「ちょっとだけ」のつもりだった→妹に甘え続けた私が、娘の一言で目を覚ました日
「自分の時間がほしい」、それだけだった
5歳の娘を育てながらの毎日は、思っていた以上に余裕がありませんでした。朝から晩まで娘中心の生活。自分のことは常に後回しで、ふと鏡を見たときに映る自分の姿に、どこか寂しさを感じることが増えていったのです。
「少しだけ、自分のための時間がほしい」。その気持ちは本当でした。最初に妹に「セミナーに行きたいから、娘を少し見ていてくれない?」と頼んだとき、妹は快く引き受けてくれました。
久しぶりに一人で過ごす時間は新鮮で、帰宅したときには気持ちもすっきりしていたことを覚えています。妹も「楽しかったよ」と笑ってくれて、娘も嬉しそうで、誰も困っていない。そう思えたことが、次のお願いへのハードルを下げてしまったのだと思います。
気づけば「当たり前」になっていた
月に一度だった頼みごとは、いつの間にか増えていき、気づけば土日のどちらかはほぼ毎週、妹に娘を預けるようになっていました。「ヨガのレッスンがあって」「エステの予約が入って」と理由をつけていたものの、毎回きちんとした予定があったわけではありません。妹に娘を預けたあと、実際にはソファに寝転がってドラマを見ていた日もありました。
「たまにはいいよね」と自分に言い訳をしながら、私は妹の優しさに甘え続けていたのです。妹が言いにくそうに断ろうとする気配を感じたこともありました。でも「家族でしょ?」「娘もあなたに懐いてるし」とかわしてしまう自分がいて。妹の表情を、きちんと見ようとしていなかったのだと思います。
娘の一言で、食卓が静まった日
お正月の親戚の集まりでのこと。祖母に「最近、何か習い事でもしてるの?」と聞かれ、私は「うん、いろいろ頑張ってるの」と答えました。見栄もあったかもしれません。
その直後、隣に座っていた娘が声を上げました。
「ママね、おべんきょうじゃないよ。いつもスマホでドラマ見てるの。あたしはおばちゃんのおうちに連れてかれるの」。
食卓の空気が一瞬で変わったのが分かりました。親戚の視線が一斉にこちらに向けられ、祖母が「娘を預けっぱなしにしてるの?」と問いかけてきたとき、何も言い返せませんでした。恥ずかしさと申し訳なさで、ただうつむくことしかできなかったのです。
そして...
私は妹に何と言えばいいか分からず、「……ごめん。甘えすぎてた」と絞り出すのが精一杯でした。
あの日から、私は娘を預ける前に必ず「今週末、大丈夫?」と確認するようにしています。以前の自分なら押し切っていたかもしれないその場面で、「分かった、ありがとう」と言えるようになったことは、私にとって小さくない変化でした。
子どもは全部見ている。そしてその目は、いつだって正直です。あの日の娘の言葉は、母親としての私を静かに立ち止まらせてくれたと思います。
(30代女性・パート)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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