Q. 寒さで熟睡できません。冬も快眠するコツはありますか?【日本睡眠学会所属医師が回答】
【日本睡眠学会所属医師が回答】寒さや乾燥によって、睡眠の質が下がりやすい冬。重要なのは、寝室の温度と湿度の適切なバランスです。寒い季節も朝までぐっすり眠るための、最適な寝室環境のつくり方を解説します。(※画像:amanaimages)
Q. 寒さで熟睡できません。暖房は喉が痛くなり苦手なのですが、冬も快眠するコツはありますか?
Q. 「最近、寒さで寝つきが悪く、夜中も何度も目が覚めてしまいます。暖房は喉が乾燥して痛くなるのが嫌なので、寝る前には消しています。朝までぐっすり眠るために、できることはあるでしょうか?」
A. 冬の寝室は、16~19度が適温です。湿度とのバランスもしっかり考えましょう
寒い季節は、寝室の環境によって眠りの質が大きく変わります。冬用の布団を使う場合の理想的な室温は、16~19度ぐらいと考えられています。軽く羽織る程度の服装で寒くないと感じる温度が目安です。寒過ぎる寝室では交感神経が刺激され、寝つきも悪くなってしまうため、適度に暖めることが大切です。
布団の中も快眠に大きく影響します。布団が冷えていると寝つきにくくなるため、就寝前に湯たんぽなどで温めておくとよいでしょう。電気毛布は睡眠中の自然な体温調節を妨げるため、使用は寝る前までにしましょう。
暖房のつけっぱなしは乾燥が気になるとのことですが、寝室は湿度も重要です。冬は暖房の有無にかかわらず乾燥しやすい季節のため、室内の湿度も低くなります。湿度が低過ぎると、喉や鼻が乾燥し、やはり睡眠の質が落ちてしまいます。快適な湿度の目安は50%前後です。加湿器や濡れタオルを活用して、上手に調整しましょう。
ただし、加湿のし過ぎにも注意が必要です。気温が下がる明け方には湿度が上がり過ぎて、結露やカビの原因になることがあります。湿度計を活用し、快適な環境を保つことが、冬の良質な眠りにつながります。
日本を睡眠先進国にするため、正しい快眠習慣の普及に努める専門医。日本医師会、日本睡眠学会、日本コーチ協会所属。医師とビジネス・コーチという2つの仕事を活かし、医学・生理学と行動計画の両面から睡眠の質の向上に役立つ情報を発信している。
執筆者:坪田 聡(医師)
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