彼「花なんて無駄」→カードの明細に“花の定期便”...→送り先を見て固まった私に、彼が語った本当の理由
明細に並んだ「花の定期便」の文字
共働きの我が家では、家計管理は私の担当です。ある夜、何気なく夫のカード明細をチェックしていた私は、思わず目を疑いました。 月額2,980円、「フラワーサブスクリプション」の文字。
それは、3カ月前から毎月欠かさず引き落とされていました。「花なんて無駄だ」と断言していた夫が、なぜ? 私の誕生日にも、結婚記念日にも、我が家に花が届いたことなんて一度もありません。
膨らむ不安と疑念
「私じゃないなら、誰に届けているんだろう」 一度疑い始めると、悪い想像ばかりが膨らみます。もしかして隠し事をしているの? それとも、誰か別の女性が?
問い詰めたいけれど、本当のことを聞くのが怖くて、その日はスマホを握りしめたまま、なかなか眠りにつけませんでした。
花を届け続けていた本当の理由
数日後、私は意を決して夫に尋ねました。「ねえ、この花の定期便って何?」 夫は一瞬、ハッとしたように表情を硬くしましたが、やがて観念したように自分のスマホを見せてくれました。
画面に表示された送り先は、見知らぬ女性の家ではなく、隣県にある「義母の自宅」でした。 夫が静かに理由を話し始めます。3カ月前に義母が体調を崩して入院したこと。退院後もなかなか外に出られない日々が続いていること。
「母さん、昔から花が好きだったから。見舞いに行けない代わりに、何か元気が出るものをと思って...」と照れくさそうに笑う夫。
そこには、私が疑ってしまったのが申し訳なくなるほどの、真っ直ぐな優しさがありました。
そして...
後日、家族で義母の家を訪ねると、玄関には届いたばかりの淡いピンクのカーネーションが飾られていました。「毎週届くのが本当に楽しみなのよ」と嬉しそうに微笑む義母。その笑顔を見て、私の胸の中のモヤモヤも、温かい気持ちへと溶けていきました。
帰りの車の中で、夫がぽつりと呟きました。 「来月から、うちにも届くようにしようか」 枯れるものを拒んでいた夫が、花が運ぶ「笑顔」に気づいてくれた。これからは我が家にも、優しい彩りが加わりそうです。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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