「子どもたちのために残業」と言っていた保育士の彼氏→実は同僚と“こっそり会っていた”と知り、保護者会で鉢合わせした話
信じていた「残業」の日々
彼とは共通の友人を通じて知り合い、交際を始めて2年が経っていました。保育士として働く彼は、普段から子どもたちの話を楽しそうにしてくれて、その姿に惹かれたのを覚えています。穏やかで誠実そうな人柄に、私は安心感を抱いていたのです。
ただ、ここ数カ月は会える時間がめっきり減っていました。「発表会の準備があって」「保護者対応が長引いて」と、理由はいつも仕事関連。子どもたちを大切にしている証拠だと思い、私は「頑張ってね」と送り出し続けていました。寂しさはあったものの、彼を信じることに迷いはなかったのです。
偶然目にした、残業の「真実」
ある週末、友人との食事の帰り道でのこと。駅前のカフェから出てくる彼の姿が目に入りました。隣には若い女性がいて、二人は親しげに腕を組んでいたのです。一瞬、見間違いかと思いました。けれど、振り向いた彼の顔は間違いなく私の知っている人でした。
後日、思い切って問いただすと、彼はあっさり認めました。相手は同じ保育園で働く同僚の保育士。「一緒に仕事してるうちに、自然とそうなった」と、まるで仕方なかったかのような言い方。あれほど信じていた「残業」の正体が、彼女との時間だったのだと知り、言葉を失いました。
保護者会で思わず口にした言葉
それから間もなく、私は姉に頼まれて甥の保育園の保護者会に同席することになりました。会場に着いて驚いたのは、それが彼の勤める園だったことです。
さらに、保護者への挨拶の場で彼と例の同僚が並んで立ち、そろって「今年度のクラス担任です」と紹介されました。場が和むように、周囲から「お二人、息ぴったりですね」という声も上がります。
その瞬間、胸の奥がひやりとしました。自分の感情だけで場を乱してはいけないと思う一方で、説明のないまま“何事もなかったように”進んでいく空気に、どうしても耐えられませんでした。
気づけば私は、静かに、でもはっきりと言っていました。
「すみません。私事で申し訳ないのですが、確認させてください。お二人は交際されています。私はつい最近まで彼とお付き合いしていました。園として、保護者への説明や対応はどのようにお考えでしょうか」
会場は一瞬で静まり返りました。彼は青ざめた顔で言葉を失い、隣の彼女も視線を落としたまま。私は感情的に叫んだわけではありません。ただ、保護者の方々が安心して預けられるように、園としての説明が必要だと思ったのです。
そして...
保護者会の後、園には複数の保護者から問い合わせがあったそうです。職場内の交際そのものが悪いわけではありませんが、二人の対応や説明に不信感を抱いた方も少なくなかったと聞きました。結果として、彼と彼女は年度途中でその園を退職することになったのです。
私があの場で発言したことが正しかったのか、今でも分かりません。ただ、嘘をついて誰かを傷つけていた人たちが、何事もなかったように子どもたちの前に立ち続けることに、どうしても納得がいかなかったのです。
あれから少し時間が経ち、私は静かに日常を取り戻しています。裏切られた悲しみは簡単には消えないけれど、自分の気持ちに正直でいられたことに後悔はありません。次に誰かを好きになるときは、誠実さを何より大切にしたい。そう思いながら、私は少しずつ前を向いて歩いています。
(20代女性・受付業)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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