彼の家で終電を逃した夜→「タクシーで帰れば?俺、眠いし」の一言で、私の中で全てが終わった
終電を逃してしまった夜
その日は彼の部屋で映画を観ながら、たわいもない話で盛り上がっていました。いつもは終電の時間を気にしているのですが、この日は会話が楽しくて、つい時間を忘れてしまったのです。ふと壁の時計に目をやると、終電の時間をとっくに過ぎていました。慌ててスマホで確認しましたが、やはり最終電車は出た後。
どうしようと焦る気持ちと、もしかしたら泊めてくれるかもしれないという期待が入り混じっていました。彼はソファに座ったまま、少し疲れた様子で「あ、もうこんな時間か」と呟きました。
予想外の一言
「終電、なくなっちゃった」と私が言うと、彼はあくびしながら「そっか」と短く答えました。少しの沈黙の後、私は彼が提案してくれるのを待っていたのですが、返ってきたのは「タクシーで帰れば?俺、眠いし」という言葉でした。
タクシー代は決して安くありません。それ以上に、心配してくれる様子もなく、ただ自分の眠気を優先するような言い方に、正直ムカつきました。彼は悪気がある様子ではなく、むしろ当然のことを言っているかのような表情でした。
冷めていく気持ち
そのとき、今まで見えていなかった彼の本質が見えたような気がしました。私のことを大切に思ってくれているのだと信じていたけれど、実際には自分の都合や快適さの方が優先なのだと気づいてしまったのです。
今まで小さな違和感を感じることはあっても、好きだからと目をそらしてきた部分が、一気に浮き彫りになりました。彼は私の表情の変化に気づいていないようで、すでにスマートフォンでタクシーを呼ぼうとしていました。この人とこの先も一緒にいたいのか、自分の心に問いかけると、答えはもう出ていました。
そして...
私はタクシーに乗り込み、夜の街を眺めながら帰路につきました。数日後、私は彼に別れを告げました。あの一言で全てが終わったような気持ちでしたが、同時に大切なことに気づけた夜でもあったのです。
少し寂しい気持ちもありましたが、前を向いて歩き出すための一歩を踏み出せた夜になりました。
(20代女性・看護師)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作しています。個人が特定されないよう、一部内容を編集しています。
(ハウコレ編集部)
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