いつも塩対応の彼から突然「ちゅっ♡」と甘いスタンプが→「間違えた」と慌てる彼に違和感
塩対応が当たり前だった日々
彼と付き合い始めてから、そういう言葉をもらった記憶はほとんどありません。「好き」と言われたのは告白のときくらいで、普段のLINEは業務連絡のようなやり取りばかり。
「了解」「わかった」「また連絡する」。それが彼の定型文でした。
友人からは「冷たくない?」と心配されることもありましたが、私は「そういう人だから」と自分に言い聞かせていたのです。照れ屋なだけで、本当は優しい人。そう信じて、物足りなさを感じる自分の気持ちに蓋をしていました。
デートの約束も、彼からの提案はほぼなく、いつも私から切り出す形。それでも会えば楽しい時間を過ごせたので、このままでいいと思い込んでいたのかもしれません。
届いた甘いスタンプ
その日は、いつも通りの夜でした。仕事を終えて帰宅し、いつものようにスマホを開くと、彼からのLINE通知が目に入りました。開いてみると、そこにあったのはハートに囲まれたキャラクターが「chu」としているスタンプ。
思わず二度見してしまいました。こんなスタンプ、彼が使うはずがない。何かの間違いでは、と混乱しながらも、心のどこかで嬉しさがこみ上げてきたのを覚えています。
すぐに「どうしたの?珍しいね」とメッセージを送ると、数分後に返信が届きました。
「ごめん、間違えた」。たった一言、それだけ。私は「そうなんだ、びっくりしたよ」と返しましたが、胸の奥に小さな引っかかりが残りました。
隠しきれなかった真実
違和感を抱えたまま数日が過ぎたころ、彼のスマホに届いた通知が偶然目に入ってしまいました。画面に表示された名前は、知らない女性のもの。そしてメッセージの冒頭には「はやく会いたい♡」という文字が見えたのです。
問い詰めると、彼は最初こそ否定しました。しかし私が「あのスタンプ、本当は誰に送るつもりだったの」と聞くと、彼は黙り込んでしまいました。沈黙が、何よりの答えでした。
「ただの友達だから」「大したことじゃない」。彼の言い訳は、私の心にまったく届きませんでした。塩対応だったのは、私に対してだけ。その事実が、何よりも深く胸に刺さりました。
そして...
最後に送ったLINEは「今までありがとう。お元気で」という短い言葉だけ。彼からの返信は、ありませんでした。
別れてから気づいたことがあります。私はずっと「愛されていない自分」を見ないふりしていたのだと。塩対応を「彼の性格」と受け入れていたのは、本当の関係に向き合う勇気がなかったからかもしれません。
傷は完全には癒えていないけれど、前を向いて歩き出した自分を、少しだけ誇らしく思えるのです。
(20代女性・公務員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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