第に私は、伝えることそのものに疲れていきました。
何も言わなくなった私
ある日を境に、私は夫に何も言わなくなりました。体調が悪くても黙って家事をこなし、困ったことがあっても一人で解決するようになったのです。言葉にしても否定されるなら、最初から何も言わない方が楽でした。
夫は何も気づいていないようでした。私が黙々と家事をこなし、笑顔で接していれば、それで問題ないと思っていたのでしょう。でも私の中では、言葉にできない思いが少しずつ積み重なっていきました。夫婦の会話は天気や晩ご飯のメニューといった表面的なものだけになり、私の本当の気持ちを伝えることはなくなっていったのです。
夫の変化
そんな日々が続いたある日、夫が戸惑ったような表情で私を見つめていることに気づきました。「何か元気ないけど大丈夫?」と聞かれましたが、私は「大丈夫」とだけ答えました。
そして「俺に何も相談してくれないよね」というその言葉を聞いた瞬間、私は思わず笑ってしまいました。私が伝えるのをやめた理由を、彼はまだ分かっていなかったのです。
そして...
私は、これまでのことを正直に話しました。言っても否定されることが続いて、伝えることに疲れてしまったことを。
その時、夫は黙って話を聞いていました。そして、ぽつりと「ごめん。俺、ちゃんと聞いてなかったんだね」と謝ってくれたのです。
それから私たちは、少しずつですが、お互いの言葉に耳を傾けるようになりました。
(20代女性・販売員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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